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Life Saver / ReN

2017年6月のアーティスト

Profile

全国を舞台にライブ活動をしているシンガーソングライター「ReN」。10代でイギリスに単身で渡り、UKミュージックに衝撃を受け、20歳の春から本格的な音楽活動を始める。

ループステーションを駆使し、コーラスも含めすべて1人で演奏するスタイルで、活動1年目にして年間100本以上のライブに挑戦する『百戦蓮磨2015』を達成。

6月28日に2nd Full Album「LIFE SAVER」をリリース。

オフィシャルサイト

Power Push! Interview


キラ星のごとくミュージックシーンに現れたシンガーソングライター・ReN。ループステーションを使ったパフォーマンス、UKミュージックに強い影響を受けたオルタナティヴな楽曲が注目を浴びる存在。今年3月にスペシャ特番で憧れのエド・シーランとの対談も実現させたReNがPOWER PUSH!に登場。6月期 POWER PUSH!楽曲である『Life Saver』の成り立ちや、自身の音楽との出会いについてインタビュー。

Text_加藤蛍 Photo_依田純子

―『Life Saver』が6月期POWER PUSH!としてオンエア中ですが、選出されたことを知ったときの感想を聞かせてください。

スペシャはとても身近な存在なので、いつか自分がMVを作るとしたらPOWER PUSH!の枠を狙えたらな、と思っていたんです。今回『Life Saver』のMVで自分の頭に見えていた景色が映像として見事に表現されている自信作が完成したので、もしかしたらと少し期待はしていました。ただ、まさか本当に選んでもらえるとは思っていなかったので、そのニュースを電話で告げられたときは、最初はただただびっくり、後からめちゃくちゃうれしい気持ちがこみ上げて来ました。スペシャで大量オンエアしていただくことで本当にいろんな人から「見たよ」という連絡をもらって。一番驚いたのが、以前通っていた教習所の先生から、「うちの教習所で流れてたよー」と連絡をもらったときです。そんな反応をもらうことって初めての体験で。すごくうれしいし、もっともっとそういう機会を増やせたらいいなと改めて気が引き締まりました。

―MVは夜の新宿を舞台にされていますね。

僕の曲作りには色々な方法があるんですけど、『Life Saver』はiPadに自分の作った音を積み上げていって、音を作り上げて、最後に言葉を乗せたんです。完成した音を聴きながら見える景色を辿っていき、見えた景色が夜の高速道路を車に乗って何かから逃げているような、そんな景色が見えてきて。そこからネオンライトが光る、ちょっと近未来的なネオトーキョーのようなイメージも見えてきました。サビで髪を振り乱すように踊っている女性の姿が見えたので、ダンスシーンは絶対に入れたいな、と。そうやって色々と自分の中でアイデアが浮かんで来たんです。ロケ地に関しては他にも候補地はあったけど、新宿の持つ、華やかでありながらその裏側に悲しみを湛えている雰囲気がぴったりだなと思ったんです。で、それを監督の東市篤憲さんに話したらすごく乗ってくれて、『見えた!』って。

―新宿の街が持つ妖しい雰囲気とReNさんの奏でる楽曲が見事な化学反応を起こしていますよね。特に印象的なエピソードがあれば教えてください。

閉店後の伊勢丹前でギターを弾くシーンですね。顔がアップになるシーンのときは撮影隊が近くにいてくれたんですけど、引きの絵を撮るときは150mくらい離れたところからの撮影だったので、近くを通る人たちからはかなり怪訝な反応を受けました(笑)。でも、いい経験になりましたね。自分の出演していないシーンも見学にゴールデン街へ行ったりしました。

―車を運転するシーンもありましたね。

あれは僕が実際に運転しているのですが、ミニクーパーが良いって言うのは僕のリクエストなんです。なんとなくスポーツカーよりも合ってるかなと思ったんですけど、ミニクーパーってイギリスの車なんですよね。イギリスにスポーツ留学経験があるので、やっぱり一番思い出の中にあるのかな、と。それに、車が本当に大好きなので。じつは僕、音楽を始める前はプロを目指してモータースポーツをしていたんです。そう考えると、はっきり意図していた訳ではなかったけど、結果的に自分のルーツが詰まった作品になったなと思いました。

―そもそも『Life Saver』というタイトルにはどんな思いを込めているんですか?

1枚目のアルバムをリリースした後、すごく悩んだ時期があったんです。プレッシャーや不安など、自分に起きている状況から救い出してもらえるような曲が欲しいなと考えていたんです。そんな時、これもまた不思議な話なんですけど、曲を書く直前にオーストラリアのボンダイビーチという場所へ行ったんです。すると、そこはライフセーバーという職業が生まれた場所だったんです。そのときは、そうなんだーくらいにしか思っていなかったのですが、『Life Saver』っていう曲が出来てすぐにスタッフに聞かせたら、『あのときのボンダイビーチが活きたね』って言われて、ああ、なるほど!そういうことだったのか!あのときに受けた刺激がこういう形になって現れたんだな、と妙に納得して。インプット、アウトプットってよく言うけど、こういう形で表出することもあるんだなと我ながらおもしろかったですね。

―先ほどReNさん自身のルーツについての話題が出ましたが、イギリスとモータースポーツ、その2つがReNさんへどんな影響を与えているのかを伺いたいです。

だいぶ遡りますけど、僕が10歳のときに、F1グランプリが日本で開催されて。それを間近で見た僕は、一気に虜になってしまって。それから手探りで何とかその世界に入ろうともがいていたら、仲良くなった車の修理工場のお兄さんにやっとの思いでゴーカートに乗せてもらえたんです。そこでタイヤのついている乗り物を操る喜びを知って、さらにF1ドライバーの夢が膨らみました。そんな中で高校に進学したものの、F1ドライバーになりたい夢を抑えきれなかった僕は、授業がとても無意味に感じてしまい、どんどん焦りに変わっていったんです。家族と先生との大会議の末、やっと背中を押してくれたんです。それで、16歳でイギリスへ渡ったんです。

―そういうきっかけがあったんですね。イギリスではどんな風に過ごしていたのですか?

まずはチームに入るためのオーディションを受けるところから始まりました。昼は英語の勉強をしながら、夕方からは僕を受け入れてくれたレースチームへ行って車を磨き、手伝いをしたりトレーニングしたり。週末にはレースととにかくレース漬けの日々でした。だけど、日本で3.11の震災が起きて。様々な状況が変わって帰国することになったんです。帰国後も日本でレーサーとして活動し、ありがたいことにプロとして活動していた最中に、大怪我を負ってしまい、レーサーの道を断念せざるを得なくなったんです。自分の全人生をかけて積み上げて来たものが一瞬でなくなってしまい、深い喪失感に襲われて自信がなくなっていたときに、ふと耳にしたのがいつもレース前に聴いていたエド・シーランの楽曲。彼の声やギターが、当時の僕にフィットしたんです。涙を流すと同時にとても前向きな気持ちになれて。音楽ってすごいな、と思いました。

―なるほど、そこから自分でも音楽をやってみようと決意したんですね。

その日の夜に、家にあったギターと、昔からずっとつけていた日記を引っ張り出して来て、なんとなく曲を作り始めました。ギターのコードは4つしか弾けなかったし、技術も足りないことはわかっていたけど、その日から毎日ギターの練習をして、曲を書いて。ある程度、たくさん曲が溜まって来たら、今度は人前で歌いたい気持ちがムクムクと湧いて来て、ライブハウスで歌うようになったんです。最初は当然お客さんゼロのときもあったし、悔しい思いもいっぱいしたけど、全く苦じゃなかったんです。自分の中から湧いてくるエネルギーを表現した楽曲を、家ではなく外へ出て歌いたかった。お客さんがいないうちにいっぱいミスして、いつかたくさんの人の前でパフォーマンスするときに100%の力で表現できるようにしようって考えながらステージに立っていました。

―ReNさんのライブパフォーマンスは、ループステーションを使って、ステージ上で音を積み上げていくスタイルですが、いつ頃からこのスタイルを始めたんですか?

ギターを触ったときからです。エド・シーランのライブを初めて観たのが2014年。ちょうど僕が大怪我をしてふさぎこんでいたときに、現マネージャーの幼馴染である友人が誘い出してくれたんです。ひとりで、自分の声と生の楽器を使ってたくさんの音を積み上げていく彼のパフォーマンスに喜びと感動を覚えて、圧倒されたと同時に、自分にもできるかもしれない!と。おかしな話なんですけど、僕すごく単純なので、なぜかそう思っちゃったんです(笑)。ギターの技術を取得してからループステーションを使うんじゃ遅いなと思ったので、ギターと同時に練習するようにしました。その場で自分の鳴らした音を重ねていくから足りない部分が丸わかりなので、ひたすら自分の理想と、そこにある現実を揃える作業を繰り返し続けて来た2年間でしたね。最近やっと、自分の理想とする世界が作れるようになったり、お客さんと一緒に楽しめる空間をライブで作れるようになったり、少しずつですが形に出来るようになって来ました。

―たくさんのライブを経験されていますが、特に今年の4月に福岡で行われたONE OK ROCKのツアーにゲスト参加されたことはかなり大きな出来事だったのでは?

はい。今までに経験したことのない規模感で、夢のようなライブをさせてもらいました。自分の満足いく形でReNの音楽を表現することができて、しかも、あのライブがきっかけで、僕の音楽にたどり着いてくれる方もたくさんいたんです。僕の曲を聴いてくれた人がまた聴きたいと思って調べてくれたり、動画にコメントをくれたり、ライブへ足を運んでくれたりっていうのが、これ以上ない喜びなんです。音楽を続けていて、それ以上に望むものがないというほどうれしい。あのステージに立たせてもらった経験が、どんな形でアウトプットとされるのか、自分でも今から楽しみです。

―たしかに、どんなものが表出してくるのかは作ってみてのお楽しみな部分もありますもんね。

今まではそうやって経験したこと、自分自身が感じたものが楽曲になって来ましたけど、様々な出会いや経験を通して、曲作りには無限の手法や可能性があるということを学ぶことができたので、これからきっと曲作りのスタイルも変化していくと思うんです。そこで出てくるものを自分でも楽しみたいし、聴いてくれる方が新鮮に感じてもらえたらいいなと思っています。

―普段はどんなスタイルで曲作りをされているんですか?

まだ引っ越したばかりで部屋が片付いておらず、ダンボールにベニヤ板を敷いたものを机がわりにして、そこにパソコンとギターと録音機材を置いて、ひたすら向き合う作業です。何も浮かばないときもあるし、もうちょっと粘ってみようかなと決めた瞬間に出てくることもある。よく“降りてくる”って言いますけど、僕にはまだその感覚がつかめないので、ひたすら待ちます。今年はもうちょっと外へ出て、そこで感じたものを音に還元したいなと思っているんです。行きたい場所、見たいもの、そういうもの全てが楽曲作りの素材集めだと思って、五感をフルに使うようなことがしたいな、と。

―どこか行きたい場所があるんですか?

1度でいいからアイスランドへ行ってみたいんです。僕が音楽で見せたい景色が、いくつかあの国にはあるような気がしていて。向こうで曲作りをしたらどんなものが出てくるのか、知りたいんです。日本国内でも行ったことのない場所がたくさんあるので、そういう場所へも積極的に足を運んで、僕のことを知らない人の前で歌って、一人でも多くの人に何かを…それはエネルギーであったり、元気であったり、人それぞれだと思うんですけど、そういったものを持って帰ってもらうのが究極の理想形。僕の奏でる音楽が誰かにとってのライフセーバーになる、そんな音楽を追い求めて行きたいです。

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【ReNのルーツミュージック】は次のページで!

【ReNのルーツミュージック】

エド・シーラン『X』

人生で一番聴いてる1枚。音楽が持つ力強さやパワーが言葉の壁を超えて僕の元に強烈に届いて来て、自信がなくなったときはこのアルバムから元気をもらっています。何度聴いても涙が出てくるんです。決して明るい世界観ではないのだけど、彼の音楽からはフツフツと湧き上がるパッションを感じるところに、自分の目指しているものと似ている部分を感じます。これからもずっと聴き続けます。

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