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2009年5月のパワープッシュアーティストは…

JPOP Xfile / 凛として時雨

2009年5月のアーティスト

Artist

JPOP Xfile / 凛として時雨

Profile

2002年 埼玉にて結成。メンバーチェンジを経て現メンバー、Gt&VoTK (Toru Kitajima)、345 (Miyoko Nakamura)、ピエール中野 (Masatoshi Nakano)、によるスリーピース。
2004年4月には初の全国ツアーから2種類の自主音源を2000枚以上売り上げ、ハイラインチャートCDR 部門でも1位を獲得。精力的に全国的なライブ活動を展開する。
2005年11月にはバンド自らのレーベルとなる「中野レコーズ」よりファーストフルアルバム「♯4」をリリース。
これよりコンスタンスにリリースとライブをこなしじょじょにロック界を賑わしていく。
男女ツインボーカルから生まれる切なく冷たいメロディと、鋭く変幻自在な曲展開は唯一無二。
プログレッシブな轟音からなるそのライブパフォーマンスは、冷めた激情を現実の音にする。
インディーズでありながら前作アルバムは3万枚を超え実力は証明済み。
今回のリリースはメジャー初リリースだが、彼らの意思によりインディーズからのリリースから数えて3枚目のアルバムリリースという形をとっている。

Power Push! Interview

すべての曲の作詞作曲だけでなく、録音やミックスも自ら手がけるTK(Toru Kitajima/Vo&G)、345(Miyoko Nakamura/Ba&Vo)、ピエール中野(Masatoshi Nakano/Dr)の3人のメンバーから成る凛として時雨。ハードコア、メタル、エモなどの要素がバンド内で化学反応を起こしたかのように火花を散らす轟音とそこに強烈なコントラストをつけるような静謐さが同居する、あまりに独自のサウンドが導くカタルシス。そこに乗る純国産性を強く感じさせるキャッチーなメロディとリスナーの感性を煽動するような歌詞。そして、TKと345による互いに性別をフラットにするようなハイトーンのツイン・ヴォーカルが渾然一体となって新たなロックとポップスの可能性、その両方を指し示す。初のメジャー・リリースとなった3rdアルバム『just A moment』がオリコンデイリーチャート3位を記録。そして、本作から「JPOP Xfile」が5月のPower Push!に選ばれ、現在大量OAされている。メンバー全員にたっぷり話を訊いた。

まずは結成の経緯から聞かせてください。

TK:時雨の前に違うバンドをやっていましたね。

どういうバンドだったんですか?

TK:GO!GO!7188がすごく好きで、その仲間でバンドを組んでいましたね。色々コピーしたりオリジナルを作ったり遊んだり(笑)。

GO!GO!がバンドの原点とは意外に思う人が多いと思う。サウンド的にはいまの時雨とけっこう距離がありますよね。

TK:確かに直接的には結びつかないかもしれないですね(笑)。就職とかの関係で解散してしまったんですけど345ともうちょっとバンドやりたいねって話になったんです。でもメンバーをあと二人(ベースとドラム)見つけるのが大変そうだったので345がギターボーカルからベースボーカルになって何故か僕もギターからギターボーカルになりました(笑)。
345:楽な方に行ったらこうなったんだよね(笑)。

ピエールさんはどういう流れで加入したんですか?

TK:ちょっとそこらへんは忘れちゃったんですけど…なんて(笑)。
一同:(笑)。
ピエール:僕はインターネットで時雨のことを知ったんですよ。

ほんとに?

ピエール:ほんとです。5年前ぐらいかな? 時雨のオフィシャルサイトを見つけて、音源を視聴してカッコいいなと思って。当時からリフやアルペジオ、歌に「なんじゃこりゃ!?」ってカッコよさがあって。それで自分たちの企画に誘ったり、なんとなく連絡を取るようになって。そこからなんとなくドラムを叩いてほしいという連絡があって、なんとなく叩いていたら、なんとなくメンバーになっていたという。

なんとなくの連鎖でメンバーになったと(笑)。

ピエール:そうなんですよ(笑)。

ピエールさんが加入することで、時雨の音はどう変わっていったんですか?

TK:自分と畑の違う人なので、サーカスを観ているような感覚でしたね。

というのは?

TK:一番の違いは、中野くんのメタル感というか。自分が完全にメタルを通っていない人間なので、ツー・バスもはじめてでしたし、「そんなに人間って叩かないでしょ?」っていうぐらいの速さで叩いていたので(笑)。
一同:(笑)。

この3人になって、現在の時雨の世界観が築かれていった?

TK:そうですね。やっぱりバンドっていうのはドラムで180度変わるので。正直、最初は違和感がすごくありましたね。

でも、その違和感が化学反応を起こしてこういう音になっていったんでしょうね。

TK:そうなんですよね。中野くんが入ったあとにタイミングよく全国ツアーがあって。細々と廻るツアーだったんですけど、そのツアーでお互いを高めることができて。そこで時雨の形がかなりできたという感じがありましたね。
ピエール:僕は違和感も無く、最初からずっと楽しかったんですけどね(笑)。

TKさんがすべての曲の作詞作曲、プロデュースを手がけていますが、静謐と混沌が同居する時雨独自のサウンドのもとになっているのはなんだと思いますか?

TK:なんなんですかね? 僕も曲をつくろうとするときに最初からすべての世界観を想像しきれないので。自分も音を出してみてはじめてわかるという感じなんです。最初にこういう曲をつくりたいと思ってポンポンと構成をはめていける器用なタイプでもないんですよ。アルバムにしてもコンセプトとかはまったくなくて、1曲1曲集中してつくって、それができ上がったときに「ああ、こういうアルバムになったんだ」って思うんです。

なるほどね。あと、もうひとつ特徴的なのは、このサウンドに驚くほどキャッチーなメロディが乗っているということで。リスナーとしてはどういう音楽を好んで聴いてきたんですか?

TK:GO!GO!7188みたいにライヴハウスで主に活動するようなギター・ロックに出会うまでは、いわゆるJポップやロックと呼ばれる音楽を聴いてたんですね。積極的に音楽を聴いてたというよりは、ふつうに耳に入ってくる音楽だけを聴いていた時間のほうが長かったと思います。
ピエール:僕はバンドをやるようになってからはLUNA SEAとかXとかハイスタを聴いてましたね。それと平行してメタルも聴いてましたし、あとはもともと電気グルーヴとかYMOとか、打ち込みの音もすごく好きで。
345:私は、中島みゆきさんとか、小谷美紗子さん、クラムボン、JUDY AND MARYとか、女性ヴォーカルのものを聴いてましたね。

サウンドはまったく違うものだけれど、いま挙がった人たちのメロディと時雨のメロディって違和感がないんですよね。海外への過度な憧れとかコンプレックスを感じさせない時雨の魅力的な国産性はそんなところにあるのかもしれないですね。日本人の琴線に触れるポップ感が中心にあるというか。

TK:そうかもしれないですね。リスナーに聴いてもらう感触は自由でいいと思うんですけど、僕としてはいま挙がったような日本人のアーティストたちと自分たちがやってることはそんなに変わらない気がしていて。もちろん、3人のフィルターを通ってるから複雑に聴こえたりもすると思うんですけど、それをはぎ取っていくと中心にあるものは近いんじゃないかなって。

TKさんは曲のイメージをどういうところからつかまえることが多いですか?

TK:何かからインスパイアされることはあまりなくて、自分自身が出す音にひらめきを感じるというか。それがループしていく感覚なんですよね。もちろん、日常生活からの影響も0ではないと思うんですけど。

歌詞も言葉を音として捉えてるような、あるいは濃厚な私小説のような不思議な感触があります。

TK:その瞬間に思ってることを書くこともありますし、逆に思ってないことを書くときもあります。言いたいことを言葉に詰め込むと、音を鈍らせることがあるんですよね。そうなったときは何回でも書き直しますね。

今回、リリース中のニュー・アルバム『just A moment』のなかから「JPOP Xfile」が5月のPower Push!に選ばれました。どれもリード曲になり得るほど充実したアルバムですが、なぜこの曲のミュージック・ビデオ(以下MV)を制作しようと思ったんですか?

TK:今回はどの曲もMVをつくったらおもしろそうだなと思ったんですけど、周りのスタッフの意見を聞いたりしながらこの曲にしました。サビで〈JPOP!〉って叫んでるところがテレビで映る様を観てみたくて(笑)。
ピエール:あはははは! その様をね(笑)。

確かにこの得体の知れない字面が時雨の本質をよく表してるかもしれない(笑)。今回のMVのポイントは?

TK:時雨のMVはやっぱりストイックに演奏シーンを撮ることが重要なんだなって思いましたね。監督と話してシニカルな演出を入れてみたり、いろいろ試行錯誤はしたんですけど、結果的に演奏シーンだけになりましたね。あと、今回の観どころは中野さんのドラム・プレイを上から撮ったショットがふんだんに入ってるというところですね。
ピエール:ふんだんに入ってますねえ(笑)。上から撮ってもらうってすごく憧れだったんですよね。
TK:モニター観ながらニヤニヤしてましたからね(笑)。
345:してた(笑)。
ピエール:すげえ大掛かりだったんですよ! イントレ(俯瞰で撮影する際に組み立てるやぐら)っていうやつを徐々に上げていって、最終的にはすげえ高いところから撮ってましたね。
345:天井ギリギリだったよね(笑)。

最後に今後の野望をぜひ語っていただけたら。

TK:(無言で微笑んでいる)。
ピエール:(しばし沈黙して)あの、いつかLUNA SEAと2マンやりたいって言おうとしたんですけど、新垣結衣さんに会いたいです!(笑)。


text:三宅 正一

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