JAPAN TOUR 2020 2021.4.13 名古屋公演 LIVE REPORT

公演終演直後に収録した4バンドによる
振り返りトーク番組も4/19(月)に配信が決定!
スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2020 ~仕切直始の宴~ LIVE REPORT

4月13日に名古屋 CLUB QUATTROにて、KOTORI、Suspended 4th、ズーカラデル、ハンブレッダーズの4組が出演した「スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2020~仕切直始の宴~」が開催された。

"スペシャ列伝"の愛称で親しまれる本イベントは、次世代のロックシーンを牽引するアーティストの登竜門として20年の歴史を誇る。

本来は昨年に全国ツアーとして開催されるはずだったが、新型コロナウィルスの影響で中止に。
1年越しのリベンジツアーとして東名阪が予定されていたが昨今の状況を考慮して大阪公演が中止となり、名古屋が最終公演となった。

そんな紆余曲折を経て開催されたリベンジライブは、4組のバンドの化学反応が起こる熱演が繰り広げられた。



KOTORI

KOTORI KOTORI

一番手のKOTORIは壮大なサウンド・エスケープを描く「We Are The Future」で幕開けすると、会場の空気を一瞬にして自分たちの音楽に染め上げる。
静かな歌いだしから徐々に熱を帯びていく横山(Vo&Gt)の歌声は、ステージに真剣な眼差しを向ける観客の心を鷲掴みにしていた。

MCでは「明日の大阪が中止になってしまって一番悔しいのはお客さんとスペシャの方たちだと思うんですけど、でもこうして4バンド揃って1本のライブができる事に価値や意味がすごくある。
"また4バンドでツアーやろうよ"と楽屋で話していたので、実現したらいいですよね」と語り、「素晴らしい世界」や「トーキョーナイトダイブ」などの代表曲をプレイして、トップバッターにふさわしいエモーショナルなライブを締めくくった。



ズーカラデル

ズーカラデル ズーカラデル

続くズーカラデルは、吉田(Vo&Gt)の優しい歌声が耳に残る「漂流劇団」でライブをスタート。ラララという印象的なコーラスのパートになると、バンドと一緒にシンガロングすることができないかわりに観客の手が一斉にあがる美しい景色が生まれていた。

ライブ中盤ではミディアムバラードの「スタンドバイミー」や「若者たち」を演奏し、彼らの魅力であるどこか懐かしい哀愁溢れるグッドメロディーが会場に響き渡った。最後のMCでは「列伝ツアーは本当に色んなことがあったけど、会えない時間が愛を育てる的な感じで3バンドのことが大好きになりました。

そんなこんなあったのは我々だけではなくて、みなさんにもそれぞれのそんなこんながあると思うんですけど、皆さんあってのライブだとこの1年とても感じているので感謝しています」とメッセージを伝え、大きな拍手が沸き起こった。



ハンブレッダーズ

ハンブレッダーズ ハンブレッダーズ

「皆さんが楽しみにし続けてくれたから、スペシャが諦めずに企画し続けてくれたからこの日を迎えることができました」とムツムロ(Vo&Gt)が叫んでライブの口火をきったのはハンブレッダーズ。

爽快なロックナンバー「銀河高速」を演奏した後には、「ソーシャルディスタンスが守られた空間でのライブになるけど、好きなように楽しんでください」とオーディエンスを盛り上げると「弱者の為の騒音を」をプレイ!ベースのでらしは笑顔でステージを所狭しと動きまわって演奏したり、ドラムの木島と向かいあってムツムロがギターをかき鳴らしたりするなど、曲を追うごとにバンドのグルーブがどんどん加速していく。

そうした白熱する演奏に感化されるように、会場の熱気が一気にあがっていくのを感じた。
ハンブレッダーズは最後の最後まで一切手を緩めることなく攻めのライブをみせてステージを去っていった。



Suspended 4th

Suspended 4th Suspended 4th

トリを務めたのは地元名古屋のSuspended 4th。

約半年ぶりのライブとなる彼らがオープニングに選んだのは、サスフォーの代名詞ともいえるジャムセッション!久しぶりのライブだと思えないほどキレのある演奏をみせてWashiyama(Vo&Gt)、Hiromu(Ba)、Dennis(Dr)がそれぞれ強烈なソロパートで会場を盛り上げていく。
ジャムセッションで作り上げたグルーブの熱を加速させるように、キラーチューン「ストラトキャスター・シーサイド」へ。
観客たちも手を挙げたり体を大きく揺らしたりしながら、サスフォーの演奏を思い思いに楽しんでいた。

「僕のせいで東京の列伝をキャンセルしてしまった分まで、今日はかっこいい演奏をします。列伝が今日でファイナルな実感もないまま終わるのは寂しいけど、この4組のバンドも次のステージにそれぞれ行かないといけないんで」とWashiyamaらしい言葉を伝えて、ラストにギターリフとサビのメロディーが鮮烈な「INVERSION」をプレイして大団円を迎えた。



奇しくも仕切り直しの東名阪ツアーで4組が揃ったのは今回の名古屋公演だけであったが、KOTORI・横山の言葉にあったように「4バンド揃って1本のライブをする価値」を思う存分に堪能できる日となった。
「スペシャ列伝」は対バンだから感じられるライブの素晴らしさが凝縮されているからこそ、多くの人に愛され続けているイベントなのだろう。

また後日スペースシャワーTV公式LINE LIVEにて、出演した4組のバンドメンバーが全員出演する「スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2020~仕切直始の宴~THE FINAL TALK SESSION」が配信される。
ここでしか聞くことのできないツアーの裏話が盛りだくさんなので、こちらもお楽しみに。

スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2020 ~仕切直始の宴~ LIVE REPORT

(取材・菊池 嘉人/写真・渡邉一生)



PHOTO GARALLY