サーチ

アーティスト名、楽曲名を
入力して検索

今日の放送予定

インフォメーション

レコメンドアーティスト

あいみょん

あいみょん

スペースシャワーTVが自信をもっておススメする邦楽マンスリーアーティストが"VIP"。話題の新曲ミュージックビデオを中心に大量オンエア!

Non Fiction feat.No Buses / BIM

Non Fiction feat.No Buses / BIM

毎月注目アーティストの一曲をピックアップし、 そのミュージックビデオをヘビーローテーションでオンエア!

その他のローテーション

レコメンドアーティスト

POWER PUSH!

POWER PUSH!

毎月注目アーティストの一曲をピックアップし、 そのミュージックビデオをヘビーローテーションでオンエア!

Non Fiction feat.No Buses / BIM

2020年9月のアーティスト

Artist

Non Fiction feat.No Buses / BIM

Profile

1993年生まれ、東京と神奈川の間出身。

THE OTOGIBANASHI'S、CreativeDrugStoreの中心人物として活動。
グループとして2012年『TOY BOX』、2015年『BUSINESS CLASS』の2枚のアルバムをリリース。

2017年より本格的にソロ活動をスタート。2018年7月、初のソロアルバム『The Beam』を発表。
2019年ワンマンライブ"Magical Resort"を東京、大阪にて開催。

同年、SIRUPとの"Slow Dance"、STUTS, RYO-Zとの"マジックアワー"が発表され、シングル"Veranda"をリリース。
2020年2月にMini Album『NOT BUSY』リリース。3月には木村カエラのアルバムタイトル曲"ZIG ZAG"にプロデュース、客演で参加した。7月には赤坂BLITZにて無観客配信ライブ"Bye Bye, BLITZ"を開催した。

2ndアルバム「Boston Bag」を8月28日にリリース!

Power Push! Interview


1stソロ「Beam」(2018年)を皮切りに、コンスタントなリリースを続けるBIM。今年に入ってもスチャダラパーのBoseを迎え、MVのスチャへのオマージュも話題になった「Be feat. Bose」などを収録したミニアルバム「Not Busy」を2月にドロップし、そして7月には赤坂ブリッツでのワンマンを行うなど、波に乗っている彼が、ニューアルバム「Boston Bag」を完成させた。KEIJUやkZmといったヒップホップ勢から、高城晶平(cero)やNo Busesなどのバンド勢も迎え、世間一般にイメージされる「ヒップホップっぽさ」から離脱するような、幅の広い音楽性とアプローチが非常に印象的だ。今回はその作品に加えて、ディレクターに新進気鋭の映像作家:Pennackyを迎えた「Non Fiction feat. No Buses」のMV制作談などを語りおろしてもらった。

TEXT: 高木"JET"晋一郎 PHOTO: 小杉歩

ースペシャ、9月のPOWER PUSH!にはBIMくんの「Non Fiction feat. No Buses」が選出されました。

スペシャは小学校の時から見てたので、自分の曲がPOWER PUSH!に選ばれたのは嬉しいですね。ただ、昔見てた時はPOWER PUSH!って…ちょっとウザかったんですよね(笑)

ーハッハッハ。いきなり企画の否定を(笑) 。

スペシャの本社で何いってんだって感じですけど(笑)。やっぱり子供だから興味のあるMVだけ観たいし、特に昔はヒップホップのMVを探してたから、その途中で「POWER PUSH!」って別のジャンルの曲が流れると「俺のヒップホップモードどうしてくれるんだ!」って(笑)。だけど、今になるとそこで他のジャンルの音楽も知ったわけだし、うざがってる場合じゃなかったなと。そして自分のMVも、昔の俺みたいなやつにウザがられないといいですね(笑)

ーでも、それはスペシャを丹念に観てたからこその感想ですね。

いまやPOWER PUSH!のためにスペシャを観てるし、それを超えてPOWER PUSH!を観るために生きてますから(笑)

ーそこまで愛して頂いてありがとうございます(笑)。 そして「Non Fiction」のMVですが、監督はPennackyさんですね。

もともとPennackyくんの映像のファンだったんですよね。彼が撮った、僕も現地で対バンしたことのある韓国のコレクティヴユニット:Balming Tigerのビデオがとにかくヤバくて。他も素晴らしかったんで、「Non Fiction」はこの人にお願いしてみたいと

ーきのこ帝国やYogee New Waves、V6などのMVも監督されていますね。

でもSNSも更新してないし、人となりは完全に分からなくて。もしかしたら海外の人かなと思ってましたね

ー海外のアーティストの作品も多く手掛けていますからね。

それで、いつも俺のビデオを撮ってくれてるHeiyuuに相談したら、Pennackyくんと撮影の現場で一緒になったことがあったのが分かって、それで繋がって連絡を取ったですよね

ー映像の制作はどのように?

ミーティングで伝えたのは、『テーマは<逃げる>です』ってことだけで、あとはお任せでしたね。今回のMVに関しては、俺の意見が極力入らないものが観たかったんですよね。曲自体が初挑戦のスタイルの曲だったし、この曲を聴いてPennackyくんがどう解釈して映像にしてくれるのかなっていうことにワクワクしてたんで

ーオーダーしないことがオーダーだったというか。

そうですね

ー今回のMVは、前半は新宿の街が舞台になっていて、「太陽にほえろ!」みたいな70年代の刑事ドラマとか、Beastie Boys 「Sabotage」のような雰囲気がありますね。だけど後半になると、舞台は海辺に変わって、スゴく抽象的なイメージで内容が展開していくという、ガラッと感触が変わる部分も面白い。

そこもPennackyくんの解釈でしたね。彼から説明して貰ったのは、今回の曲はBIMとは活動の現場やジャンルの違うNo Busesとのコラボだから、その畑の違うアーティストをBIMが探しにいって、捕まえて、一緒に一つのなにかを完成させるっていうストーリーなんです、って。それで完成した映像を観たら、ぶち上がりましたね。とにかく格好良かったし、癖になる映像を作って貰ったなって。日本のミュージックビデオの中でもかなりかっこいい作品になったと思います

ー映像が4:3になってるのも、ちょっとした違和感やレトロな雰囲気を感じさせるし、ニューウェイブやポスト・パンクのような感触のある曲ともマッチしていますね。

ちょっと初期のGorillazっぽい感じもありますよね。この着地点になったのは面白いなって

ーGorillazもBlurのDamon Albarnを中心に、KOOL KIETHやHANDSOME BOYS MODELING SCHOOLなど関わったDan The Automatorがプロデュースに関わったという意味では、座組としては「Non Fiction」近いものはありますね。No Busesとのコラボはどのように?

No Busesは俺が個人的にリスナーだったんですよね。ライヴも観たかったんで、DMでチケットを取り置きしてもらって、そこで繋がった感じでした。ただ、さすがに俺でも東京でヒップホップのアーティストのライブに行くと、「あ、BIMだ」って顔差されたりするんですけど、No Busesのライヴでは全く無反応で。コロナ禍の前に、顔差されないように調子こいてマスクして行って、酒呑む時にちょっと外したりしてたんですけど、誰にも何も言われなくて(笑)。ただ、そこでNo Busesとはほとんどリスナー層は被ってないんだなと思ったし、だからこそ面白い曲が作れるんじゃないかなって

ートラックもNo Busesがこれまで作ってきた曲ともまた少し違う感触がありますね。

そうですね。だからお互いに初めてのアプローチになったと思います。バンドでサウンドの素を作ってる近藤くんには「ファニーな感じじゃなくて、不安感を感じたり、天気でいえば曇りみたいな雰囲気の曲が欲しい」っていうオーダーをして。途中のドラムが打ち込みになる部分は俺が打ち込んだんですけど、他の部分はバンドがメインになって作ってくれましたね

ースペシャなのでMVについてもう少し掘り下げたのですが、BIMくんが所属するTHE OTOGIBANASHI'Sは「Pool」のMVを2012年5月にYouTubeにアップしました。音源のリリースではなく、MVを制作してアップするというのは今は珍しくないですが、まずMVで表現するという「Pool」のアプローチは、楽曲のクオリティと併せて、当時はすごくインパクトを感じて。

お手本としてはSIMI LABがありましたね

ーそうか。同じような動きとしては、SIMI LABの「WALK MAN」(09年12月)がありましたね。

「Pool」を作ったのは高校生の時だったんですけど、当時はグループも組み立てで、相談出来るような先輩はごく限られてたんですけど、ある先輩にデモCDを作るべきか、MVを作ってYou Tubeにアップするべきかを相談したら、「YouTubeだったらいまは一気に広まるんじゃない?」っていうアドバイスを貰って。それでMVを作ったんですよね。

ー時期的にもSNSが発達した時期だったから、そういう部分ともシンクロしましたね。

サウンド的にも、チルウェイヴが流行り始めた時期り、そういう色んな部分が時代とシンクロして、バズってくれたのかなって。ああいう楽曲を形にしたのは、生粋の日本語ラップヘッズだったんですけど、その部分をなんとなく隠したいっていう気持ちはあったんですよね

ーだから当時インタビューした時に、日本語ラップをかなり追ってたことを訊いて驚いた記憶があります。以降のオトギやBIMくんのMVは、Crative Drug StoreのHeiyuuくんが中心になって撮られていますね。今回の「One Love feat. kZm」もHeiyuuくんのディレクションで制作されました。

なんでもない、誰も俺らやCDSを知らない時期から一緒にやってますね。でも、一年間なんにも映像を撮ってないのに「映像監督です」みたいな顔してた時期は、「おまえ、それおかしいだろ」って詰めた時もあります(笑)。MVに関しては、昔は一緒に台本や絵コンテも考えてたんですけど、「Bonita」(17年)ぐらいから全部Heiyuuのおまかせになりましたね。もう俺の出る幕はないっていうか、俺がなにか言ったら逆に変になるなって。今回の「One Love」も、オーダーしたのは「寂しさもあるけど、希望もある夏のイメージでオナシャス!」ってぐらいで(笑)。歌詞の中に「ドリームチェイサー号」って言葉があるんですけど、それはkZm「Dream Chaser feat. BIM」からの引用で、そのMVもHeiyuuが撮ったりしてたんで、つながりのあるモノになったと思いますね

ー話は変わって、7月21日には配信ライヴ「Bye Bye, BLITZ」が行われましたが、無観客ライヴの手応えは?

お客さんが「来ない」ライヴは今までもありましたけど(笑)、お客さんが「いない」は初めてでしたね。やってみて思ったのは、自分のテンションを左右するものがないってことで。オーディエンスがいないから、テンションを上げるのは難しかったんですけど、そもそも赤坂ブリッツでワンマンをする事自体でテンションはぶち上がってたし、アクシデントでテンションが下がることもなくて。だから表現は正しくないかも知れないけど、楽しいリハって感じだったし、スゴくプレーンなライヴを観せられたんじゃないかなって。「自分はいまこういう感じなんだな」って、現時点の自分を把握するのにいい機会になったと思うし、改善点にも気づけて、スゴくいいタイミングでこういうライヴが出来たと思う。YouTubeで観てくれたお客さんにも楽しんで貰えてたら嬉しいですね。ただ、ワンマンでは初めて立ったのに、「Bye Bye, BLITZ」ってすげぇ生意気なタイトルですよね。なに常連ぶってんの?って(笑)

ーブリッツでワンマンをすることに感慨はありましたか?

例えば「Pool」を出してすぐブリッツのステージに上がるみたいな、何段階もすっ飛ばしてたら色んな思いがあったかも知れないけど、2013年にオトギで「TOY BOX」をリリースして、それから今までの間にグループはもちろん、ソロでも3枚の作品をリリースして、客演にも色々声かけて貰って、東京でも大阪でもワンマンが出来るようになって……って、色々経てきてたんで、過剰な感慨みたいなものはなかったですね。キャパが大きくなって嬉しいっていうのはありましたけど。それにブリッツでワンマンが出来たから「上がり」ってことはないと思うし、まだ心配は尽きないっていうか(笑)。それは自分の性格にもよると思うんですが、まだまだですからね

ーソロとしては2018年の「BEAM」、2020年の「NOT BUSY」、そして今作「Boston Bag」とコンスタントにリリースを展開していますね。

アルバムの納期が見えてきたらSUMMIT(所属レーベル)にケツ叩かれながら頑張ってますけど(笑)、とはいえ普段はめちゃめちゃサボってるし、酒も毎日呑んでるし、「三日坊主」でそのまま歌ってるように三日坊主だし、必死で毎日作ってるって感じはないですね。やっぱり「楽しい状態」で作りたいんですよね……っていうと、初めて僕のインタビューを読んだ人とかは「なにこいつ、薄!」とか思われそうだけど(笑)。でも単純に楽しいもそうだし、目を背けてた自分の嫌な部分に目を向けるような気づきや発見も含めて、「楽しい状態」で作りたいっていうが最近のテーマですね。だから「曲を出さないと忘れられちゃう」「納期を死守しなきゃ」みたいな焦りはないですね

ーだからか、クオリティは高いんだけど聴き疲れないし、肩の力が抜けた作品になっているのかなって。

「産みの苦しみ」みたいなのは今回の作品に関しては無かったと思いますね。「今回は」ですけど(笑)。それは「自分が作ってる曲」「自分がラップしてる曲」をすごく好きになれたからじゃないかな

ー「自分が好きな曲を作ってるから楽しい」というシンプルな感情というか。

そうですね。すごくシンプル。「Non Fiction」も「自分には今までないジャンルの曲を」「違う畑の人と」みたいな義務感は全くなくて。確かに、BIMの活動を追ってくれてる人からすると、挑戦してるなって思って貰えるかもしれないけど、本人からすると、もっとシンプルに、好きな人とツルッと作った感じですね。「One Love」もフロウのアプローチは今までと違うけど、このトラックから自然に浮かんできたフロウなんですよね。だから大変なことは全く無かった

ー「Good Days feat. Cwondo」もあまり今までは出さなかった自分の過去みたいな部分を表現したリリックですが、それも自然にというか。

そうですね、ごく自然に

ー「Non Fiction」はフラストレーションみたいなところを感じる部分もあったから、そういう感情をあえて粒だてたのかなとも思ったんですが。

逆に「フラストレーションを感じてる」「ウザいと思ってることをウザいっていう」みたいに、思ってる事をそのまま出してるからこそ、ノンストレスって言うか(笑)。「三日坊主」も自分の嫌いなところをそのまんま書いて、それが曲になったんで、単純に自己確認として面白かったですね

ー「Tokyo Motion feat. 高城晶平」にはceroの高城くんが参加していますね。

高城と高木(BIMの名字)で(笑)。ceroはもともと大好きで、夏になったら「Summer Soul」は絶対聴くし、 今年4月に出た高城くんのソロ「Triptych」を聴いて、後輩が言うのも生意気ですけど、「この人は相当音楽が好きだし、本物だな」って。それで一緒に曲を作りたいんですけど、って相談したんですよね

ーリリックはシビアな部分もあるんだけど、STUTSくんの手掛けるトラックは軽快で。

STUTSくんもヒップホップが根本にありながら、色んなチャレンジをしてる人なんで、この曲や「想定内」「Veranda」でトラックを提供して貰って。しかも「コロナ禍」とか、そういうリリックがこのトラックに乗るのは面白いですよね。「One Love」のkZmのリリックもそうですけど、今年作る夏ソングって、「2020年にしか書けない」と思うんですよね。だから、今しか出来ない音楽っていう部分が形になったと思いますね

ーその「One love」はG.RINAさんのトラックですね。

「NOT BUSY」では、リナさんに「KIRARI Deck」でコーラスで参加して頂いたんですが、ファイル名とかファイルの送り方がすごく丁寧で(笑)。そういう繊細な部分が、今回のトラックにも反映されてると思います。今回の曲に関しては、「リナさんとkZmが組んだら化学反応が起きるんじゃないか」みたいな感じよりも、単純に今回のリナさんのトラックにはkZmが合うんじゃないかなっていうところから始まって。kZmも一発で気に入ってたし、面白い取り合わせになったと思いますね

ー「Jealous feat. KEIJU」にはアルバム「T.A.T.O.」をリリースしたばかりのKEIJUくんが参加しています。

KEIJUくんは高校の時ぐらいからクラブとかでお見かけしてたし、格好いいラッパーだと思ってたんですけど、たぶん昔は嫌われてたと思う(笑)

ーそうなの(笑)?

なんというか……KANDYTOWNには「本物じゃねぇ」みたい思われてたんじゃないかなって。俺の考えすぎかも知れないけど、そういう風に思われてるかもな、って考えると、ちょっと俺も反発心を持っちゃってて。だけどある時、KEIJUくんに「BIMの曲はリミックスしたいぐらい好きなんだよね」って言って貰えて、それで俺もKEIJUくんのラップが好きだってことを声に出して言えるようになったんですよ。普通にめちゃくちゃ聴いてた人だったし、その意味でも今回客演に参加してもらえて嬉しかったですね。内容的にはKANDYとCDSの対比とか方向性の違いをあえて出したっていう感触もあるので、そこも楽しんでほしいですね

ーこれからもリリースはコンスタントに続くのでしょうか?

いや~、マネージャーの前では何とも言えないですね(笑)。だから予定は未定です。ただ、好きな人と曲を作らせてもらえる機会はちょくちょくありそうなので、そこはしっかり形にしていきたいですね

ーin-dくんもソロ「indoor」をリリースしましたね。ふたりの活発な動きからは、オトギのリリースも予感させるのですが。

何ですか、そのグループ? 聞いたことないな……(笑)。オトギのリリースは……どうなるのか俺も知り俺も教えて欲しい(笑)

POWERPUSH!恒例企画 お祝いケーキSHOT

【BIMのルーツミュージック】

Twigy『Baby's Choice』

STUTS/BIM/RYO-Zの「マジックアワー」で「放送室がSTART LINE」ってラップしてるんですけど、小学校で放送委員会に入ったのが音楽に興味を持ったキッカケですね。校内放送でRIP SLYMEの曲を掛けたら、女の子から「あの曲、誰の曲?」って訊かれて、そこで「みんながまだ知らない、でも格好いいって言って貰えるような曲を探そう」って。それでリップとかORANGE RANGEとかを聴き始めて。家にスペシャが入ってたのも大きかったですね。ただ、家族が音楽一家っていうことは全く無くて、親が聴いてるのはQUEENとかMr.Childrenぐらいだったと思いますね。楽器を習わされたりもなくて。でも音楽の授業で習ったリコーダーは得意でしたよ。一発で低い「ド」を押さえられるんで(笑)。

中学校に入ったら、同級生でMIGHTY JAM ROCKとかRYO THE SKYWALKER、RUDEBWOY FACEみたいな日本のレゲエや、日本語ラップを聴いてる奴がいて。そいつからキングギドラ(KGDR)とかRHYMESTER、「証言」みたいな、アンダーグラウンドとかハードコアなヒップホップを教わって。だから中学校の頃はどっぷり日本語ラップっていう感じでしたね。

自分でもツタヤで片っ端から日本語ラップのCDを借りるようになって。そこでクレジットとか客演を見て、この人とこの人は繋がってる、このトラックメイカーはこのアーティストにも提供してる、みたいな系統樹を自分で作ったり(笑)。レンタルで色んな音源を聴いてたんで、例えばギドラの「公開処刑」を聴いてから、Dragon Ash featuring Aco, Zeebra「Grateful Days」を聴いたり、その後に「空からの力」みたいに、順番はバラバラだったと思いますね。スチャダラパーは実はもっと後に聴いたんですよ。後追いじゃなくてリリースとリアルタイムで聴いてたのは、PSGやDown North Campでしたね。

一番衝撃を受けたラッパーはTwiGyさん。とにかく日本人離れしてたんですよね。ラップがとにかく上手いのは当然なんですけど、ファッションやスタイルも全て格好良かった。いわゆる「王道のヒップホップの説明書」があったとしたら、そこから飛び出してるアーティストだと思うし、そこが好きですね。バンドやヒップホップ以外の界隈とも繋がるし、チキチキ(サウス系のビート)のトラックを作ってそれに乗るのもスゴく早かった。今だとkZmとかKID FRESINOに近いような存在性を感じていましたね。それからアルバム「The Legendary Mr.Clifton」の「そのまま」で、峰不二子(の声優の増山江威子が演じる女性)とのスキットとか、めちゃくちゃ色男感もあって、聴いてるとスゴく大人になったような感じがしたんですよね。増山江威子さんはRIP SLYMEの作品にも参加されるから、俺の作品にも参加してもらいたいですね(笑)。

ページの先頭へ戻る