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POWER PUSH! 2009年3月のアーティスト
Morning Sun / 清 竜人

Morning Sun / 清 竜人

アーティスト

Morning Sun / 清 竜人

プロフィール

1989年5月27日生まれ。大阪府出身
※名前の読み方は「キヨシ リュウジン」です。
15歳が終わろうとしていた春、ギターでオリジナル曲を作り始める。
2006年夏夏、全国高校生バンド選手権「TEENS ROCK IN HITACHINAKA 2006」に出場し、見事グランプリを受賞、副賞として同年のROCK IN JAPAN FESへの出場を果たす。彼のデモテープを聴いたクァク・ジョヨン監督(「猟奇的な彼女」)自身からの異例とも言えるオファーにより「僕の彼女はサイボーグ」の挿入歌に採用されるなど、早い時期から楽曲の質の高さは各方面から評価されていた。 この楽曲は2月よりGreen Road Project by KDDIのCM楽曲となり放送開始されています。

Power Push! Interview

幸福と悲しみがヒューマニスティックに溶け合っているような忘れがたきその声。
末永く聴き継がれることを約束されたようなそのメロディ。無邪気な言葉遊びと静かな心の声をありのままに綴るその歌詞。
それらが求めるままに鳴らされる時にフォーキーで、時にファンキーなそのサウンド。
何もかもが音楽としての普遍的な感動に包まれている。清 竜人。

現在19歳の彼が紡ぐ音楽は、これから多くの人の大切な何かを響かせることだろう。
3月のPower Pushはデビュー・アルバム『PHILOSOPHY』の先行シングルで、既にau Smart SportsのCMソングとして大量オンエアされている「Morning Sun」。
まずはこの曲で清 竜人の音楽との出会いを果たしてほしい。

洋楽と邦楽の壁やジャンルの記号性からあらかじめ解き放たれた、ただただ音楽、歌としての感動を覚えました。

清:(恐縮しながら)ありがとうございます。

デビュー・アルバム『PHILOSOPHY』が完成した率直な感想はいかがですか?

清:アルバムに収録されている9曲が完成するまでは、心身ともに張りつめていたような感じもあったんですけど。いざアルバムが完成すると気が抜けたというか、楽になったというか(笑)。

3歳からピアノをはじめたそうですが、それが最初の音楽体験ということになりますか?

清:はい。物心つく前からピアノを弾いていたという感じで、いちばん古い記憶はピアノを弾いているときのことなんですよ。だからピアノを弾くことは楽しいとか楽しくないとか、そういう感覚ではなかったですね。

あらかじめ身体に、生活に、馴染んでいることというか。

清:そうですね。でも、練習嫌いだったことは確かですね(笑)。

リスナーとして音楽を意識的に聴きはじめたのはいつごろですか?

清:小学生のときは自分でCDを買ったこともなかったですし、父親が家で流している音楽を聴いたりとかそういう感じでしたね。父親は音楽好きなので、たまにクラシックやジャズのコンサートに連れていってもらうことがありました。中学に入ってからもクラスメートが聴くような音楽を一緒に聴いたりする程度で、そんなに音楽を深く聴いたり入り込んだりすることはなかったですね。

それから15歳のときにギターを手にして曲をつくりはじめるんですよね。それはどういう流れで?

清:叔母が外から拾ってきたモーリスのアコースティック・ギターが家の倉庫のなかにあったんですね。深く音楽を聴いてはいなかったんですけど、なんとなくバンドでもやってみようかなという時期と重なって、そのギターで練習をしはじめたという感じでした。

ギターは、ピアノを弾くのとは違う感触がありました?

清:う~ん、やっぱりコード弾きでもできるようになるまでに時間がかかるじゃないですか。その練習がヤで(笑)。

それもヤだったんだ(笑)。

清:はい(笑)。ふつうにジャーンって弾けるようになってからは楽しくやれましたけど、ある程度弾けるまではめんどうくさかったですね(笑)。

でも、めんどうくさいと思いながらも自分で曲をつくりたいと思う理由はなんだったんですか?

清:周りでもバンドをやっている人がいたんですけど、みんなカヴァ―・バンドをやっていたので、自分は何か違うことをしようと思ったぐらいの感じだったんですよね。それで、16歳のときにカヴァ―するんやったら自分で試しに1曲つくってみてもいいかなと思ってやってみたら、すごく楽しかったんです。

楽しいというなかには、音楽をつくり、鳴らすことで何かが満たされるような感覚もありましたか?

清:う~ん、そう深くは意識したことはないんですけど、週に何日かギターやピアノを弾いてる時間が無意識にあったということは、16歳の自分にとってすごくいいことだったとは思いますね。

ちなみに最初につくった曲はどういう感じのものだったんですか?

清:このアルバムの4曲目に入ってる「Selfish」ですね。

え、これがはじめてつくった曲!? すごいなあ。曲ができたときは相当手応えがあったんじゃないですか?

清:まず3分ぐらいの尺で1曲つくれたことが単純にうれしくて。でも、母親に「曲をつくったから聴いてみて」って聴かせたんですけど、あまり反応もなく。

ええっ、ほんとに?

清:はい。「がんばってるわね」っていうぐらいで(笑)。

そうかあ(笑)。曲をつくるのはどういうときが多いですか?

清:僕は普段ボーッとしている時間が多いんですけど、あまりにボーッとしすぎて暇になったときに「じゃあピアノかギターでも弾こうかな」って弾いてるうちにメロディを口ずさんでいて、それを歌にしていくという感じですね。

そういうときはリラックスしているんですか?

清:していますね。曲をつくるときはギターを持って、ピアノの前に座って「さあ、曲をつくるぞ!」という感じにはならないですね。

メロディも時代を問わない普遍性を感じるんですけど、その根源にあるものは自分ではなんだと思いますか?

清:やっぱり幼少のころからクラシックを聴いてたりとか、父親が聴いてた音楽からの影響は知らぬうちに受けていると思うんですよね。それが曲をつくるときに自然に表れるというか。

歌詞もまた独特で。グルーヴが強いものは言葉遊びに徹しているような感じで、一方メロディアスな曲やラヴソングは自分の想いを過不足なく表現しようと一語一句こだわって言葉を綴っているような印象があります。あるいは、そのなかには自分を取り巻く世界に対する違和感をこぼしていることもあって。

清:そうですね。何かに対する批判的なことも誰かにピュアな好意を寄せていることも自然にそのまま脚色せずに、自分の思想を曲に乗せたるのがいちばんいいんじゃないかという思いがあってこういう歌詞になってますね。

では、清さんが音楽をつくる上でもっとも譲りたくないことはなんですか?

清:僕、普段は優柔不断なところが多いんですね。でも、直感で「ここだけは譲ったらあかんのではないか」と思ったことは絶対に譲らないようにしてるんです。それはニュアンス的なことなので、言葉にはしづらいんですけど。

それが詰まっているからこそ、このアルバムのタイトルも『PHILOSOPHY』(=哲学)とつけたんだろうし。

清:そうですね。歌詞にもメロディにも声にも自分の哲学が自然に出ているんじゃないかと思います。

そして、このアルバムのなかから先行シングルとしてリリースされた「Morning Sun」が3月のPower Pushに選ばれました。

清:ありがとうございます。漠然としていますけど、率直に、純粋に、うれしいです。

ミュージック・ビデオの撮影もはじめての経験ですよね?

清:そうですね。撮影はすごく寒かったんですけど(笑)、いい監督に巡り会えていい意味で緊張感なく臨めました。観てくれる方も視覚だけを集中するのではなくて、五感をバランスよくつかってこの曲の世界に入り込んでもらえたらと思います。

最後に今後の展望や何か実現したいと思っていることを聞かせてください。

清:今後の活動に関しても明確なヴィジョンを抱いているわけではないんですけど――ちょっと話は逸れるかもしれないですけど――僕、児童音楽が好きなんですね。だから、いつか合唱団の子どもたちと一緒に何かものづくりをしてみたいですね。


text:三宅 正一

番組情報

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