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Moonlight / Yo-Sea

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毎月注目アーティストの一曲をピックアップし、 そのミュージックビデオをヘビーローテーションでオンエア!

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CREATOR'S SELECTION ~selected by 山岸聖太~

On Air Time

初回放送 8/26(土)25:30~26:30
リピート 9/1(金)27:00〜

Introduction

クリエイターがセレクトしたミュージックビデオをオンエア!

クリエイター自らがセレクターとなり、自由に選曲するミュージックビデオセレクション番組。セレクターとなったクリエイターのルーツと個性が伝わる、独自の選曲が楽しめる貴重な内容!

今回は星野 源、KANA-BOON、乃木坂46などの作品を手掛ける映像ディレクター・山岸聖太によるセレクト!

【山岸聖太 プロフィール】
1978年生まれ。映像ディレクター。星野源、KANA-BOON、乃木坂46、ユニコーンなど多数のMVを制作。ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2015では短編作品「生きてゆく完全版」がシネマチックアワードを受賞。その後、映画「あさはんのゆげ(2016)」「傷だらけの悪魔(2017)」を監督し、他にもCM、TVドラマなども手掛けている。

Information

【関連番組】
映像作家の世界 ~山岸聖太 作品集~
放送日時:9/2(土)26:30~27:00
タイトル アーティスト
CIBICCOさん NUMBER GIRL
【選曲コメント】
このMVを初めて見た時のショックは忘れられません。すでに当時の私は映像を生業にしており、MVなどにも興味津々でしたが、まだYouTubeなどが無い時代でしたので、世に存在する数々のMVを見る機会を今の時代程には得られませんでした。
しかし私は当時勤めていた会社の、部長席にあるテレビでCS放送が見れることを発見し、部長が席を外している隙を狙いそのCS放送を勝手に且つ適当に録画して、そのVHSテープ(!)を持って帰り、自宅で「今日は何が撮れてるかな」と仕掛けた罠にかかった獲物を確認するかのごとく様々なMVを見ておりました。
そんなある日の獲物に、このMVが掛かっていたのです。冒頭のよく分からない会話劇、ほとんど聞き取れません。そして異様に長い。いつ曲が始まるのだろう?と心がざわめき、曲の始まりと共に連れて行かれる見慣れた街の異常な世界。ビデオカメラの60f映像。ハードなリズムと哀愁を感じる音像。その全てのマッチングに心を撃ち抜かれたのだと思います。一時期、毎朝このMVを見てから出社していました。
女の子は誰でも 東京事変
【選曲コメント】
児玉裕一監督が撮る”東京事変”のMVは全て素晴らしく惚れ惚れするのですが、このMVはメンバーの皆さんが特に輝いて見えます。
児玉監督の事変MVにある共通項は”5名全員が活き活きとしている”事だと思います。椎名林檎さんはもちろんキュートでエレガントな輝きを放ちまくっているのですが、メンバーの皆さんにもそれぞれ可愛げ&愛のある意地悪な演出を施され、実に楽しい世界が作られています。この遊びのさじ加減が絶妙なのです。
そしてラストの大階段。盛り上がる楽曲、林檎さんの衣装、異様な舞台美術、階段に座る男たちの表情、それらが組み合わさった時、ここまで馬鹿馬鹿しい事態になるのです。感動しました。本当に最高です。
LOST CAUSE BECK
【選曲コメント】
「空からBeckの顔をした人形が落ちてくる」それだけの要素でここまで目が離せないMVに仕立て上げていることが素敵です。
まず最初の、”顔が取れて下から同じ顔が出てくる”時点でガッチリと心を鷲掴みにされます。コレは何なんだ、と。そしてその顔から鳩が飛び立ちます。何なんだと。何がしたいんだ、と。掴みがいかに重要かという事がこのMVで学べます。
この人形がこのあとどうなってしまうのか?わからない未来を想像して見てしまう。そして最後の妙なカタルシスにやられてしまう。結果CDを買いました。
後者〜the LATTER スチャダラパー
【選曲コメント】
タケイグッドマン監督作です。タケイ監督はその後様々なギミックや編集技法を使い緻密で素晴らしいMVを多数作られるのですが、その最初期に作られたのがこの「後者」です。
シンプルなリップシンクと一瞬インサートされる”ワカラナイ映像”。このワカラナイ映像の正体は「昔から撮り溜めていた友達たちの映像」とのことです。すっっっっごく、くだらない!
実はよく見ると映っているのは Little Bird Nationの面々なのですが、初見では一瞬なので誰かわからない。まるで知らない人々の映像なのに、なぜか笑えてしまうのは、撮影した瞬間の、その場の空気感を想像するからでしょうか。この荒々しさがとても好きなMVです。
PRAISE YOU FATBOY SLIM
【選曲コメント】
スパイク・ジョーンズ監督作です。振付師 リチャード・コウフェイ(メガネの男)が率いる「トーランス・コミュニティ・ダンス・グループ」という集団が路上で踊る風景をドキュメントタッチで捉えた作品です。ゲリラで撮影されています。
このMVがきっかけとなり、このダンスグループは1999年のMTV Video Music Awards という大舞台に出演することになります。普段路上で踊っている彼らにとっては夢のようなステージだったはずです。まさにアメリカンドリーム。…という一連の流れを、フェイクドキュメントの手法で描いた「Torrance Rise」もとても面白いので必見です。
つまり全てが真面目な冗談なのです。「トーランス・コミュニティ・ダンス・グループ」は存在せず、リチャード・コウフェイも架空の人物であり、そして彼を演じているのがスパイク・ジョーンズ本人です。
THE GOOD LIFE WEEZER
【選曲コメント】
いつからか不機嫌そうな女の子の顔が好きになったのですが、これはその最たる顔です。とにかくずっと不機嫌です。そしてガサツ。グッときます。
このMVも全体的にとてもユルい作りですが(きっと超絶低予算)、しかしそれが味となり、メンバーも楽しそうなのがとても良いです。
おそらく数台のハンディカムだけで撮られたであろうこのMVに、もしかしたら自分にも出来るかも、という何かしらの火種を植えつけられたのかもしれません。しかし不機嫌です。グッときます。
SUNDAY TOKYO No.1 SOUL SET
【選曲コメント】
こちらもタケイグッドマン監督作品です。なんと映像の大半がNINTENDO64の「実況ワールドサッカー」の画面で構成されているという衝撃作です。
なんと大胆なことでしょうか!このゲームは私も当時、激ハマりしており毎日プレイしていました。しかもこのゲーム画面を実際にプレイしているのは、スチャダラパーBOSE氏とゲームクリエイター飯野賢治氏というウワサを当時耳にし、とても興奮した記憶もあります(真偽は確認できておりません!)
MV的には「得点が決まるとサビ」という構成がバカバカしくて好きです。アガります。このMVを見ると、あの64のコントローラーの3Dスティックを傾ける感触が蘇ってきます。飯野さんのゲーム、大好きでした。
INTERGALACTIC BEASTIE BOYS
【選曲コメント】
日本で撮られたビースティのMVです。痛快なほどに自由。新宿駅の地下であれだけ大胆に撮影をするなんてなかなか出来る事じゃありません。
しかし、このMVを見るたびに、その大胆さを学ばなければならないと自責の念にかられてしまいます。街を歩く人々や街にある企業看板や広告はその時代の風景だと思います。
昨今は技術も発達し、映ってしまったそれらを「消す」事が当たり前になっていますが、その「消し」が大事な何かをも同時に消してしまっているように思え、久しぶりにこのMVを見て、少し寂しい気持ちになりました。
THE SUBURBS ARCADE FIRE
【選曲コメント】
「The Suburbs」とは「郊外」という意味だそうで、歌詞には「僕の住む街と、君の住む街で、いつか僕らは、郊外戦争で戦うんだ」と歌われています。
このMVは郊外に住む少年たちのいわゆる”青春”を描いた作品ですが、彼らが住む街は、街同士が紛争をしているという世界です。つまり、となり街と殺し合いをしている世界です。キラキラした楽しいその時間のすぐ側に、常に差し迫る不穏。その不穏が徐々に彼らを侵食していく様が描かれているのですが、実に痛い。そこまでハードな描写などは無いのですが、体のどこかにダメージを食らうヒリヒリとした、とても痛いMVです。
これは30分の短編作品にもなっていて、そちらを観ると、なお痛い。
だるい EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX
【選曲コメント】
ヌルめの悪夢のような世界観がとても好きです。
アナログな手法のギミックにも味と遊びがあって何度も見てしまうMVです。
ラスサビで、カメラを指差す中野良恵さんがめちゃくちゃカッコいいんです。歌ってるときの動きが本当にカッコいいんです、よっちゃん!あと武嶋聡さんが鹿を愛でているシーンもわけがわからなすぎて好きです。

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