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ノーベル / mol-74

2019年4月のアーティスト

Profile

mol-74は2010年にボーカル・ギター・キーボードの武市、ギターの井上、ドラムの坂東により結成。 2012年より自主制作でのアルバムリリース後、インディーズで計5枚のミニアルバムをリリース。
北欧ポストロックを思わせる繊細な音作りで着実にステージをあげ、満を持してのメジャーデビューとなる。

タイトルにアーティスト名を掲げた初のフルアルバムはインディーズでリリースされたミニアルバムを網羅する形で、「エイプリル」や自主制作盤に収録されていた「ノーベル」など代表曲の数々を全曲再録。
さらに、ライブでのみ披露されていた「あいことば」や、バンドの新なる旅立ちを歌った新曲「Morning Is Coming」を 加えた全12曲を収録。初回生産限定盤には「ノーベル」のミュージックビデオに加え、2018年5月に開催された恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブの映像を収録。

4月3日(水)にメジャーデビュー1stフルアルバム「mol-74」をリリース!

Power Push! Interview


2019年4月という時代の転換期、「POWER PUSH!」に選ばれたのは壮大なサウンドスケープを奏でるバンド・mol-74。メジャーデビューアルバムのリード曲「ノーベル」を筆頭に、彼らの楽曲には季節、時間、場所を彩る鮮やかなサウンドとボーカル・武市の綴るリアルな世界観が広がっている。バンドには縁深い桜咲く春に、セルフタイトル作「mol-74」への思い、これから描いていくサウンドビジョンを聞いた。

TEXT: 渡辺彰浩 PHOTO: 高田梓

ー2010年結成なので、もうすぐ10年ということで。苦節十年じゃないですけど、つらいこともあったんじゃ…。

全員:ははははは(笑)。

武市和希(以下、武市):今でも全然ありますけど、5年前とか6年前とかは余計にありましたね。電気が止められたり(笑)。

井上雄斗(以下、井上):レコーディングするのにもお金を使うので、それでどんどん生活費もカツカツになりました。

ーそこから徐々に手応えを感じていったと。

武市:僕たちって、亀のようなスピードでちょっとずつ進むバンドなので、少しずつ環境が変わっていった感じですね。

ー転機となるようなことは?

坂東志洋(以下、坂東):(髙橋涼馬が)入ってからですね。

武市:2017年の11月に加入してくれてから、バンドが徐々に上向きになっていきました。

ー加入の経緯は?

武市:当時、サポートしてくれていた子が離れるとなった時に、たまたま彼がやっていたバンドが解散したんですよ。そこで、彼のベースプレイはもちろん、佇まいも雰囲気があって良いなと思っていたので、弾いてもらえないかなと思ってメールを送ったら、そのメールに気づかずに彼からやりたいですってメールが来て。初めてスタジオ入った時からめちゃくちゃよくて、そこから3カ月後くらいには「正式メンバーとして入ってほしい」っていう話は出ていました。彼的には「あんまりハマってないんじゃないか」と思っていたみたいですけど。

髙橋:想像もしてなかったのでガッツポーズですよね。「そんな感じ出してなかったじゃん」みたいな感じでしたね。めっちゃ嬉しかったです。

井上:「やったー!」って言ってたもんね。

ーバンドの雰囲気も変わっていきましたか?

武市:ベーシストがいてくれることによって、曲作りも大きく変わりました。正直、僕はコード進行とか音楽理論がすごく苦手で感覚的に作っちゃう部分があるので、曲が一辺倒になりがちなんです。そこは髙橋くんが入ってくれたことによって、アレンジ面において広がりが出ましたね。

ー今回メジャーデビューしたわけですが、アルバムはセルフタイトルの「mol-74」です。

武市:僕たちは作品を作る時にコンセプトを決めてから制作するんですけど、今回に関してはメジャー初めての作品をどのようにリリースしようかというのを担当の方と話していく中で、メジャーデビューするのであれば、今まで出したものでせっかく素敵な曲がたくさんあるんだから、それを再レコーディングして、当時出来なかったことにもチャレンジしてみようという方向になって。今回はmol-74としての名刺的な一枚になるという点で変にタイトルをつけるのが自分たちの中でしっくりこなかったので、シンプルに「mol-74」というタイトルにしました。そこに覚悟や、プレッシャーなどは意識していなかったです。

ー過去の曲を再録するという点にはどのような思いがありましたか?

武市:季節感や、時間帯などを音で表現することにこだわっているバンドなので、昔の曲であればあるほど当時の自分たちが出来なかった音作りにもう1回チャレンジできたのは大きかったです。それに、髙橋君も加わった4人で再録出来たことも大きい意味合いを持っていると思います。

ーアルバムのオープニングを飾る「ノーベル」は「POWER PUSH!」に選ばれています。

武市:実家がスペースシャワーTVを観れる環境でずっと観ていました。だから「POWER PUSH!」も、もちろん知っていますし、他の「JET」だったり。当時、好きなバンドが新しいMVを出すたびに観ていた番組だったので、今回決まった時はめちゃくちゃ嬉しかったです。

ー「ノーベル」は自主制作の中でも古い楽曲ですよね。

武市:2014年リリースだったので、5年ぐらい前。できたので言うと6年ぐらい前からある曲ですね。

ーこの3rdミニアルバム「越冬のマーチ」より前ということですよね?(資料には「越冬のマーチ」以後が記載されていた)

武市:そうですね。でも実はストーリー的には逆なんです。例えるならばスターウォーズみたいなもので「ノーベル」が収録されていた「ルリタテハ」は未来盤で、「越冬のマーチ」はエピソード1なんです。「越冬のマーチ」は自分たちがもがいていた苦しい時期を“冬”に例えて作った作品で、そんな状況に春が訪れますようにという思いで作ったのが続編である「ルリタテハ」です。なので、当時から春っぽくしようと思っていて、そのレコーディングした状況も覚えているんですけど、技術面や歌のニュアンスに気を配れていなかった部分がありますね。機材も井上くんが使っているエフェクターとか。

井上:全然違うよね。アンプも持ってないし。あの時はコンディションもバイトが終わって、夜勤明けでそのまま徹夜でレコーディングするみたいなのもありましたし(苦笑)。

武市:そういう意味では再録ですけど、もう新曲みたいな感じですね。自分たちが苦しい状況に春が訪れますようにという思いで作った楽曲が、何年か越しのメジャーデビュー作品のリード曲になって、その上、春にリリースというのはストーリーとしては出来すぎてるなと思います。

ーMVもピンクが色鮮やかな春らしい作品ですね。

武市:MVではピンク色の世界が広がっているんですけど、実際は普通の緑色の木々を赤外線撮影という特殊な方法で、ピンク色に変えているんですよ。僕たちの衣装が白じゃないと上下ピンクになってしまうような、色に敏感な撮影方法だったんですね。白でもシルクはダメとか、生地感もシビアなんですよ。

井上:靴まで白だったもんね。

武市:普段全身白い服を着慣れていないので大丈夫かなって言ってたんですけど、完成したMVを観た時はね。

井上:すごい感動しましたね。

ーバンドの歌詞は武市さんが書いているわけですが、実体験によるものなんですか?

武市:そうですね、小説や映画を観てインスピレーションを受けたものに、自分の実体験を重ねて詞にしています。

ー2曲目の「エイプリル」も春をイメージさせる楽曲ですが、季節感というのはバンドの音作りにおいて中核を担うテーマですか?

武市:例えば、この時期にこの音楽を聴いたら気持ちいいだろうなっていうのありません?それを作りたいというのがすごくあるんですよ。春のこの時に聴いたら気持ちいいだろうなっていうのを考えながら作るというか。音でいかにそれを表現できるか。曲作りの時には全員がそういった景色を共有できるかを大切にしていて。「冬にこういうイメージなんだけど」って話をして分かってくれたら作るし、一人でも「夏だな」「イメージできない」ってなったらボツになります。季節、時間帯、シーンで、どういう映像が見えるかだとか。そういったものはちゃんと共有して作っています。

井上:メロディーは勿論、どういう音作りにすれば自分たちの描きたいイメージを表現できるのかを常に考えています。

ーアルバムラストの「Morning Is Coming」はバンドの新たなる旅立ちを歌った新曲で、金管楽器のサウンドが印象的でした。

武市:今回このアルバムを作ることになって、ちゃんと次のmol-74というものも提示した方がいいんじゃないかと思ったんです。これはゴールじゃないので。そういう意味でも自分たちなりの新しいことにチャレンジしたくて、ビートもヒップホップを参考にしたり、金管楽器を取り入れました。トランペットの音色で朝が明けていくイメージが自分たちの中にあったんです。自分たちが曲を作るのは絵を描く感覚に似ているというか、この風景に何が必要なんだろうか、何を描き足そうかという感じで作っていくんです。

ー「Morning Is Coming」はある楽曲のアンサーソングということですが。

武市:はい、「越冬のマーチ」に収録されている「呼吸」という曲です。その作品をリリースした頃は、ライブハウスでやったとしても全然広がっていかない、誰も自分たちを見つけてくれない苦しい時期だったんですよ。フェスのオーディションに応募しても全然相手にされず、すごい尖ってた時期に書いたのが「呼吸」だったんです。その曲は自分たちが海の底にいるようなイメージだったので、そこから抜け出せたっていうのをメジャーデビュー作品の一番最後で歌えたら素敵だなと思って。聴いている人にもそういう苦しい時があったとすれば、こういう未来が待っているよという背中をそっと押すような曲にもなりますし、今の自分ならこの曲を歌ってもいいのかなと思ったんですね。というのも、一つの夢が叶ったし、ここからまた進んでいこうという気持ちなので、そういう意味でも「呼吸」のアンサーソングとして書いてバッチリ当てはまったんじゃないかと思います。

ー「Morning Is Coming」はmol-74のこれからを提示した楽曲でしたが、バンドの音像はどのような方向に向かっていきますか?

武市:大事にしている世界観は忘れていないですし、変わらずにインディーズの頃からやっていた音楽を届けることだけが正解かと言えば、僕は違うなと思っていて。改元という時代が変わるタイミングでのメジャーデビューなので、そういう時代の流れを汲んで、自分たちの培ってきたものは大切にしながら、新しいものは取り入れてアップデートしていきたいと思っていますね。

ー例えば、コールドプレイは「Viva La Vida」が収録されたアルバムから、エレクトロサウンドを取り入れました。

武市:それも全然ありかなと思っています。コールドプレイは初期とは全然違うサウンドスケープになっていますけど、やっぱりコールドプレイなんですよね。どんなことをやっていても批判は出ると思っていて。例えば今回の再録にしても昔のファンの方全員が喜んでくれているかと言ったらそうではないと思いますし、これからやっていく中でも絶対反対の意見もあると思うので、そういったものも受け入れていかないといけないと感じています。いい意味で期待を裏切って、芯の部分は変わらず進んでいければ一番かなと思っています。積み重ねてきたものを大切にしつつ、新しい自分たちを提示して、昔から応援してくれているお客さんと一緒に新しい景色を見れたらいいなと思いますし、このデビュー作品で知ってくれた人にもいい景色を常に提供できるアーティストになりたいですね。

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【mol-74のルーツミュージック】

武市和希
ワールド ワールド ワールド/
ASIAN KUNG-FU GENERATION

アジカンの「ワールド ワールド ワールド」はアルバムのストーリー展開の部分で、mol-74も影響を受けています。季節の移り変わり、夜から朝の時系列であったりを音楽で表現するのが素敵です。


井上雄斗
雪の降らない街/コブクロ

大阪の堺出身という共通点があって、コブクロが自分の中のルーツになっています。友達とギターを買いに行って、そこからずっとコブクロの曲をアコースティックギターで弾いていた日々がありました。「雪の降らない街」には、曲で雪を表現できるんだなっていう世界観に影響を受けて、そういったところはモルカルにも活きているのかなって思っていますね。

髙橋涼馬
シフォン主義/相対性理論

相対性理論の「シフォン主義」をたまたま聴いてめっちゃいいと思って。当時、ホームページにBBSがあって、そこにコメントをしたんですよ。「ベースが好きです」とか書いてたら本人から「ベース歴まだ1カ月半ぐらいだけどね」と返ってきて「あ、俺でもできるかも!」と思って始めたのがきっかけです。

坂東志洋
ソルファ/ASIAN KUNG-FU GENERATION

バンドをやりたいなと思ったのはアジカンを好きになったのがきっかけでした。「ソルファ」は一番聴きましたね。キャッチーなメロディーに惹かれて。アルバム全体を通して、すごい一枚だなと思って飽きずにずっと聴いてましたね。

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