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MUSIC VIDEO PROGRAM

ナツカシ☆ビデオ Billboard Hits

BBS

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PROGRAM INTRODUCTION

毎月、過去のBillboad Hot Chart からある1週を選んでミュージックビデオで紹介します。
http://www.billboard-japan.com/
情報提供:

ON AIR TIME

初回放送:
毎月第1日曜日17:00〜18:00
リピート:
なし

ON AIR INFORMATION

7月5日オンエアのBillboard Hitsは1997年7月5日付けのBillboard Hot 100 チャートをオンエアします。
>> 詳しくは当日のオンエアリストをチェック!

1997年7月5日付 Billboard Hot 100

1位 I ll Be Missing You/ Puff Daddy
2位 Mmmbop/ Hanson
3位 Bitch/ Meredith Brooks
4位 Return Of The Mack/ Mark Morrison
5位 Look Into My Eyes (From "Batman / Bone Thugs-N-Harmony
6位 Say You ll Be There/ Spice Girls
7位 I Belong To You (Every Time I See Your Face), Rome
8位 It s Your Love/ Tim McGraw With Faith Hill
9位 G.H.E.T.T.O.U.T./ Changing Faces
10位 The Freshmen/ The Verve Pipe
11位 Foolish Games/You Were Meant For Me/ Jewel
12位 Do You Know (What It Takes)/ Robyn
13位 Quit Playing Games (With My Heart)/ Backstreet Boys

以上のチャートからオンエア可能なミュージックビデオをお届けします。



チャート解説 by ROGER YAMAHA (MOONWALK RECORDS)

今月は1997年7月5日のビルボード・チャートをお送り致します。
実は、いつもどーり締め切りアウト気味にこの原稿を書いていたらMICHAEL JACKSON の訃報が飛び込んできました。あまりにも悲しいニュース。最近は波瀾万丈な人生の話題が先行しがちでしたが、彼こそが「キング・オブ・ポップ」であることに異論の余地はありません。
MJはビルボード・チャートにとって欠かすことの出来ない存在であり、それはつまりポップ・ミュージックの歴史自体を意味するのです。
当分の間は毎日MJ漬けになりそうです・・・。心から哀悼の意を表します。

さて、この週のナンバー1!は
PUFF DADDY(=DIDDY、P. DIDDY、PUFFY、SEAN JOHN)による"I'LL BE MISSING YOU"。
自身のレーベルBAD BOY RECORDSの看板アーティストであったNOTORIOUS B.I.G. (1997年3月9日、銃撃により死亡)を追悼する楽曲でしたが、世界中で超特大ヒットを記録。本国をはじめ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ドイツ、イタリア、オランダ、ニュージーランドで首位を獲得しました。また、アメリカのビルボード史上、数少ない初登場第一位を勝ち取ったシングルでもあります。
PUFF DADDYお得意の、大胆なサンプリングを用いたプロダクションも聴き所のひとつと いえるでしょう。元ネタは1983年リリース、THE POLICEの"見つめていたい"。コーラスに迎えた、NOTORIOUS B.I.G.の元妻であるFAITH EVANSとR&Bグループの112が、同曲のメロディを切々と歌い上げます。
ちなみに、本作はTHE POLICEのボーカリストであり作曲者のSTINGの許諾無しにPUFF DADDYのゴースト・ライターによって制作されたとか。

とはいえ、後にパブリッシング・ロイヤリティの100%をSTINGが受け取ることで合意しています。しっかり者ですね。

1997年と言えば、よりコマーシャル化したヒップホップやR&Bといったアーバン・ミュージック勢の元気が良い時期です。
第5位のオハイオ州クリーヴランド出身BONE THUGS-N-HARMONYは、当時を代表するグループ。現在までにアメリカだけで3000万枚の売上を記録、早口系ラップとハーモニーのコンビネーションが売りの人気者です。
"LOOK IN TO MY EYES"は、映画"BATMAN & ROBIN"のサウンドトラックにも収録されました。
第7位にはROMEによるバラードがチャートイン。第9位のCHANGING FACES"G.H.E.T.T.O.U.T."はR&BプロデューサーのR. KELLYによる楽曲。独特の作風は、まさにケリー印。

ちなみに、1995年リリース、MICHAEL JACKSONの"YOU ARE NOT ALONE"も彼との共作です。どことなく似た部分がありますね。
さらに余談になりますが、R.KELLYといえば、長年に渡る幼児性愛問題が話題になりがちでしたが、コチラに関しましては昨年裁判で無罪が確定しております。そんなこんなも含めてのケリーなのです。昨年、ビルボード50周年において最も成功したアーティストのひとりに選出されました。

チャートに戻ります。
この週の第2位にランクインしたのが、HANSON "MMMBOP"。日本でもヒットした兄弟トリオによるデビュー曲です。
ドラムのZACは当時12才。名プロデューサーDUSTBROTHERSの手を借りて制作された同曲は単なるティーン・ポップ以上のクオリティです。このセンセーショナルな登場以降、レコード会社とのゴダゴダ等もあり、活動は難航しましたが、現在はインディペンデント・バンドとして地道にやっている模様。

ただし、ボーカルのTAYLOR HANSON(ボーカル)は、元SMASHING PUMPKINSで現APERFECT CIRCLEのJAMES IHA(ギター)、FOUNTAINS OF WAYNEとIVYに在籍しているADAMSCHLESINGER(ベース)、あのCHEAP TRICKのBUN E. CARLOS(ドラム)らとスーパー・バンドTINTED WINDOWSを結成し、デビュー・アルバムをリリースしたばかり。

いわゆるアイドル路線では、第6位にSPICE GIRLS、第13位にはBACKSTREET BOYSも奮闘中。

第3位の"BITCH"は、シンガー・ソングライターMEREDITH BROOKS唯一のヒット・シングルで、グラミー賞にもノミネートされました。
ちなみに、当時すでに36才。必要ありませんか?

第11位のJEWELは1995年にデビューしたシンガー・ソングライター(デビュー・アルバムとしては最多売上記録の2700万枚)。
曲中で聴くことが出来るヨーデルに似た歌唱法は、スイス移民の父から受け継いだものだとか。
本作の成功後、アルバム毎に新たなジャンルに挑戦し、現在も精力的に活動中です。他、第4位に"RETURN OF THE MACK"を送り込んだイギリス人R&BシンガーMARK MORRISONは、多種多様な犯歴に彩られたキャリアも有名。本作の大ヒット後、同じオイニーを嗅ぎつけたのか、当時強面ヒップホップ界の頂点に君臨したDEATH ROW RECORDSと契約。
予想通り、一悶着ありアルバムはお蔵入りに。

第8位のTIM MCGRAWは、アメリカで絶大な人気を誇るカントリー・シンガー。
自身のアルバムが11枚連続でビルボード・アルバム・チャートの首位を獲得しちゃうってのは、凄まじい話ですね。"IT'S YOUR LOVE"では、同じくカントリー・シンガーで奥様のFAITH HILLをフィーチャー。
なかなか日本には伝わってこない文化ですが、本国では音楽産業の中核を成すジャンルでもあります。
これを機に軽いキモチで掘ってみてはいかがでしょうか?



ROGER YAMAHA (MOONWALK RECORDS)