SLS07!開場しました!

開場と同時にお客さんがなだれ込み、人、人、人!!
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開場と同時にお客さんがなだれ込み、急激に盛り上がる会場!
皆さん思い思いにステージへダッシュする人、グッズショップに走る人、早くも腹ごしらえに走る人、人、人、人でごった返してます。
 
オープニング・アクトのかりゆし58まであとわずか!

かりゆし58

SWEET LOVE SHOWER 2007 スタート!
トップバッターは かりゆし58!

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遂に始まりました! SWEET LOVE SHOWER 2007! 12年目となる今年は、これまでの日比谷野外音楽堂を飛び出して、富士山をのぞむ山中湖畔にて2日間にわたって開催です! これまでは秋の訪れと共に行われたSWEET LOVE SHOWERですが、今回は開催時期も夏休み最後の週末! というわけで、フェスシーズンの終わりを締めくくる夏の一大イベント!のはずだったのですが―――山中湖、はっきり言って涼しいです。しかも、スモーク・オン・ザ・ウォーターよろしく湖畔には濃い霧が立ち込めてます。ただ、開場時にパラパラ降っていた雨は開演前に止んで、今のところとても過ごしやすい一日になりそうです。
 
最初に登場したのはLAKESIDE STAGEのオープニングアクト、沖縄からやって来た3人組かりゆし58。「今日はみなさんと遊ぶためだけに来ました! 難しいことは何も考えないで一緒に遊びましょう!」。そんな一声とともに始まったのは沖縄民謡“安里屋ユンタ”。と言っても、アレンジは完全にロック。沖縄独特のメロディと、ロックバンドのダイナミズムと、レゲエの影響下にあるリズム。そんなフレンドリーで懐の深いかりゆし58の音楽は、続く“手と手”で早くもオーディエンスにハンドクラップとコール&レスポンスを巻き起こす。沖縄の人間のやさしさと強さを歌った“ウージの唄”、母親への感謝の言葉を歌った“アンマー”と、「自分達の伝えたいことを、必要最低限の言葉と音で表現すること」というポリシー通りの彼らの力強い歌は、オーディエンスの心を確実につかんでいく。「せっかく母ちゃんからもらった命だから、みんな楽しいことをして、幸せになりましょう!」、ヴォーカル前川のそんな熱いメッセージでステージを締めくくったかりゆし58。さあ、楽しくて、幸せな、一日の始まりだ!
 

セットリスト
M-1 安里屋ユンタ
M-2 手と手
M-3 ウージの唄<acoustic ver.>
M-4 アンマー

ASIAN KUNG-FU GENERATION

ASIAN KUNG-FU GENERATION、貫禄のステージ!
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SWEET LOVE SHOWER 2007のメインステージであるMt.FUJI STAGEは、ステージから半円を描くように若草色の芝生エリアが広がる、とても爽やかで気持ちのいい空間。あいにくの曇天で白い霧が立ち込めてはいるが、それがかえって幻想的な雰囲気を演出している。
 
12時34分、フィールドを埋め尽くしたオーディエンスの歓声に迎えられ、4人が登場。ミドルテンポのセッションで、緩やかに祝祭の幕が開いていく。次第に音圧とテンションが上昇カーブを描き、後藤の気持ちよいシャウトが空に解き放たれ、そして1曲目、“リライト”。イントロと同時にオーディエンスの手が揚がる。この夏は国内外のフェス&イベントを精力的に回ってきたASIAN KUNG-FU GENERATION。最早ある意味では「フェスマスター」ともいえる4人は、テンションは漲っているものの肩の力の抜けたさすがのパフォーマンスで、実に大きなロックを響かせていく。続くは“ループ&ループ”。軽快なサビメロにつられてフィールド全体がホップし、心地よい波が生まれる。
 
そんなオーディエンスを満足げに見た後藤、ここで本日1発目の「ご挨拶」――。
「みんなそうやって浮かれているけどさ……夏はもう終わったんだよ」。
 そしてそのまま“夏の日、残像”へ。ボトムの厚いビートにのって、「夏の日、残像/消さないで 消えないで――」と、後藤の願うような咆哮が響く。
 
「11月にシングルが出るんですが、アルバムももうすぐ出ます。ずっと音楽をやってきて……本当にいいアルバム、ここからみんなに投げて配りたいくらいのアルバムができたんで……その中から1曲、“ライカ”という曲をやります」という後藤のMCに導かれ、新曲“ライカ”が放たれる。すでに各フェスで観客の心を掴んできた“ライカ”は、新たな季節を駆け出そうとしているASIAN KUNG-FU GENERATIONの覚悟と気概を感じさせる「前に向かった」ナンバー。ラストは“フラッシュバック”から“遥か彼方”へ。後藤もMCで言っていた通り、残念ながら富士山は見えなかったが、代わりにロックンロールの大きなサウンドスケープが山中湖に生み出された貫禄のステージだった。
 

セットリスト
M-1 リライト
M-2 ループ&ループ
M-3 夏の日、残像
M-4 センスレス
M-5 ライカ
M-6 フラッシュバック
M-7 遥か彼方

Superfly

Superfly、LAKESIDE STAGEをピースフルに染め上げる!
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徐々に気温も上がりだして霧も晴れ、視界がだんだん開けてきた。ステージ上のパフォーマンスはもちろんだが、それ以上に見えてくるのはお客さんの表情である。特にシートエリアもあるLAKESIDE STAGEはゆったりと穏やかな空気に包まれている。マウントステージの熱気をよそにご飯をほおばる人、フリスビーを投げ合う人達、赤ちゃんにミルクを飲ませるお母さん。この落ち着いた雰囲気も、壮大な自然に囲まれた山中湖畔のこの会場、そしてこのSWEET LOVE SHOWERだからこそのものだろう。
 
そんな幸せな空気につつまれたLAKESIDE STAGEに次に登場したのは、今年4月にデビューしたばかりの注目の新人、Superfly。ど頭の1曲目“1969”の歌い出し「あこがれは1969」に象徴的なように、ブルース、カントリーに日本のフォークを合わせたような素朴で渋いトラッドな匂いがこの雰囲気に絡まってとても気持ちいい。70年代ファンクバンドのような重いグルーヴと線の立ったギター、ステージをセクシーで奔放に動き回る志帆の低くパワフルなヴォーカルもまた音楽の幸福を体現している。
 
リリースされている2つのSG曲“ハロー・ハロー”、“マニフェスト”に続いたメロウなラヴ・バラード“愛を込めて花束を”の途中、後方から風に乗って流れてきたシャボン玉がひどくキラキラと輝いていたのが印象的だった。全4曲という短い時間ではあったが、とても大きな存在感を残したパフォーマンスだった。
 

セットリスト
M-1 1969
M-2 ハロー・ハロー
M-3 マニフェスト
M-4 愛をこめて花束を

東京スカパラダイスオーケストラ

至福のパーティータイム――東京スカパラダイスオーケストラ
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我らがアジテートマン、冷牟田竜之のシャウトに一気にフィールドに手拍子が沸き起こる。白いジャケットに黒のスラックスに身を包んだ10人の猛者によるアグレッシヴなグルーヴに、のっけから一気にフィールドが巨大なダンステリアに豹変したスカパラのステージ。「今日は最後まで楽しんで欲しいけど、まずはみんなの声が欲しい!」との冷牟田のアジに応える形で、本日最初のコール&レスポンスが生まれる。そのまま男気溢れる痺れるほどにカッコいい音色のスウィングが放たれる“5 days of TEQUILA”、谷中がバリトンをマイクに持ち替え客を煽りまくり、そして踊りまくる“A Quick Drunkard”と、お馴染みのスカパラFESチューンで完璧なパーティー空間を作り出していく。
 
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「雷雨のNYセントラルパーク(でのライヴ)も凄かったけど、濃霧の山中湖も凄いぜ! 霧を吹っ飛ばすように楽しんでくれよ!」という谷中のMCに、さらに加熱するオーディエンス。ミドルテンポの裏打ちが気持ちいい、スカパラの中では穏やかな楽園スカチューン“Call From Rio”&“Walk Between The Raindrops”、ホップするホーンズがフィールドを大きく跳び跳ねさせる軽快なポップ・チューン“Natty Parade”と伸びやかなパーティー・タイムを挟むと、「戦うように楽しんでくれよ!」という谷中のシャウトを機に、“ルパン三世’78”から再び高速ビートと鋭いサウンドで容赦なくカオティックなまでの狂騒空間へと叩き落される後半戦へ。ギター加藤隆志が掻き鳴らす眩暈のするようなギターに始まる“White Light”に、オーディエンスは完全にスパーク状態。周りの仲間と円を描いてくるくる回る光景も生まれるなど、みんながみんな、ステージから放たれるパーティーチューンにすべてを開放して踊りまくっている。単なるオプティミストでは決してない、悲しみも苦しみもすべてを受け入れ超えてきた百戦錬磨の男達が鳴らすスカは、他の何よりも強く、アッパーなエネルギーを我々に与えてくれる。「生きていてよかった」と素直に思わされる幸福な瞬間――音楽の力を信じられるのは、こんな瞬間だ。ラスト“Tongues Of Fire”の何かに挑むような尖ったグルーヴに最後のガソリンを注がれ炎上、パーティーは最高潮に達したままに終宴。谷中の言葉通り「戦うように」全力でハピネスを獲得したフィールドには、音が鳴り止んだ後も熱い興奮が渦巻いていた。
 

セットリスト
M-1 太陽にお願い
M-2 5 days of TEQUILA
M-3 A Quick Drunkard
M-4 Call From Rio
M-5 Walk Between The Raindrops
M-6 Natty Parade
M-7 ルパン三世'78
M-8 White Light
M-9 Tongues Of Fire

ほどよくゆるやかな空気に

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SLS07会場は、ゆるやかないい空気につつまれています。そしてFOOD AREAにはお腹をすかせた人の長蛇の列が。。。

PUFFY

最強デュオ、PUFFYによるオイシイライブ!
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太陽はなかなかその姿を見せてくれないが、イベント開始直後には視界さえ阻んでいた濃霧が消えていくのに比例して、会場の「音楽体温」が右肩上がりに上昇しているのを肌で感じることができる。14時34分、Superflyに続きLAKESIDE STAGEに登場したのは、その比類なきポップなアーティスト性を武器にいまや日本だけではなく全米でも確固たるポジションを確立したPUFFYのふたりだ。今年でデビュー11年目、その知名度と存在感はやはりさすがの一言で、大貫亜美と吉村由美がステージに現れた瞬間、オーディエンスから大歓声が上がる。
 
そして、1曲目にふたりが唄いだしたのは初期の名曲“渚にまつわるエトセトラ”! 絶妙なユルさがポップに響くPUFFY独自のモードが会場を包み込む。と思えば、2曲目は一転、こちらも初期のキャリアを彩った「サーキットの娘」を原曲よりもやや速めのリズムでぶっ放し、一気に最新のロック・モードへ切り替わる。「9月26日に新しいアルバムが出ます。われながら『やってもうたあ!』ってぐらい、すごいアルバムができました!」と由美が言えば、「すごい人たちばかりに曲を作ってもらったんですよ。マーシーさんでしょ、チバ(ユウスケ)さんでしょ、吉井(和哉)さんでしょ……詳しくはWEBを見てください(笑)」と亜美が返す、らしいMCで会場を沸かすことも忘れない。
 
ラストはイントロが流れただけでオーディエンスの拳が空へと向かったデビュー曲“アジアの純真”。オーディエンスの多幸感がピークに達したところでライヴは終了した。約30分という凝縮された時間の中で、PUFFYの原点から最新モードまでを存分に味わい尽くすことができるような、実に「オイシイライヴ」だった。
 

セットリスト
M-1 渚にまつわるエトセトラ
M-2 サーキットの娘
M-3 boom boom beat
M-4 オリエンタル・ダイヤモンド
M-5 Tokyo I'm On My Way
M-6 働く男
M-7 アジアの純真

Dragon Ash

音楽の未来への誓い――Dragon Ash
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早くも中盤戦に入ったSWEET LOVE SHOWER。前半を締めくくるのはキング・オブ・ミクスチャーロック、Dragon Ashだ。なにしろ彼らは今年のGWから秋にかけて、なんと11本の国内フェス/イベントに出演(ちなみに今回のSWEET LOVE SHOWERは9本目)。 思わず「新しいかたちの全国ツアーですか?」と問いかけたくなるが、それはメインストリームからストリートまで、大ブレイクから10年近くを経て今もなお、あらゆる「場所」から激しく求められ続けているDragon Ashならではの偉業と言っていいだろう。実際この日、kjはこんなふうにMCで語っていた。「このイベントにはこれまでもずっと呼んでもらってて。でもDragon Ashは椅子がある会場だとか、モッシュピットのない会場ではライヴをやらないので出れなかったんですけど、今回こんな素晴らしい環境でやることになって、喜んで出させてもらいました」。Dragon Ashらしい、誠実で真摯なコメントだ。
 
ステージは激しいサンバのリズムに導かれて、“Develop the music”“Fly”と最新モードの連打で始まった。それにしても、サンバとミクスチャーロックの融合という世界中で誰もやったことのない音楽を、一音一音ここまでの説得力を持って鳴らしてしまうDragon Ash、つくづくすごいバンドだ。“Ivory”では歌詞の一節を「山中湖のみんな! 僕らの声で霧も晴れるよ!」と変えて歌い、大きな歓声が上がる。今日のkjはいつにも増してステージ上で楽しそうで、終始笑顔を浮かべていた。
 
「ミクスチャーロックは好きですかぁ!?」という大きな掛け声と共に始まった“Fantasista”でフィールドの熱狂は何度目かのピークを迎えると、続いてkjにとって今最も大切な曲の一つ“few lights till night”が慈しむように奏でられる。ラストは“Life Goes On”。「音楽の未来は僕たちと皆さんにかかってます!」とkjがステージ上で誓いを高らかに歌い上げた通りの、最高に騒がしくて最高に楽しい感動的なステージだった。Life Goes On、そしてSweet Love Shower Goes On……。
 

セットリスト
M-1 Develop the music
M-2 Fly
M-3 Ivory
M-4 百合の咲く場所で
M-5 Fantasista
M-6 few lights till night
M-7 Life goes on

ブースイベント 1日目

BREAK TIMEはスペシャブースでイベント開催
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ライブの合間には、スペシャブースでトークイベントが行われました。司会は「チャート★コバーン」VJ鹿野淳と木村綾子。この日はゲストにSuperflyとかりゆし58が来てくれました。

Cocco

あなたのもとに光よ、届け――Coccoの新しい歌が響いた
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会場は霧雨に覆われている。でも、なぜかこのアーティストのライブが今からはじまると思うと、雨だろうが晴れだろうが、いまこの時を刻むすべての状況が必然に思えてくるから不思議だ。元くるりの大村達身を含むバンドとともに、少し照れたような笑みを浮かべCoccoはステージに現れた。ニュー・アルバム『きらきら』の1曲目と同様に、森の妖精が囁く歌声のようなコーラスが聴こえてくる。“燦”だ。オーディエンスはサウンドの1音1音、Coccoが発する一語一句を聴き逃すまいと固唾を飲んでステージを見つめている。
 
そして、独特のフォームで身体を揺らしながらリズムを取り、歌の物語を紡いでいくCocco。その顔には、やはり穏やかな笑みが浮かんでいる。2曲目“甘い香り”でもオーディエンスをその歌で抱擁するかのように声を響かせる。「どんなに愛してる人と一緒にいてもいろんなことがあるからや。泣くときも怒るときもあるさ。でも、最後に笑えればそれでいいさ。あっちゃんもさっきいろいろあって泣いたんだけどよ、いま笑ってるからよかったね」。大きな拍手が会場に響く。
 
かつて、音楽を通して自らの心底に潜む漆黒の闇を突き止め、その闇と真正面から対峙するという、身を削ぐような格闘をリスナーの胸に刻みつけていた彼女の姿はもうここにはいない。ここにいるのは、光を希求する歌を唄うことで闇に立ち向かおうとするひとりの女性アーティストだ。この歌の存在が、どこかの誰かが笑顔を作るきっかけになるかもしれない。
 
そんな、音楽の尊い力をいまの彼女は心から信じている。そう、Coccoは確かに生まれ変わった。こんなにも優しく、力強く生まれ変わったからこそ、彼女はこれからも歌を唄い続けていく覚悟ができている。その揺ぎなき想いを綴った“Never ending journey”を響かせ、Coccoはステージをあとにした。
 

セットリスト
M-1 燦
M-2 甘い香り
M-3 Heaven's hell
M-4 音速パンチ
M-5 タイムボッカ−ン!
M-6 Never ending journey

スネオヘアー

過ぎ行く夏に思いを馳せて――スネオヘアー
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ステージに現れてマイクの前に立つなり、「さぶい、さぶいよ」と思わずつぶやくスネオヘアー。会場を代弁するそんな声に思わず笑いがわく。夕刻を迎えつつあるSWEET LOVE SHOWER、順調に気温も下がってきてます。でも、それと反比例するかのようにステージ上と会場の熱はどんどん上がってきてます。
 
“ストライク”、“headphone music”といきなりアッパーチューンの連発でオーディエンスの心と身体を温めると、過ぎ行く夏に思いを馳せるセンチメンタルな最新シングル曲“気まぐれな季節のせいで”をしっとりと歌い上げるスネオヘアー。「冷たいもの飲みすぎちゃって、ちょっと大きなおならが出ると、××が出ちゃいそう」だとか、「このステージが終わったらどっかその辺で飲んでるんで、どうかそっとしといてください。おごってくれるなら大歓迎だけど」だとか、会場の気球を指して「是非みんなあれに乗ってください。俺はゴメンだけど」だとか、下ネタ、客イジリ、なんでもありのMCと、不純物の一切ないポップワールドが繰り広げられる楽曲とのギャップ。これこそがスネオヘアーのライブの真骨頂だ。“ワルツ”のどこまでも流麗な旋律に、宙に手を掲げて応えるオーディエンス。会場全体が親密で幸せな一体感に包まれていく。そして、ステージ上もオーディエンスもヒートアップしたままラストの“セイコウトウテイ”に突入。スネオファンにはたまらないちょっと懐かしい曲で、この夏最後のスネオヘアーのステージは幕を閉じた。
 

セットリスト
M-1 ストライク
M-2 headphone music
M-3 気まぐれな季節のせいで
M-4 ワルツ
M-5 セイコウトウテイ

HY

HY、沖縄の風を山中湖に
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だんだんと肌寒くなってうす闇がかかり、照明の光もまぶしくなってきた。そんな幻想的な荘厳さを増してきたMOUNTFUJI STAGEに次に登場したのは、琉球音階とミクスチャーロックをかけ合わせたハイブリッド・ロックバンド、HY。ある意味、かりゆし58、Coccoと今日のSWEET LOVE SHOWERを彩った沖縄勢のトリとなるバンドである。三線が特徴的な沖縄民謡のSEで登場したHY。はちきれんばかりの拍手が彼らを迎えると、早速感極まったのか、ヴォーカルのHideは、「盛り上がってますかー?」といきなりステージを飛び降り、最前列でハイタッチしまくっていた。
 
初っ端から“フェイバリットソング”“ホワイトビーチ”と、ライヴでは定番のハイテンションな曲を続け、観客をあっという間にタテノリの波の中へと誘い込んだ。そんなサービス精神あふれる彼らに、観客も大合唱で応える。ワンマンのライヴにも劣らない盛り上がり方は、さすがという感じだ。続いて、これも定番のスローバラード“canvas”でしっとりと会場を沈めた後、「今日はたくさん新曲を持ってきたんだよ。ぜひ聴いて欲しい」と愛する人との未来を歌った優しいポップ“未来”と、環境問題を歌ったタイトルもまだないできたての新曲を披露してくれた。純粋なまで希望と未来を信じる素朴な、しかしとても大切なメッセージは、下がりゆく外気の気温とは裏腹に、僕らのこころをほっこりと暖かくしてくれる。沖縄なまりの柔らかなMCもまた、その暖かさの一因だろう。
 
「今日の思い出を作らなきゃダメだよ! 私はこんなに踊れたの、俺はこんなに凄かったの。そのために踊るのはどう? 歌ったらどう?」。そう言って“HY(ハート)SUMMER”で再び会場を沸かせて帰って行ったHY。最後の最後までオーディエンスを楽しませることに懸命に、大切なメッセージを伝えることに真摯に。妥協のない彼らだからこそ胸に響く楽曲の数々だった。
 
気づけばもう辺りは夜の帳が下り、初日のSWEET LOVE SHOWERも最後の佳境を迎えつつあった。
  

セットリスト
M-1 フェイバリットソング
M-2 ホワイトビーチ
M-3 canvas
M-4 未来
M-5 (新曲)
M-6 HY(ハート)SUMMER

夜の会場は

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太陽が沈んだ後の会場は、少し肌寒くもありましたが日中とは違った雰囲気で盛り上がっていました。

髭(HiGE)

髭(HiGE)というロックンロールで踊り倒す!
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SWEET LOVE SHOWER 2007初日、LAKESIDE STAGEはいよいよラストを飾るアーティストを迎えようとしている。あたりはすっかり暗くなった。降り続ける小雨もあいまって、夏の終わりを静かに告げるように冷涼な夜が会場を包んでいる。そんな、誰もが少し感傷的なムードに浸りそうになる時を痛快なロックンロールで引き裂いてやろうと登場したのは、ロックンロールに捕らえられた5人の囚人、そう、髭(HiGE)だ!
 
1曲目は“Mr.アメリカ”。冒頭では気だるいサイケデリアを宙に浮遊させオーディエンスの身体ゆらゆらと揺らせておいて、終盤は「ダンス強要剤」とでも言いたくなるロックンロールグルーブで激しくステップを踏ませる。続く、ボーカル&ギターの須藤寿の稀有なキャラクターをそのまま表現したかのように泥臭さと色っぽさが有機的に共存する“ブラッディ・マリー、気をつけろ!”では、後方にいるオーディエンスもひとり、またひとりと伝染するかのごとく踊りはじめる。本物のロックンロールバンドだからこそ演出できる最高の光景だ。
 
矢継ぎ早に鳴らされた3曲目“ギルティーは罪な奴”では、ツインドラムの一方を担う佐藤“コテイスイ”康一が拡声器を持ってステージの前線に立ち、オーディエンスをさらにアジる、アジる。こうなったらもう、髭は止まらない。MCを一切挟むことなくSPACE SHOWER TV今月のパワープッシュに選出されている“黒にそめろ”、“ダーティな世界”と一気に駆け抜け、そして、髭(HiGE)というバンドがいかに特異で愛すべきバンドであるかを強烈に知らしめる“ロックンロールと五人の囚人”でフィニッシュ。ああ、踊り倒した!
 

セットリスト
M-1 MR.アメリカ
M-2 ブラッディ・マリー、気をつけろ!
M-3 ギルティーは罪な奴
M-4 黒にそめろ
M-5 ダーティーな世界(Put your head)
M-6 ロックンロールと5人の囚人

BUMP OF CHICKEN

BUMP OF CHICKEN、夜空を満たした魂の歌
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1日目のラストアクトはBUMP OF CHICKEN。フィールドをいっぱいに埋めたオーディエンスが大きな期待を込めて待ち望む中、1曲目“乗車権”で遂に最後のショウが幕を開けた。人生の意味と覚悟を問いかける歌詞が、藤原の強い声に乗ってフィールドを駆け抜け、夜空に突き刺さる。そのまま「僕らはあなたにこの音楽を届けるためにここに来たんだ」という彼らの思いを伝えるように<会いに来たよ>というリフレインが響く“涙のふるさと”、「俺、1曲目から感極まっちゃって……」という藤原のMCを挟んで放たれた“ギルド”へと続く。優しく温かな手触りのメロディ&アレンジに乗って、「生きることの意味」をシビアに問いかける“ギルド”は、人生は他ならぬ自分の「選択」の積み重ねであることを、痛いほどに感じさせられる。
 
「僕はこの夏、(いろいろなフェスで久しぶりに)お客さんの顔を見ながら、ずっと感動させられていて――」という藤原の言葉に、同じ気持ちだと言わんばかりにフィールドから大きな拍手が上がる。
“天体観測”でフィールドの気持ちが最高潮に達し、4人の音楽がみんなの音楽になって、山中湖の天空へと放たれていく。そしてラスト、“ガラスのブルース”へ。
バンプ・オブ・チキンの音楽は風化しない。インディ時代の曲も最新の曲も、同じ瑞々しさと強度をもって響いている。それは、楽曲の秀逸さはもちろん、4人の気持ちが一番最初から一切ブレていないからだ。最初に4人で音を奏で始めた時から、彼らの音楽に対する覚悟と夢は1mmも揺らぐことなく、年々ただただ深化と進化を遂げている。オーディエンスのシンガロングと共に空間を満した“ガラスのブルース”は、その事実と重みを改めて感じさせた。
 
アンコールは、最近亡くなられたという彼らの大切な人に捧げられた“supernova”。4人とオーディエンスが一体となって奏でたコーラスは、レクイエムとしてではなく、その人に対する感謝と、これからの未来に向けた大きな愛の歌として、強く、温かく、フィールドを満たしていた。とても感動的なフィナーレだった。
今日の藤原は、何度も何度も「ありがとう」と繰り返した。そしてフィールドは、暗闇の中で時に腕を大きく横に振り、時に拳をステージに向かって掲げながら、ずっとずっと気持ちをステージに投げかけ続けた。最初の一音から最後の残響が鳴り止むまで、BUMP OF CHICKENという音楽を媒介にして、とてもプレシャスで大切な交流が交わされ続けていた――この音楽祭の初日を締め括るに実にふさわしいライヴだった。暗闇に発光するステージは、夜明けを告げる朝日のような輝きを放っていた。
 
最後に。明日、SWEET LOVE SHOWERに遊びにいらっしゃるみなさん。湖に隣接する会場は、想像以上に初秋の匂いを感じさせています――つまり、肌寒いです。今日の最高気温は20度でしたが、濃霧に包まれたり霧雨を肌に感じたりする瞬間も多々あり、体感温度はそれを下回ります。特に夜は冷えます。必ずウィンドブレーカーなどの防寒着を持参してください。文字通り、素晴らしき音楽がシャワーのように降り注ぐ素晴らしきこの祝祭を存分に満喫するためには、自分の体をいたわることも大切です。万全の準備の下、明日も一日、音楽と共に戯れましょう。
  

セットリスト
M-1 乗車権
M-2 涙のふるさと
M-3 真っ赤な空を見ただろうか
M-4 ギルド
M-5 天体観測
M-6 ガラスのブルース
EN:supernova