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Hold You Down feat. MUD / KEIJU

2020年8月のアーティスト

Profile

東京の街を生きる幼馴染からなるラッパー、トラック・メイカー、DJ、映像ディレクターら総勢16名を擁するHIP HOPクルー・KANDYTOWN。
その中でも、中核をなすメンバーにしてフォトジェニックなルックス、メロウネスを感じさせるヴォイス含め、強く個性を感じさせるラッパー。

グループからのソロとしては初となるメジャー・ディールをソニー・ミュージックレーベルズと締結し、アーティスト名をKEIJUへと改名。
2018年、ソニー・ミュージックレーベルズ内から1st配信シングル「Let Me Know」とRemixを発表。

2019年2月、EP「heartbreak e.p.」を配信にてリリース。
3月、小袋成彬のプロデュース、シンガー・RIRIとコラボレーションし、資生堂アネッサのTV CM楽曲「Summertime」を担当。4月に配信にてリリース。
5月、未発表テイク3曲を加えた「heartbreak e.p. (deluxe edition)」を完全生産限定盤としてCDパッケージでリリース。

1stアルバム「T.A.T.O.」を7月29日にリリース!

Power Push! Interview


ラッパー/DJ/トラックメイカーなど、総勢16人によるクリエイティヴ・コレクティヴとしての存在性を高めるヒップホップ・ユニット:KANDYTOWN。そのメンバーとして、そしてソロでの「Let Me Know」や、toufubeats「LONEY NIGHTS feat. YOUNG JUJU」など、数々のフロア・ヒットをドロップしてきたKEIJU。その彼が待望の1stアルバム「T.A.T.O.」を完成させた。前述の「Let Me Know」などに加えて、KANDYのメンバーを迎えた「Play Fast feat. Gottz」などの楽曲や、ソロとして丁寧に構築された「Blonde」など、幅広いメッセージとサウンドの楽曲が収録された本作。そしてそのアルバムは、メロディアスで柔らかなフロウと、メロウな声質というKEIJUのラップにしっかりと貫かれており、彼のラッパーのとしてのオリジナリティを十二分に感じさせられる。ここから彼の新たなる道程が始まる。

TEXT: 高木"JET"晋一郎 PHOTO: 盛孝大

ースペースシャワーTV、8月度の「POWER PUSH」には、KEIJUくんの「Hold You Down feat. MUD」がチョイスされました。

本当にありがたいことですね。自分自身、MVを通して新しい音楽を知ることも多かったし、そういった存在に自分の音楽がなれたっていうのは、すごく嬉しいです。

ー今回のMVはライブハウス/クラブである「新木場スタジオコースト」で撮影されていますね。

何か特別な意味がある訳ではないのですが、監督のダッチ(映像作家の山田健人)が提案してくれて、自分としてもこういう状況なのでクラブに何か出来ないかなとか、少し考えていたのでコーストを舞台にさせてもらいました。

ーただ、コーストのフロアやステージでは撮影されていないですね。

MV自体、あまりコーストを前面に押し出すような映像にはなってないと思います。

ー確かに、コーストらしいビジュアルは、会場入り口のパネルぐらいですね。

一瞬チラッと映るくらいで。あまり場所を特定するようなMVにはしないようにしてたと思いますね。

ーそれはなぜ?

曲調的に、「いかにも」な映像になってしまうとつまらないんで、分かる人には分かるけど、コーストだとは意識はさせないような映像にしようと。

ー監督の山田健人さんは、最近ご自身のTwitterで「TAXi FILMS」(注:IO、KEIJU、山田健人で構成される映像クリエイト集団。KANDYTOWN周辺の作品を多く手掛ける)のメンバーであることを書かれていましたね。しかし今までそれはあまり公言されていませんでした。

そうなんですよ。ダッチとの付き合いはスゴく長くて、確か18の時に出会ってたと思います。同い年っていうのもあって、友達の紹介で知り合って。その時期は、ダッチが映像を撮り始めるぐらいのタイミングで「いつか撮らせてよ」っていう話をしてた記憶がありますね。おそらく発表はされていないと思うけど、GottzとHolly QのMVが、俺ら周りだとダッチの最初の作品になるんじゃないかな。笑
ダッチをIOくんに紹介したぐらいの時期に、KANDYも動き出すタイミングだったんで、KANDYのロゴや、映像周りはもちろん、マネージャーとして名前も貸してくれてました。笑 当時、IOくんは自分で映像を作ってたんだけど、ダッチと共鳴し合って、刺激し合ってTAXi FILMSが出来上がったんですよね。自分はそこのサポートをするって感じでした。今でもダッチとは二人で飲みに行ったりもするし、とても仲良くしてもらってます。

ーその彼が「T.A.T.O.」収録の「Bound For Glory」「Remy Up feat. IO」「Play Fast feat. Gottz」そして「Hold You Down feat. MUD」の4本のMVを監督し、その4本は連続した作品になっています。

そうですね、流れとかは特に意図するものはなかったのですが、内容に関しては受け取る人が意味を考えてくれるようなモノにしようっていうのは思ってました。

ーKANDYの面々もかなり多く登場していますね。

仲間が協力してくれる、仲間が参加してくれるっていうのは、本当に心強いし、嬉しかった。今回の作品やMV制作を通して、格好いい仲間と、最高のスタッフに恵まれているって改めて感じたし、今回の一連のMVは本当に満足してますね。しかもそれが今回「POWER PUSH」に選んでもらえたのは、本当に嬉しいです。

ー映像に登場するライオンは何かを象徴しているんですか?

解釈は人それぞれで良いんですが、高級車のイメージっていうのもあるし、映像にあるように、俺のバックにいてくれて、オーバーシーンしてくれる存在という意味では、亡くなってしまったKANDYTOWNのYUSHIを象徴していたり。

ーその言葉通り、KEIJUくんがラップする後ろにライオンが座ってるシーンもありますね。

めちゃくちゃ怖かったですよ! 「CGでしょ」とか言われるんだけど、CGならどんなに楽だったか(笑)。

ー今回のアルバムのお話を伺うと、待望のソロ1stは「T.A.T.O.」と名付けられました。

「TINY ANTHEM, TINY ORACLE」(小さな小さな讃歌、小さな小さな神のお告げ)の頭文字を取って、今回のタイトルになりました。このアルバムに至るまで自分自身、とにかく藻掻いてたんですよね。そんな自分と同じように、世の中には仕事や人生だったりで、藻掻いてる人が沢山いるわけで。そういう人に届くような作品であって欲しいという意味で、今回のタイトルになったんですよね。ただ、大声で励ますようなものでは無いので、「TINY」という言葉がついて。それが今回のコンセプトでもありましたね。

ーだから、音楽シーンやヒップホップシーンに向けて、という大声な作品ではなく、リスナーひとりひとりに向いたり、寄り添うような印象を受けました。

とにかく藻掻き苦しみながら作っていたんで、自分と同じような状況の人の背中を押せればなって。そうやって藻掻きながら何かを続ける人が、良いものを見れるんじゃないか、という希望も含めて。

ー「藻掻き苦しんだ」のはなぜ?

納得がいく曲がなかなか作れなかったんですよね。作っても作っても、自分に全く響かなかったし、自分にさえ響かないものが世の中やリスナーに届くはずがないって、どんどん袋小路に入っちゃって。自分を納得させる曲を作るために、ずっと藻掻いていましたね。だから、やっと自分が納得できるアルバムが完成した時に、KANDYの連中や、レーベルのスタッフが喜んでくれたり、「これが一番いいよ」って言ってくれた時は本当に嬉しかった。KANDYのルールとして「100万人よりもフッドにめがける」って言葉があるんですけど。

ーマスに届くものを目指すより、先ずは自分たちの周りに届くものを作ろうと。

それが自分もアルバムっていう単位で少しは出来たかなって思えるようになりました。

ー今回のアルバムは「TINY」というコンセプトがあるように、派手で勢いのある作品というよりは、丁寧に織り上げられた、じっくりと長く聴けるアルバムだと感じました。一方で、Awich「Remember feat. YOUNG JUJU」やtofubeats「LONELY NIGHTS feat.YOUNG JUJU」のように、KEIJUくんにはフロアヒット請負人のような状況もありましたね。

なんだったんでしょうね、あの時期は(笑)。

ーハハハ。でも、その流れで行けば、例えば客演をガンガン呼んだ派手な作品作りも可能だったと思うんですが、今回は逆に客演を絞った、内省的な作品になりましたね。

色んな選択肢をレーベルに用意してもらったけど、作ってる途中でとにかく自分の耳を信じていこうと思いました。何度も書いて録り直すことが一番安心したから、ハードにやったと思います。まだまだですが。求められる自分より自分が何をしたいのかどういうモノが好きなのかを突き詰めて出来た作品だと思います。

ー個人的には、リリックに運転する、ドライブするというニュアンスの表現が多いのは、それは「自分自身をハンドルする/コントロールする」という意志の現れだとも感じていたので、そういった部分からも、今回のアルバムはKEIJUくん自身の意志や内面性が強いと感じました。

そうですね。「Sonatine」や「T.A.T.O.」は、ポップさも狙ったりして作ってるんで、そういう外向きの部分と、内向きの部分を同時に出したいと思ったし、それも自分の意志でしたね。

ー同時にCHARAの「Junior Sweet」をサンプリングした「Bound For Glory」のような、王道のヒップホップらしい音像も印象的でした。

この曲も含め、Illicit Tsuboiさんには本当にお世話になりましたね。Tsuboiさんのスタジオに入ると、毎回いろんな発見があるし、他にも関わってくれたトラックメイカーだったり、スタッフだったり、本当に色んな方に成長させて貰ったなって。ちゃんと向き合ったからこそ、ちゃんと色んな人が思いを返してくれて、それで出来上がった作品だと思います。

ー今回のアルバムは「Remy Up feat. IO」で幕を閉じます。

この曲はやっぱりYUSHIの事を考えて作りましたね。でも、それだけじゃどうなんだろうって葛藤してた時に、この曲にIOくんが参加してくれることになって、そこでやっと完成した感じがありました。この曲が入ってなかったら、このアルバムに納得がいくことはなかったと思う。それに加えて、この曲で歌ったような思いは決して忘れないけど、自分は止まらずに先に進んでいくっていうことを表現した作品でもありますね。だから、終わりの曲でなくて、新しい始まりの曲だと思ってます。

ー 一旦曲がフェードアウトしたあとに、新しいトラックがフェードインする部分からもその意志を感じます。では、この先のKEIJUくんの動きは?

ライヴに関しては、配信だったり色んな方向性を考えているんですが、やっぱりライヴはパーティとしてワイワイガヤガヤやりたいんで、その部分をどうしたら落とし込めるかなって悩んでるところですね。ただ、ライヴでは動きづらい分、作品制作へのモードは高まってますね。BIMくんのとフィーチャリングや、他にも客演仕事の計画も進んでいるし、自分自身でも年内には何かそうと思ってるので、ぐっと盛り上がれる曲から、自分自身に向けた曲まで、色んな作品を生み出せればなって思ってます。

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【KEIJUのルーツミュージック】

山下達郎『SPACY』

根本的なルーツだと、やっぱり山下達郎さんですね。子どもの頃から自然と聞いていたし、ずっと好きでしたね。KANDYTOWNのみんなが共通して好きなのも、山下達郎さんだと思います。(筆者に)KANDYTOWN × noshの「Kruise'」(2015年リリース)のタイミングでKANDYTOWNに取材して頂いた時に、取材場所のカラオケボックスで「蒼氓」歌っちゃいましたよね。その節は失礼しました(笑)。でも、YUSHIが好きだったのが「蒼氓」だったんですよね。だからあの曲はKANDYにとってスゴく深い意味のある曲だし、当時はまだKANDYで揃ってインタビューを受けるっていうのも珍しかったから、歌ったような気がしますね。他にもKANDYが共通して好きなのはMUROさんのミックステープ。特に「DIGGIN' ICE」はクラシック。みんな持ってたし、貸したら戻ってこなくなるミックスでした(笑)。それこそ、YUSHIがMUROさん周りの方々に良くしてもらって、教わってきたいろんな音楽をKANDYのメンバーに伝えたり、IOくんは「BOOT STREET」(注:渋谷宇田川町にあった、ラッパーのD.Oが手掛けたCDショップ。最新のミックスCDなどが並んでいた)で働いてたんで、そこで日本のアンダーグラウンドとか、海外のストリートものをゲットして、それをKANDYに持ち込んだり。
自分がヒップホップに興味をもったキッカケは映画を通してでしたね。もともとスゴく映画が好きで、「凶気の桜」で聴いたキングギドラの「ジェネレーションネクスト (SAKURAリミックス) 」は衝撃を受けましたね。「凶気の桜」のサントラはとにかく好きで、一時は学校への登下校はずっと聴いてました。そこからZEEBRAさんの作品を聴くようになったり、兄の影響で餓鬼レンジャーさん、それからエミネムとかも聴くようになっていきました。ZEEBRAさんの曲で個人的に好きなのは、「真っ昼間」とか「結婚の理想と現実」です。

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