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目を閉じれば / FOMARE

2020年7月のアーティスト

Profile

small indies table 所属、群馬県高崎発 3 ピース日本語ロックバンド FOMARE。 アマダシンスケ(Vo&Ba)の発する切なくも力強い言葉とメロディー、 それを支えるカマタリョウガ(Gt&Cho)とオグラユウタ(Dr)の 観客を圧倒するライブパフォーマンスを武器に全国の大型フェス(ROCK IN JAPAN FESTIVAL、METOROPOLITAN ROCK FESTIVAL、VIVA LA RAOCK 等)、ライブハウスで勢力的に活動している。 NEW EP『目を閉じれば』を7月1日にリリース!

Power Push! Interview


2019年にサポートドラマーとともに47都道府県ツアーを完走、ライブハウスとしては最大規模の新木場STUDIO COASTでのワンマンも経験。その後、“柿ピー”ことオグラユウタを正式にメンバーとして迎え入れ、新体制に。2020年、さらなる飛躍を期待されているバンドがFOMAREだ。7月度のPOWER PUSH!は、彼らが7月1日にリリースした最新EP『目を閉じれば』の表題曲。パンク由来の躍動感や激しさと、耳障りの良いメロディセンスと歌心とが一段と発揮された最新作を紐解きながら、とりわけライブバンドにとってはこの上ない苦境に立たされている、ここ数ヶ月間の思いの丈も訊いていく。

TEXT: 風間大洋 PHOTO: 藤川正典

ー新EP『目を閉じれば』の表題曲「目を閉じれば」がスペースシャワーTVの7月度POWER PUSH!に選ばれたということで、この曲とEPについて聞いていきたいんですが、この作品に至る上でまず振り返っておきたいこととして、去年は47都道府県ツアーがあって、新木場コーストにも立ち、正式にオグラさんがメンバーに加入たりと、トピックスがいくつもありましたよね。この作品のスタートラインとしてはいつ頃の時期だったんですか。

アマダシンスケ:制作としては去年の年末、『FORCE』ツアーを終えてからで、12月からプリプロが始まっていきました。

ーどの曲からできたとか、覚えてますか。

オグラユウタ:5曲目の「REMEMBER」が最初にできてきて。

アマダ:あ、そうだそうだ。

オグラ:『FORCE』ツアー中に作った曲で、3人で初めて一緒に作った曲が「REMEMBER」だったんですよ。

アマダ:アルバムの3曲目に収録されている「銀河」っていう曲も最初はバラード寄りな曲だったし、バラードしかできない中で、もうちょっとアッパーな曲を作っていこうと思って、少しずつ「目を閉じれば」とか他の曲が増えてきた流れでしたね。

ーリリース形態をEPにするというのも決まっていたんですか。

アマダ:最初はどんな形態で出すかは決まっていなくて、本来だったらあと2曲入る予定だったんですけど。その2曲は僕らの意思でカットして、EPという形になりました。

ーじゃあ、形態云々というよりも新体制一発目の作品を作るぞ、という気持ちの方が強かったと。実際、この3人になったことで、改めてバンドのあり方、足元を見つめ直したような自覚はありましたか。

アマダ:あったよね?

カマタリョウガ:それはありましたね。

アマダ:47都道府県ツアーを終えて正式に柿ピー(オグラユウタ)さんが入ることになって、群馬出身の3人組になるということもあったので。

カマタ:群馬感は増したね。音源からも群馬臭が漂っているくらい、濃度が高めかなと思います(笑)。

ー同郷ゆえに、ちょっとしたことで言葉にせずともニュアンスが伝わるとかもありそうですよね。

一同:ありますねぇ。

アマダ:機材車なんて群馬の話だけだもんね。

オグラ:地元のバンドの話とか。

アマダ:本当に同じライブハウスに立ってたので、柿ピーさんはちょっと年上なんですけど、“地元の先輩”という印象が強かったんです。

ー単にドラムというボトムを支える楽器のプレイヤーが変わったことだけじゃなく、そういう関係性や空気の変化があってのことかもしれませんが、今作は音の下半身がしっかりした印象があります。

オグラ:ああー、嬉しいですね。

アマダ:音に関してはカマタも結構こだわりが強かったよね。

カマタ:とにかくメロディック・パンクすぎないように作りました。もっといろんな人に聴いてほしいなっていうことで、聴きやすい音を入れてみたり。

ーメロディック・パンクの成分を抑えたということはつまり、メロディック・パンク“じゃない”音楽の成分が増したとも言えると思うんですけど、それはポップスであったりとか?

カマタ:そうですね。ポップスが大きかったと思います。ポップスとパンクの融合感というのはやりたいと思ってました。

ー自分たちとしては、今までは結構パンクに寄っていたなという感覚がある?

アマダ:はい。もうルーツがメロディックだったりするので。僕はメロディックが好きでバンドを始めて、でもJ-POPとかにもすごく影響はされているので、ちゃんとルーツが見えながらもポップスのシーンにも行きたい、みたいな。

ーパンクに軸足を置いていた期間が長らくあって、ライブもたくさんこなしてきた自負があるからこそ、ここらでもう少し違ったことに目を向けても大丈夫だ、と。

アマダ:それはあるかもしれないです。

カマタ:47都道府県ツアーでとにかくたくさんライブをやったので、「これが自分たちの音楽なんじゃないか」というのは若干掴みつつありますしね。

ー僕はここ数年、FOMAREを『山人音楽祭』等で観る機会も何度かあって、そのときの印象はたしかにもっとパンク色が強かったかもしれない。それと比べれば今作は緩急があって、メロディが前に出た曲も多いですね。

アマダ:いつも僕が最初に弾き語りでメロディを作ってメンバーに投げるんですけど、今までは「もうちょっとこうしよう」って何度か変えたりもしてたんです。でも今回はものすごくシンプルで、“これが一番この曲の素直な形になるからこうしていこう”、みたいな感じでした。あとは今まではちょっと無駄に間奏を作ったりもしてたんですけど、そこもカットしてみたりとか。素直な感情で曲に入り込むことができたから、こういう仕上がりになったのかなと思います。

カマタ:自分はやっぱりアレンジを気にして作ったので、いろんな人から「アレンジが良かったよ」って言われることが多くて嬉しいです。

ーアレンジ面で、これまでの作品と意図的に変えた部分、新たに試みた部分はあります?

カマタ:えーと、イントロが多めです。全員名曲にしてあげたかったので、名曲っぽいイントロを考えました。「目を閉じれば」も、ただギターが入るだけじゃあまり耳に引っかからないと思ったので……あの、ハリウッドザコシショウが好きなので、芸人の(笑)。

ーほお。

カマタ:ハリウッドザコシショウがよく使う効果音の、ドゥーンって下がる音なんですけど、それを入れておこうと思ってやりました。

ー意外なところからのインスピレーション。柿ピーさんが入ったことでの変化を特に感じるところでいうとどのあたりですか。

アマダ:音楽的にも感じることはすごいあるんですけど、レコーディング中の楽しさだったりとか、一緒にいる時間での楽しさをすごく感じますね。

カマタ:うんうん。

オグラ:嬉しいっす……!

ードラムプレイとしてはどうでしたか。

オグラ:ノリ感は大切にしましたね。この6曲には縦ノリだったり横ノリだったり、いろんなノリが入っていたりするので、そこを大切に。あとはボーカルのシンスケをどう歌いやすくするか、引き立たせるかっていうのは一番考えました。

ー力強さもあるし、曲によってはタイトな質感も出ていたり、存在感がすごくありますね。

オグラ:ありがとうございます! 嬉しいです。

ー制作の時期的にはコロナの影響もありました? 集まって音を合わせるときとか。

アマダ:ギリギリ集まってやれてました。レコーディングが終わってミックスに入るくらいからこういう状況になってしまったので。その前に3人全員揃って録れました。

ーそうなんですね。「目を閉じれば」の歌詞を見る限りでは自粛期間に入ってからの心境にも見えたんですが。

アマダ:たしかに。歌詞的には、2月後半から3月前半にはちゃんとフィックスして、レコーディングまで終えてたので、あんまりコロナの影響は音源にはないんです。あの頃はまだ全然ここまでの状況になるとは読めてなかったし。でも『目を閉じれば』っていうタイトルからリンクしてくれる部分はあるんじゃないか?っていうのはありますね。

ー<今では考えられない 毎日はいつの日か僕らの理想になってた>という歌詞とか。

カマタ:めちゃくちゃ刺さっちゃう。

アマダ:それっぽいですよね(笑)。

カマタ:奇跡だね。

ー今作全体の詩を書く上で、テーマや意識したことは何かありましたか。

アマダ:地元の友達だったり先輩だったりとか、今まで支えてくれた人たちを軸に考えてました。恋愛テイストな曲も結構多いんですけど、なるべく「ザ・ラブソング」っていうだけでは見られたくなかったので、同性とか友達、そういう存在に向けて書いた歌の中に……それだけだと友情ソングになりすぎちゃうので、恋愛スパイスをちらほら入れて、恋愛の景色も映るようなものになったらいいなということは意識して書きました。

ーなるほど。その中で表題曲「目を閉じれば」がPOWER PUSH!に選ばれてことについては、どんな感想を持ちましたか。

カマタ:俺はもう、「これ、キタな」と思って純粋に嬉しかったですね。すごい先輩たちが取ってきた座じゃないですか。「目を閉じれば」がそうなってくれて良かったなと思うし、ミュージックビデオも青いペンキでド派手にやっといて良かったなと思って。

アマダ:お母さんが行く美容室でいつもスペシャが流れてて、最近髪を切りに行ったときにPOWER PUSH!として「目を閉じれば」が流れてくれてたらしくて。なかなかYouTube以外で母は自分らの映像を見ないので、そういう場所で流れてるということは、本当にいろんな人が見てるんだなと思いました。「すごいじゃん、おめでとう」「ありがとうございます!」っていう感じでしたね。

ーお母さんとしても気持ちいいでしょうね。

アマダ:はい。「息子だ」って言ってんのかなぁ?(笑)

ー柿ピーさんはどうですか?

オグラ:やっぱり単純に嬉しいですよね。自分が入って初めてのCDなので、かなり気合を入れて作ったのがPOWER PUSH!になったのもあって。スペースシャワーも昔から契約しててずっと観てたので、あそこに俺たちがいるんだって。

ーMVも、再生数等を見ても好評で。

アマダ:そうですね。ありがたいです。あれは先月撮って、1ヶ月経ったか経たないかくらいなんですけど。

ーじゃあ、アルバムは自粛間前になんとか録れて、MVは自粛明けてから速攻撮ったと。

カマタ:そうそう(笑)。

アマダ:編集、大変だっただろうなぁ。

カマタ:コロナで外にでれない間、ずっと自分らは音源を聴いてたから、MV撮影の意識、イメージはずっとしてたよね。「ここでどうしようか」とか。

オグラ:たしかに。

ー演出の方向性とかはメンバーからもリクエストしたんですか?

アマダ:いや、今回は撮ってくれる監督が全部構成まで考えてくれて。曲にあった映像になったと思います。

カマタ:いいものになった。ディレクションをしてくれたのが、昔からFOMAREのライブ写真を撮ってくれてる年下のカメラマンなんで、より意思疎通ができたんですよね。そこも良かったです。

アマダ:以前の「HOME」っていう曲のMVも作ってくれたんですけど、それ以来で。そいつが監督になって全部仕切るっていうことで、あいつ的にも俺ら的にも初の試みだったんですよ。

カマタ:あいつも気合入ってたし、俺らも気合入ってたので。

ー新体制一発目という気合が入っていたし、でもライブもできなかったりとフラストレーションが溜まる状況の中で、ああいう躍動感のある映像が撮れたと。EPもMVも含め一通り完成させた今、今回はどんな作品になったと感じますか。

アマダ:すごく単純な答えになっちゃうんですけど、FOMAREの良さがちゃんと詰まってるというか、逆に言えば、FOMAREの良さしか詰まってないというか。今まではレコーディングしてCDを聴くと「ここはもうちょっとこうしたかった」だとか、色々と後から思うこともあったんですけど。俺的にはそれが全くゼロで、すっきり聴けるCDになりましたね。

ーそれだけにやはりライブで聴きたくなるわけなんですが、なかなかすぐには難しい状況があって。そんな中でバンドマンとして、クリエイターとして、今どんな想いを抱いてますか?

アマダ:一旦はこの『目を閉じれば』をちゃんとライブでやりたいっていう想いがすごく強いですけど、ちょっとこの状況が当たり前になりつつあるので、それが怖いですね。みんなが当たり前になってしまったら……ライブハウスの必要性だとか、CDの必要性だったりが、ちょっと自分でも薄れつつあるので、そこはちゃんとブレないようにいたいなというのはありますね。

ーこの作品は特に、ライブで聴かなきゃだめだろうという気がします。

カマタ:絶対ですね。

アマダ:今はとりあえず曲も作りつつで、『FAM』っていうCDがレーベルから出るんですけど、それもこんな状況になって急遽作ったよね。RECが終わってから。

カマタ:『目を閉じれば』を録り終わったあと、うちのレーベルで一斉に制作しようっていう話になって、テーマも全部この状況になってからの“ライブハウスへの愛”みたいな感じに決めてそれこそシンプルに仕上がって。それがまた良くて。

オグラ:いいっすね。

カマタ:もう、みんな聴いてって感じです。

オグラ:あとはもう……ライブがしたいです。

ーライブができなくなって気づく、ライブの素晴らしさってやっぱりありますしね。

カマタ:めっちゃありますね。もともと俺らはめっちゃライブしてたので。

アマダ:やっと新メンバーになって、やっとできるっていうときにね。

オグラ:群馬でツアーをやって、ちょっとライブをやってからもうこの状況なので。これから頑張りたいのにな、みたいな感じですよね(苦笑)。

ーツアーのドキュメンタリーのティザーがYouTubeに上がってますけど、あれを観るだけでもバンドが良い具合の再出発モードになっていただけに。

カマタ:そうですよね……まあ、今もなってるんですけどね(笑)。

アマダ:早く行けるところまで行きたいですよね。

ーそういう勢い、やる気みたいな部分もしっかり閉じ込められた作品だなと感じました。この先に向けては、バンドとして目指していきたいこと、やっていきたいことをどんなふうに考えていますか。

アマダ:そうですね……ライブはできないですけど、一旦リリースすることはできて、本当にあとはこの曲たちをどうライブでやるかっていうことしか考えられてないんですけど。47都道府県ツアーを終えて、そのハードルはFOMAREは制覇したと思うんですよ。で、明確には決まってないんですけど、ちゃんとみんなが予想している以上のことを考えて、動けるようになったらまたFOMAREなりにチャレンジしていこうと思うので、そこは本当に期待しておいてほしいのが一番ですね。

ー47都道府県ツアーをやりきったというのは、バンドとして一種の到達点でもあると思うんですけど、自分たちはライブハウスのバンドだっていう意識はやっぱり強いですか。

アマダ:強いですね。今でも強いです。

ーその自負はあった上で、そうじゃない環境、もっと多くの人に聴かれるような存在になっていこうという意識もあって。

アマダ:もちろんあります。ちゃんと自分らの、FOMAREプレゼンツとしてのホールやアリーナはまだやったことがないので、新しい形で新しい聴かせ方で。会場が大きくなると、指定席とかだったりもするじゃないですか。で、『目を閉じれば』はホールにも合っていると思うんですね。だからそういうところでもやっていきたいと思います。

オグラ:同じです!

カマタ:そこはもう3人一致してますね。

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【FOMAREのルーツミュージック】

アマダシンスケ
MONGOL800 / MESSAGE

入りでいうと、MONGOL800の『MESSAGE』ですね。リアルタイムではなくて、小学生の頃に従兄弟が教えてくれて聴いたんですけど、そこで初めてインディーズバンドというものを聴いて、それからモンパチの好きなバンドを調べようと遡っていって、ド定番だと思うんですけど、ハイスタの『MAKING THE ROAD』だったりを聴くようになりました。そこに憧れてずっとやってきたし、やっぱり影響は大きいですね。

カマタリョウガ
Kiroro / 長い間

いっぱいいっぱいあるんですけど……Kiroroの「長い間」ですね。中1か中2くらいの頃で、そのときはもうアマダとバンドをやってたんですけど、Kiroroにハマって、もう僕の中の音楽はあれだ、と言っていいくらいです。曲の構成で、最後のサビを繰り返す畳み掛けが「そんなにやるの?」っていうくらいの、あの胸を締め付ける感じを僕もやりたい。Kiroroにハマってから、メロディとか歌の良さをどうバンドに生かすかを、今も考えてます。

オグラユウタ
サザンオールスターズ / 海のYeah!!

バンドを始めてからはtoeとかLOSTAGEとかすごい好きになったんですけど、曲として小さい頃からずっと聴いてきて、未だに超好きで全曲歌えるのはサザンオールスターズの『海のYeah!!』ですね。ド名盤じゃないですか。あとは『KAMAKURA』も好きですね。ドラマーとして好きなのは……toeとかですね(カマタ「なんでそんなに振り幅デカいんだよ(笑)」)。サザンも、「勝手にシンドバッド」の最初のパーカッションとか、「ヤベエな」と思ってました。

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