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GOLD TRAIN / リーガルリリー

2020年1月のアーティスト

Profile

2014年に当時高校生であったVo.Gt.たかはしほのかとDr.ゆきやまが出会いリーガルリリーを結成する。
精力的にライブ活動を重ねながら、2018年7月にBa.海が加入し現体制となる。

2019年には、アメリカ合衆国で開催された世界最大級の音楽フェスティバル「SXSW 2019」にも出演し、同年9月には、映画『惡の華』主題歌として書き下ろした新曲、1st Single「ハナヒカリ」をリリース。

そして2020年2月5日に1st Full Album「bedtime story」をリリースすることを発表!
アルバムを引っ提げての全国ワンマンツアーや、年を跨いでの中国ツアーも開催決定!
唯一無二の世界観をもつ楽曲と圧倒的なライブパフォーマンスで、国内外問わず注目が集まっている。

Power Push! Interview


2020年1月、SPACE SHOWER TVのPOWER PUSH!に選ばれたのはガールズ3ピースバンド・リーガルリリーの1stフルアルバム『bedtime story』のリードトラック「GOLD TRAIN」だ。彼女たちの過去作で特色となっていたシューゲイザーやオルタナティヴ・ロックのエッセンスも窺えると同時に、ギターロックとしての素直な魅力やドリーミーで幻想的な光景が描かれた詞世界からはバンドの進化っぷりも見えてくる同曲について、3人に話を聞いた。

TEXT: 風間大洋 PHOTO: 関口佳代

ー2月5日にリリースされる1stアルバム『bedtime story』より「GOLD TRAIN」がPOWER PUSH!に選ばれました。まずはこの曲を、そしてアルバムを作り終えた心境としてはどんなことを感じていますか。

たかはしほのか(以下、たかはし):2ヶ月前とかには出来上がっていて、作り終えてから発表するまでに結構長い時間がかかっていたので、わたしたちとしてはもう過去の作品という感じはあるんですけど(笑)。でも、今日も電車の中とかで聴いてきて、「これが世に出たらヤバイな」というか。

ゆきやま:うんうん。

たかはし:そのくらい大きいものなのかなって思います。自分たちのバンドサウンドを180°変えたような、全く新しい“リーガルリリーという音楽性”が生まれたので、これを出したらリーガルの印象が全く変わるようなアルバムになりました。

ゆきやま:海ちゃんが入って初めてのアルバムというのもあって、リーガルリリーの第2期という感じはすごくあるなって思っていて。

海:全体的にいろんな曲があるので、自分の気持ちによって好きな曲が変わるじゃないけど、色とりどりな作品ですね。

ー最初からそういう作品にしたかったんですか。

たかはし:自然です。今回のアルバムは「作ろう!」って思ってできたようなアルバムじゃなくて、曲たちが“できてしまった”みたいな。とにかく放出したいっていう気持ちそのままに作ったので、純粋に色が出たというか、色を出そうというコンセプトがあって作ったわけではなくて。そういう作り方は今回からなんです。もともと、今までのミニアルバムにはコンセプトがあったんですけど、それを無しにして、わたしたちの一番好きな音楽とか、そういうものを純粋に出した曲たちです。

ー海さんが入ってから今までというのは、曲がたくさんできてきた時期でもあったんですか。

たかはし:たしかにそうですね。やっぱりメンバーが安定するともっと自由に、安心してバンドができるっていうのもデカくて。力まずに安心して曲作りをできました。

ーさきほど180°印象が変わるかもしれない、という話がありましたけど、僕としてはそこまでは――

たかはし:本当ですか。あ、そうなんだ……(笑)。それはそれで安心ですけど。

ー決して変化がないという意味ではなくて、今までのリーガルリリーの音に触れてきた人からすると、ちゃんとリーガルリリーだなって思える瞬間がちゃんとあると思うんですよ。

たかはし:嬉しい。

ー同時に、特にこの「GOLD TRAIN」に関しては、バンドにとって今まで足りなかったピースがはまったような曲になるのかなと感じました。

たかはし:うんうん。妥協はしなかったというか、考えることを諦めなかったです。音楽に対して、今まで私は感覚だけでやっていた部分があったので、思いつかないときは直感的に作っていたんですけど。でも「GOLD TRAIN」は究極まで考え抜いて、しっかり作った曲ですね。

ゆきやま:「GOLD TRAIN」に関しては、今ほのかが言ったようにかなりアレンジをいろいろ試したんですよ。多分、アルバムの中で一番試した曲なんです。みんなが納得いくまでずっと変えながら作って、ギリギリまで調整してました。

海:それも微調整とかではなくて、曲の速さとか展開とかの全てがガラッと変わるみたいな。

たかはし:次の日にはいきなりBPMが半分ぐらいになっていたり(笑)。

ゆきやま:4回くらい大きく変えたよね。最初はゆったりした、(両手を上げて揺れながら)こういうチルっぽいやつだったんですよ。で、次はもっとシューゲイザーっぽい重たくてゆっくりなやつで、次は速くしてみて。

海:それが良い感じにミックスされて今の形になったんです。

ーもっと速いバーションもあったんですか?

たかはし:これが一番速いです。やっぱりライブでやると盛り上がります、この曲は。

ーそれだけ色んな曲調までとことん試したということは、あらかじめ「こういう曲にしたい」というイメージを固めずに挑んだわけですよね?

たかはし:そうですね。元々は弾き語りでしか考えていなかった曲で、今回はスタジオでみんなにすごいゆっくりの弾き語りを聴いてもらったんですけど、そこからアレンジした方がみんなの色が出て面白いかなと思って。メロディをより活かせるようなテンション感とBPMを意識しました。どれが一番映えるか、届くかなって。

ー定められたイメージに近づけるために試行錯誤することはあると思うんですけど、そうではないのにそこまで時間をかけたというのは、それだけ「この曲は良いぞ」という感覚があったと。

たかはし:はい。なんで時間がかかったかというと、全部にあてはまってしまうというか、どの速さでも、何を試してもしっくりきちゃっていて。それで選べなくなってました。

ゆきやま:もう一息だなってずっと感じていて、どれも合うんだけどもっと良いのがありそうで、たどり着いたのが今ですね。

海:今の曲の波が一番気持ち良い形です。この前中国(のライブ)でやったときも、言葉とかがわからなくてもメロディの波でちゃんと盛り上がりを作れていたので、それは誰が聴いても気持ちいい波っていうことなのかなって。そこにたどり着けた感じはあります。

ーそういう作り方はバンドにとって新しいことでしたか。

たかはし:そうですね。この3人になってから音楽の作り方が変わったんです。今まではわたしが一方的に音楽をやってたんですけど、“聴くこと”が大切だなと思ったんです。3人の音をしっかり聴きながら音楽をやることが大事だなと思って、そこから作り方もガラッと変わりました。3人で波を楽しむみたいな。

ゆきやま:楽しいときはみんな楽しいと思えるっていうのはありますね。

たかはし:グルーヴ感とかもそういうところから出ているのかなと。作曲からすでにグルーヴっていうのは始まってるなって思った。

ゆきやま:このメンバーになってから試行錯誤の回数も増えたと感じていて。色々といじくるのが楽しいみたいな感覚が前よりもあるように思いますね。だから、まとまらなくても嫌じゃないというか、もっと良い感じにできそうっていうのを素直に考えられるようになったかもしれないです、わたしは。

ー海さんとしてはご自身が加入してからのバンドの変化に対して、どんな作用があったと思いますか。

海:よく聞かれるんですけど……その前を知らないので(笑)、「あ、そうなんだ」っていうのが大きくて。でも「3人で話すようになったよね」ってすごく言っていたので、やっぱり会話が大事なのかなっていう、そのくらいしか分からないです。自分が「3人でやろうよ」「結束を!」みたいな気持ちで関わっていたわけではないし、普通に他愛もないことをやっていただけなので。

ーこの3人になったことで、人間関係としてのグルーヴ感も出たというのはありそうです。ちなみに今回、歌詞の面ではどうでしたか。

たかはし:詞は、最初に弾き語りで作ったものからバンドアレンジで追加したりはしました。新しい展開を作ろうと思ったらそこに歌詞を追加したり。「GOLD TRAIN」もそうでした。なんか、前のリーガルリリーの作品って、あんまり説明しない歌詞が多かったんですけど。

ーそうですね。心象風景みたいなものの抽象的な描写が多かった印象です。

たかはし:それが好きだったんですけど、今回は結構説明している歌詞だなと思うので、それもちょっと新しいかもしれない。Aメロとかは絶対に伝えたい風景があったので、歌詞で説明をしました。

ー先に「ハナヒカリ」という曲が出たじゃないですか。あのあたりからそういうアプローチになってます?

たかはし:ああ、「ハナヒカリ」も説明してる気がする。

ーあの曲は「戦闘機」「F-16」とか、_ドキッとさせられるようなワードが入っていたりしますが、「GOLD TRAIN」にはそういう要素はなくて。でも伝えたい風景、光景のようなものがジワっと伝わってきますよね。

たかはし:ありがとうございます。宮沢賢治がすごく好きで、「銀河鉄道の夜」の汽車を実際に見たとしたら……あの、わたし多摩川沿いに住んでいたんですけど、川の上を夜に電車が通ると、川に映った光が綺麗な線になって。それが「銀河鉄道の夜」みたいだな、“GOLD TRAIN”だって考えたんですよ。「銀河鉄道の夜」の最後、川に星が映るっていう表現があって、川に映るものって良いなという、そこからですね。

ー今作トータルで言うと、自分たちのどんな面が特に出ていると思いますか。例えば、作るときに共有していたこと、合言葉みたいなものだったりとか。

ゆきやま:すごくシンプルだけどかっこいい、みたいなことはよく言ってたかもなぁ。誰かがコピーしてもかっこよくなるような。

たかはし:ああ、そうだ! 高校生でも、楽器を始めたばかりの人でも弾けるようなギター、みたいな。

ゆきやま:それでいてかっこいいやつね。コピバンで先輩がやってたら好きになっちゃうような。そういう話はしてたなと。それは今まで出ていた言葉じゃなかったので、このアルバムからの新しい要素だと思います。

ー音色とかはめっちゃこだわりを感じるんですけど、やっていること自体はシンプル。音の面で言うと、ギターロック感はありつつも初期のシューゲイザーみたいな手触りもあります。ジーザス・アンド・メリー・チェインとか、そのあたりの。

たかはし:ああー! そういうのが好きなので、結局そういう雰囲気は残りました。

ー残響音みたいな部分とかもすごく考えられてるなぁと。

たかはし:でもそこは実際、その場で直感的にやりました。前からやっていたものをそのままというか。

海:よくライブでもそういうノイズを出したりもしていて。

たかはし:なんかかっこいい!っていうね。

海:それがそのままスッと入った感じです。アルバム全体的に、ライブでやっても音源よりになりすぎないような、ライブ感が入ったアルバムになってるかなって思います。

ゆきやま:曲の構成の感じとかも、ライブでややこしすぎないように、気持ち良くノレるような感じにしていて。

たかはし:だから今スタジオで曲を作るのは、ライブのための曲を作るような感じでもあって、すごく大事だったなと思います。

海:3人で合わせていて、たとえばドラムのフィルが入ったときに、「ここで盛り上がりたいよね」みたいな雰囲気が3人から醸し出されるのが分かるから、そうやっていくと本当に盛り上がっていく。そういうのが勝手にできてきて、それがそのまま入った感じですね。

ーなるほど。そして「GOLD TRAIN」はMVも既に公開になっていますよね。

たかはし:年の近いめちゃめちゃ可愛い人が監督で、あんなにかっこいい作品を作ってくれて。PVって一つの作品として、音が無かったとしても音が聴こえなきゃダメだと思うんですけど、今回のPVは、もしリーガルリリーの音が無くても素敵な音が聴こてくるなっていう映像で、ちゃんとBGMになれたんじゃないかなと思います。

ーBGM?

たかはし:「GOLD TRAIN」が映像のBGMに。PVってそういうものだと思っていて。

ーああ、音をより引き立たせるための映像じゃない、と。

たかはし:はい。そうすると映像があまり良くなくなると思うので。わたしは、人に一番よく伝わるのって、映像に一番適したBGMだなと思うんです。

ー映画音楽とか劇伴とかの考え方に近いんですね。

たかはし:そうですね。

ゆきやま:そうなれたときに曲も一番よく聴こえると思いますね。

たかはし:もし曲を聴かせたいんだったら、音源だけでもいいし、他にやり方なんていくらでもあるからね。そこが良い感じにリンクしてよかったなと思います。

ー夕刻から夜に向かって行って、映像が反転するところとか素晴らしいですよ。

たかはし:そう! あれは天才だなと思いました。

ーそんな風にできた曲とMVがPOWER PUSH!として流れる訳ですが、今回選ばれたことへの感想も聞いておきたいです。

海:すごく聴いてほしい曲でもあったので、このタイミングでよかったな、色んな人にMVを観てもらえる機会が増えたっていうのは嬉しいなって、単純に思いました。

たかはし:いろんなスタジオとかで見かけるじゃないですか、スペシャの番組って。

ーああ、そうですね。ロビーの上の方とかによくあるモニターとかで。

海:そうそう。あれで流れるんだよね。

たかはし:だから音楽が好きな人に向くテレビ、番組だと思うのでとても嬉しいです。

ゆきやま:このアルバムが出来て、どれを一番最初に発表してリード曲にするかっていうのは悩ましいところがあって。でもすごく良い曲だったから、「GOLD TRAIN」で口火を切った方が広まるんじゃない?っていう話になったんです。それをPOWER PUSH!でかけてもらえるから、よっしゃあ!みたいな。これでどんどんアルバムも聴いてもらえたらと思いますね。

ーそして2月5日にアルバムリリースを控えた、今現在のリーガルリリーはどんなモードになっているんでしょうか。

たかはし:今はもう、ちょっとひと休み……(笑)。

ゆきやま:正月休みがあったので。

たかはし:5日間くらい。それで今日は久しぶりに(メンバー同士)会いました。でもやっぱり、5日間も何もしていないとつまんないですね。

ゆきやま:有り余る時間をどうしたらいいんだろう?っていうね。なんとなく病みました(笑)。

たかはし:病む病む(笑)。

海:今日が楽しみだったもんね。

たかはし:映画とか観ても、すごい良かった!とはなるけど、もしライブとか曲作りとかをしていたらそこにその感情を入れたいのに、アウトプット先が寝るしかないっていう(笑)。

ー十分すぎるくらいの充電だったみたいですね。

たかはし:レコーディングが終わってからはライブを結構やっていたんですけど、3月にまたツアーがあるので、そこまでにまた練習したり曲を作ったりしたいなと。

ーもう色々と新たな種も出てきていたり?

たかはし:出てきてます。同じことのルーティン化しちゃうと、わたしの性格的に難しいので、作り方とかもいろんなことを試してみたいと思います。

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【リーガルリリーのルーツミュージック】

たかはしほのか
NIRVANA / Nevermind

色々あるんですけど、一番最初にギターを弾いて3人でバンドをできるんだなって思ったキッカケは、NIRVANAでした。音楽が好きな気持ちがあれば、下手くそでも誰でもバンドってできるんだっていう風に希望を持たせてくれたバンドなので、すごく好きです。(リーガルリリーが)今回のアルバムでやろうとしたこととも同じだと思うし、わたしは今でもエフェクターが全部NIRVANAと一緒なんですよ。NIRVANAを全部カバーした後は、レッチリをカバーするようになって、それでちょっとギターが上達しました(笑)。最近ジョン(・フルシアンテ)が復活して「生きてて良かったぁ」って。


神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ

中学・高校の頃、神聖かまってちゃんをすごく好きな時期があって、原点回帰じゃないけど、最近ライブを観にいって「やっぱりこれだな」と思いました。アンコールであの曲を聞いたんですけど、思いっきりやられて。思春期とか反抗期を表に出せる側じゃなかったので、自分の心の中のモヤモヤを突き刺してくれる、頭の中でだけ暴れてくれている曲、という感じでしたね。当時、外では冷静に保てていたのは、あの曲があったからです。大学生になって独りでベースを弾いていた時期にもまた聴いて、「やっぱり音楽やりたいな」って今に至る、そういう衝動的な部分をくれた曲でもあります。

ゆきやま
Led Zeppelin/天国への階段(Stairway to Heaven)

中学生とかの頃にはバンドという存在は知っていたのに、ボーカルしかいないと思っていて(笑)。他の楽器にあんまり目が向いてなかったんです。高校に入って、初めてバンドを深く「カッコいい」「ヤバイ」って思えたのが、Led Zeppelinの4枚目で、みんな好きっていうから恥ずかしいんですけど、「天国への階段(Stairway to Heaven)」がどうしてもカッコ良かったので、そこからロックバンドがすごく好きになりました。あの曲って全部の楽器が入るまで長い時間がかかるから、一個一個入っていく度に感動しちゃうんですよ。あれで歌だけじゃないオケのカッコよさに気づいたし、ドラムのカッコよさがわかるキッカケだったと思います。

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