サーチ

アーティスト名、楽曲名を
入力して検索

今日の放送予定

インフォメーション

レコメンドアーティスト

WANIMA

WANIMA

スペースシャワーTVが自信をもっておススメする邦楽マンスリーアーティストが"VIP"。話題の新曲ミュージックビデオを中心に大量オンエア!

SPOTLIGHT / eill

SPOTLIGHT / eill

毎月注目アーティストの一曲をピックアップし、 そのミュージックビデオをヘビーローテーションでオンエア!

その他のローテーション

レコメンドアーティスト

POWER PUSH!

POWER PUSH!

毎月注目アーティストの一曲をピックアップし、 そのミュージックビデオをヘビーローテーションでオンエア!

VARIETY / TENDRE

2019年10月のアーティスト

Profile

6月に開催された東名阪ワンマン・ツアーは追加公演も含め全公演ソールドアウト。続く10月からの全国ツアーもファイナルとなるリキッドルームが即日完売、ARABAKI ROCK Fest、VIVA LA ROCK 2019、Greenroom Festival、FUJI ROCK FESTIVAL ’19、Rising Sun Rock Festival、Sweet Love Shower、Local Green Festival、Sunset Live等など国内の主要フェスにも続々と出演するなど、その勢いは増すばかりの河原太朗のソロ・プロジェクト=TENDRE。

HondaのキャンペーンCMに起用された「ANYWAY」、スポーツサンダル・ブランドTevaとコラボレーションしたMVが話題を集め、J-WAVE“TOKIO HOT 100”では最高位4位を記録した「SIGN」を含む待望の新作EPが10月2日リリース決定!

オフィシャルサイト

Power Push! Interview


時折、夏の気配が顔を覗かせる2019年10月、「POWER PUSH!」に選ばれたのはベースに加え、ギター、鍵盤、サックスなども演奏するマルチプレイヤー、河原太朗のソロプロジェクト・TENDRE。「IN SIGHT - EP」は、昼と夜、陰と陽のように、はっきりと2面性が表れた作品だ。それら1曲1曲からは、彼の根底にある言葉のアーカイブとビート、そして出会いから生まれた新たなTENDREとしての色が放たれている。キャリアとしても次のステップに歩みを進めるTENDREに、作品に込めた思いと一貫したスタンス、ツアーを経た先の景色を聞いた。

TEXT: 渡辺彰浩 PHOTO: 盛孝大

ースペースシャワーでは、2017年12月のデビュー作「Red Focus – EP」がミドルローテーションに選ばれているんですよね。昨年、11月には「DRIP TOKYO」でスタジオライブを披露。今回は、2019年10月度のPOWER PUSH!に選ばれました。

ミドルローテーションをいただいた時も嬉しかったんですけど、改めて、POWER PUSH!をいただいて、ライブにしてもプロモーションにしても、スペースシャワーとは距離感を近く、強く携わってくれていると感じていました。POWER PUSH!という勲章をいただけるのはありがたいですし、純粋に嬉しい気持ちが強いですね。

ー今年5月にはSIRUP、6月にはTempalayが選出されています。それぞれ関わりも深いですよね。

SIRUPもTempalayもそうですし、そういう世代として君臨できているのかなとも思うんですよね。イベントとかプライベートで一緒になったりする関係の仲なので、各々がちゃんと次のステージに進んでいるというのが見ていて気持ちいいですし、一緒にいてやる気が漲ってくるので、みんな順当に自分がやりたいことをやれているからこそ、新しい世代、層が面白く盛り上がっているというのは、すごく楽しいし、やりがいを感じていますね。

ー今回は「IN SIGHT - EP」のリード曲「VARIETY」が、ヘビーローテーションに選ばれています。曲のリズムや抜けもそうですけど、すごく中毒性があって歌詞が耳に残る。例えば「チャンスが到来 淘汰したい」といった韻を踏んだ歌詞は、聞いた響きを重視している印象です。

そうですね。体感では10分くらいで歌詞が書けた曲です。それくらいスラスラと言葉が出てきたのも、言葉に対する意識的なものが当然あるわけで。言葉の組み立て方や抗いを持たせた作り方、時代の流れ、風潮に対して自分が思うことってなんだろうと考えた時、陰的な部分がスラスラと言葉に出てきたんです。歌詞で韻を踏んでいてもミーニングは付けられたというか。自分の中でスムーズに書けた面白さがありました。

ーそれはいわゆる、歌詞が降ってくる感覚?

自分の根底にあったものがスルスルスルと出てきたような感覚。言葉としてはもともとあったものなんでしょうけど、いざTENDREとしてそういった曲を表現する時に、ソフトな言葉を使うイメージがあるのかもしれないですが、「思った通りに自分らしくあるには」ということに対しての肯定と反骨精神みたいなものが自然と出てきたんです。自分の中で眠っていたものが現れてきたような感覚に近いかもしれないですね。

ーそういった感覚は、今までにあったんですか?

もちろん、曲によっては。歌詞世界の中での舞台作りだったり、景色、物、人の描き方というのは、時間をかけている部分もありますし、苦悩というか難産な時も当然ある。この言葉を使いたい、これだけは言いたいというコアは眠っているので、その使い具合によって、歌詞の書けるスピード感が変わってくるのかもしれないですね。

ー「VARIETY」は、ほかの収録曲と比べると歌い方もだいぶ違いますよね。例えば「SELF」は柔らかな歌い方ですが、「VARIETY」は気の緩んだ感じというか。

曲が持つテンション感はそれぞれあって、そのテンション感を決めるのは歌の場合もあれば、もともとリズミカルな曲が先に出来て、そこに歌詞が乗っかる時にお互いがどう一番ベストか、そのバランスは毎回考えながら作ってはいます。「SELF」は、もともと弾き語りでやれるようなイメージがあった曲で、「VARIETY」は昔から出来ていたビートを構築し直していった作った曲でした。歌の乗せ方はビートに準ずるようなテンション感ではありつつ、ハイテンションで歌うということでもなくて。クールさを持ち合わせた上での自分の立ち位置を考えて、声の張り上げ方、落とし込み方というのは決めていきましたね。

ー「VARIETY」のMVには河原さん本人も出演されていますね。

そうですね。緩い感じの。監督を務めた2人組の映像チームMargtとは仲が良くて、プライベートでも飲みながら話をするんですけど、ギミックを使って面白い映像を作るというのは個人的にも考えるんですね。シチュエーションとかシーンの内容が決まっていたりしても、自分が飄々としていられる、あまり力んでいない様子の方がいいのかなと。自由にみんなが踊れればいいかなという意味で僕も自由に緩く踊っていたり、作品に出てくる透明人間はみんなが風潮に流されてしまったら、それって個人として見られるのではなくて、その人自体に似たような景色が馴染んじゃって透明人間なんじゃないかって話をしたところから、いろいろ試してやってみようとなりました。

ーあの緩いダンスは誰発信で?

何の発信もないですよ。ただ、流れていた音に自分が勝手に。自分で作ったビートが小躍り出来るくらいのいいものじゃないと意味がないじゃないですか。そこで変に踊り方を探しにいってもしょうがないし、自分が制作している上で「これめっちゃいいかもな」っていうところと同じテンション感ですね。ライブでも、流れてきた音に対して自分がどういうリアクションをするか、どう踊りだしたくなってしまうかっていうのは、個々によって違うはずだから、そこの秤は僕の中では作らないようにしていて。基本的にライブは自由なものですよね。

ー「SIGN」は4月に先行して配信リリースされていたわけですが、EP全体としてはそこから段々とイメージが湧いていったのでしょうか?

自分の今年のコンディションがいい、いろいろ楽しくやれそうなモードの表しとして、「SIGN」がEPの中で1曲目にあるといいなという、なんとなくの構想はありました。

ーEPについて、これまでの作品と比べ、意識して制作した部分はありますか?

音域のレンジが高音にいく、楽しげなものを作ってみようというのが最初のイメージとしてあったんですけど。頭3曲の「SIGN」「VARIETY」「ANYWAY」は、TENDREの中ではテンション高めのイメージがあって。後半3曲の「SELF」「IN SIGHT」「YOU CAN SEE」は、デビューから1年半くらい経ったTENDREとして、深く考えていたことを音像で言う下の部分で提示した楽曲で、バランス的には面白いEPになったのかなと思っています。

ーHondaの二輪市場活性化プロジェクト「HondaGO」への書き下ろし曲「ANYWAY」は、レーベルメイトのYeYeさんがフィーチャリングでコーラスとして参加しています。これにはどういった経緯があったんですか?

もともと女性シンガーを入れて欲しいという要望があったんですけど、曲としても適度なスピード感に対して女性の声が入っているのは面白いのかなというイメージが湧いていました。そのタイミングで、京都のライブにYeYeちゃんが観に来てくれていて、「そうだ。YeYeちゃんいいじゃない」と思い、その場で話をしてすぐに段取りが決まっていきましたね。

ー河原さんは、レコーディングはすべて一人で演奏するマルチプレイヤーな面がありますが、今作では、んoonのYuko Uesuさん、ライブでのサポートミュージシャンでもあるAAAMYYYさん、松浦大樹さんが参加しています。

AAAMYYYと松浦大樹は、2人だからこそ持ってるものを自分の中に取り入れられたら面白いなと思ったので、いつもリハーサルに入るのと同じようなテンション感で遊びに来てもらって。UesuさんはFLAKE SOUNDSのDAWAさんの紹介で知り合いました。寛容な方で、飲みの席で話をして、そのまま自然な流れで。お互いが面白そうだなと思えること、鮮度があることを続けていきたいと思っているので、いろんな方が自然な形で一緒に参加していただいたのは嬉しかったですね。自分も周りの方が求めてくれたらフットワーク軽めに参加したいと思っています。

ー穿った見方ですが、ライブのサポートミュージシャンでレコーディングしてみようと思うことはないんですか?

ないですね。ライブはライブなんで。面白いとは思うんです、絶対。それは自分の中での思う意味合いとは違う。あくまでTENDREというのが自分の屋号なので。自分自身で広げられる世界観を作るというのが大事だと思いますし、いろんな方に参加してもらうことで、また違った色が足されたり、見方が変わってくるのが面白いと思うからこそ、そこはスタンスとして続けたいなと思います。今のライブサポートメンバーでレコーディングをするんだったら本当に特別な時にしたい。個々がメインを張っていろんなことをやっていますから、そこを尊重してやるんだったら、それはTENDREとしてやるべきではないかなと僕は思っています。だったら、集合体として別の1曲を作りましたとか、そういった面白さがあると思うので、TENDREとして4人を招いてレコーディングをするというのは、今のところあまり考えてはいないかな。

ーTENDREとしてのスタンスがより伝わりました。先ほど、デビューから1年半くらい経ったTENDREという話がありましたが、「IN SIGHT」にはどのような思いが込められているのでしょうか?

「IN SIGHT」は、5年前の自分に書いた曲です。TENDREを始めて、広い会場や制作した曲への反響といった、自分が思っていた以上のものを見られるようになってきた分、循環した日々を過ごしている感覚があるんですけど。TENDREを始める前に、音楽で生涯を遂げるにはどうすればいいんだろうと自分の音楽をやる上での生き方を模索していた時期があって、「IN SIGHT」はその時の自分に対して歌う曲というか。時を超えて言えることがあるんだったら、俺はこういうことを言いたいし、そのまま続けてやっていけばいろんな世界が見えてくるから、という意味合いを持たせた曲ではありますね。

ーその後に収録されているインスト曲「YOU CAN SEE」は、映画のエンドロールのような印象を受けました。この楽曲はEPのどのような位置付けなのでしょうか?

「IN SIGHT」という曲を歌い終えた先に、次に向かっていく異空間をイメージしています。異空間を進んで行った先に、1曲目の「SIGN」に戻るような。音で作る映像的イメージのインタールードを作りたいなと思っていて。過去の自分に対して歌い切った現代の自分が、また次のステップに進んで行く時のBGM。EP自体が6曲というのもあるので、何周も聴けるような作りにしたいなと思った時に、次に進む異空間を作って頭に戻るというような意味合いで作りました。

ー1stアルバム「NOT IN ALMIGHTY」が、2018年10月にリリースだったので、今回のEPはちょうど1年を経てのリリースというわけですが、この1年で周りの環境や見えている景色も変わりましたか?

変わってきたのかなと思いますけど、まだやれるかなと。始めた当初から考えるといろんな方に聴いていただける機会が増えたり、自分が好きな音楽を作り続けて今の時代で反響をいただけるのはありがたいことです。だからこそ、こういうことをしてみたい、成し遂げたいという希望は見えてきたので、また来年はより変わるんだろうなと。今は前進するだけでそこに満足しすぎずという面持ちではあります。

ー2年連続の「FUJI ROCK FESTIVAL」出演も大きなトピックスですね。昨年のジプシーアバロン、今年はレッドマーキーとステージもジャンプアップしています。

レッドマーキーというメインに立てて、気持ちが燃え上がってしまって。音源を作る時とライブをする時とでは気持ちが全然違うんですけど、今年のライブでの熱量は個人としては比較にならないくらい、いろんなものが得られたと思っています。また次、フジに立つ時に自分がどうなっているかという先を見据えながら。2年連続のフジというのは自分の中でもかけがえのない、TENDREを長く続けていく上でも大切な瞬間で、語るべき歴史にはなったかなと。

ーTwitterで拝見しましたが、フォニー・ピープルが袖で観ていたり。

そうそう(笑)。いいですよね。国境を超えてじゃないですけど、いい音が鳴っていたらそれに体が反応する。本来そうあるべきだと思うし、反応してくれたのも嬉しかった。自分自身もいい音が鳴っていたらそこにちゃんとリアクションしていきたいなと改めて感じました。

ー「SWEET LOVE SHOWER」では、最終日のクロージングDJを担当していましたね。

初めてのDJで、あんなに人が来るとは思っていなかったです。最終日のいい温度感での楽な気持ちでありながら、初DJなのでやり方に緊張しながら臨んでもいました。自分のDJを楽しみに来てくれた人だったり、3日間楽しんだけどまだ余韻に浸りたいという人、音楽好きの人がこぞって遊びに来てくれたので楽しかったですし、DJ自体もライブするのと感覚が近かったので、見事に味を占めたというのはこういうことなのかなと(笑)。ケイトラナダ、トム・ミッシュといったみんなが分かりやすい、単純に流れたものに対してノリやすい曲を中心に選びましたね。また出来たらいいなと思っています。

ー12月1日には、「SWEET LOVE SHOWER」の新プロジェクト「SPACE SHOWER TV 30TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2019 ~Bay Area~」が開催されます。TENDREのほかに、KID FRESINO、STUTS、Tempalayといった並びです。

Tempalay、STUTSは「PLAN B」のイベントで一緒に台湾に行った仲でもあったりするし、フレシノ君は一緒にライブをやるのは初めてですけど、パッと見た感じきっと楽しいじゃないですか。ライブでの乗せ方もそれぞれ違うし、音楽への意志もみんな違うんだけど、きっと優しいんですよね。音楽愛に溢れてる人が集まるからこそ、いい空間になるんじゃないかなという気がしています。暮れに近づく中で、一番楽しみなイベントです。

ー今月からは、全国ワンマンツアー「『IN SIGHT - EP』RELEASE "ONE-MAN" TOUR」がスタートします。今年6月開催のツアーからあまり期間が空いていないのもありますが、どのような内容になりそうですか?

TENDREを始めた時から、今までやってこなかったこと、やってみたいと構想があったパフォーマンスをいろいろ試してみようと思ってはいるので、今後ライブを続けていく中で、新しい可能性を見出せそうなツアーになりそうだなと思っています。

ーソールドアウトを受けて、東京、大阪では追加公演も開催されます。ますます勢いづいている印象です。

ありがたいことですよね。だからこそ、それがいいプレッシャーにもなりつつ、いいパフォーマンスを見せたいなというのもあり。また来年はどういうツアーになるのかだとか、先の先までを自分の中で考えていけるように活動できてはいて。期待に応えたいし、期待を裏切りたいというのが心中にある状態です。今回のツアーは先の景色まで見せられるような、いろんな可能性を見せてあげられたらいいなと意識していますね。

ー先の景色という意味では、次の作品の構想も。

なんとなくは。常々何かを作ろうとしてはいるので、それが来年、どういう形で出るのかは分からないですけど、自分の中で歌ってみたいもの、作ってみたいもののイメージは広がっています。そのアーカイブを残していった時に、またどういう作品が出来るかというのは、日常の生活の中で考えていますし、それが楽しい生活の一つになっていますね。

POWERPUSH!恒例企画 お祝いケーキSHOT

【TENDREのルーツミュージック】

スティービー・ワンダー『Overjoyed』

もともと母親が好きな曲で、中学生くらいの時に、母親のライブで無理やり歌わされたことがあったんです。全然思うように歌えなくて、その悔しさから聴き続けていた曲でもあります。自分が歌い手としていろんなことを考える時に、悔しいながら歌ったその曲を思い出したり、自分の中では何かあった時に聴き直す曲ですね。イクラインのコードの動きが似ていて、声の高音の出し方はスティービーに影響を受けてます。コード感やソウルフルな感じはアリシア寄りかもしれません。

ページの先頭へ戻る