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MUSIC VIDEO PROGRAM

ナツカシ☆ビデオ Billboard Hits

BBS

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PROGRAM INTRODUCTION

毎月、過去のBillboad Hot Chart からある1週を選んでミュージックビデオで紹介します。
http://www.billboard-japan.com/
情報提供:

ON AIR TIME

初回放送:
毎月第1日曜日17:00〜17:45
リピート:
なし

ON AIR INFORMATION

2月7日オンエアのBillboard Hitsは1993年2月6日付けのBillboard Hot 100 チャートをオンエアします。
>> 詳しくは当日のオンエアリストをチェック!

1993年2月6日付 Billboard Hot 100

1位 I Will Always Love You (From "The Bodyguard") / Whitney Houston
2位 If I Ever Fall In Love / Shai
3位 A Whole New World (Aladdin s Theme) / Peabo Bryson ?
4位 In The Still Of The Nite (From "The Jacksons") / Boyz II Men
5位 Saving Forever For You (From "Beverly Hills, 90210") / Shanice
6位 Rump Shaker / Wreckx-N-Effect
7位 Ordinary World / Duran Duran
8位 7 / Prince And The New Power Generation ?
9位 Deeper And Deeper, / Madonna
10位 Mr. Wendal / Arrested Development



以上のチャートからオンエア可能なミュージックビデオをお届けします。



チャート解説 by ROGER YAMAHA ( TURNTABLE LAB TOKYO / MOONWALK RECORDS)


1ヶ月ぶりのナツカシ☆ビデオ BILLBOARD HITSでございます。今月は1993年2月6日のチャートをお送りいたします。今から17年前というと、現役高校生から見たら遙か昔のこと、黒柳徹子から見たら昨日のことなんて具合でしょうか?ちなみに、僕は高校1年生。音楽やらファッションやら女子やらで頭は完全にパンクし、重度の機能不全に陥っていました。時代はインターネット以前。多種多様な情報の中から、取捨選択するというより、すっかりメディアに踊らされている状況。
その筋の有力情報誌・番組等で「どうやらアレがヤバいらしい」と言われれば、素直に右へならえ。かと思うと、急に自分が恥ずかしくなり、そういう「流れ」に必死で抗ってみると、今度は変人扱い。この事例はさすがに極端だとしても、ナンダカンダで大きな傾向みたいなものが存在していました。「なんとなく」みんな見ている聴いている。だから自分も買ってみよう。もしかしたら、昨今ではすっかり珍しくなった、史上最大のヒット!なんて現象は、そういう曖昧な流れも起因しているのかもしれませんね。


高校1年生当時のちっぽけで恥ずかしい体験談から、ついつい一気に社会現象レベルまで話が広がってしまいました。それもこれも今回お届けするするチャートの第1位につながるのです。WHITNEY HOUSTONによる"I WILL ALWAYS LOVE YOU"伝説。本人がKEVIN COSTNERと共に主演した映画"THE BODYGUARD"のサウンドトラックからのファースト・シングル。1992年11月3日にリリースされた同曲は、14週連続1位を記録、全世界で1,500万枚以上を売り上げました(これは女性アーティストの最多売り上げ枚数記録です)。楽曲自体はシンガー・ソングライターのDOLLY PARTONが1973年にリリースした同名曲のカバーなのですが、プロデューサーであるDAVID FOSTERは、感動的なソウル・バラードにアレンジ。イントロの長尺なアカペラ・パートに関しましては、当時レコード会社は難色を示したそうですが、映画主演の2人からの熱烈な要望により実現。結果的には大成功を収めたという、少しばかり赤面なエピソードも有り。そもそも映画に関しましても、大ヒットを記録し、確かに「みんな見た」作品ではあるものの、評論家からは相当に手厳しいコメントが溢れた模様。自分はというと、当然に見ていますが、ハッキリ言って鮮明には思い出せません。"I WILL ALWAYS LOVE YOU"は、BILLBOARD MUSIC AWARDSは言うまでもなく、GRAMMY、AMERICAN、WORLD MUSIC、MTV MOVIE、SOUL TRAIN等にてベスト・シングルを受賞。サウンドトラックは現在までに全世界で4,200万枚売れたそうです。まさに社会現象と言えるでしょう。
そうそう、日本では明石家さんまが必要以上に同曲のサビを歌いまくっていました。


そんな化け物チューンのおかげで、1位を獲り損ねた連中がいます。それが第2位に4週連続居座ることになったSHAI。メンバーによる作曲のアカペラ・バラード"IF I EVER FALL IN LOVE"は、グループ最大のヒットでした。それも運命ってヤツでしょうか。アカペラ・ネタで言いますと、実はもう1曲あります。第4位のBOYZ II MEN "IN THE STILL OF THE NIGHT"。ドゥー・ワップの名曲カバーです。
オリジナル・バージョンは1956年FIVE SATINSによってレコーディングされています。


アカペラではないものの、せっかくなので他のR&B曲も見てみましょう。第5位はSHANICEによる"SAVING FOREVER FOR YOU"。日本でも大人気だったアメリカのテレビ・ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」のサウンドトラックより。
作曲はバラードの女王と呼ばれるDIANE WARREN。彼女によるヒット曲は無数にあるのですが、一部を挙げますと、CELINE DION "BECAUSE YOU LOVED ME"、MONICA "FOR YOU I WILL"、BON JOVI "WILD IS THE WIND"、AEROSMITH "I DON'T WANT TO MISS A THING"、MEAT LOAF "I'D LIE FOR YOU (AND THAT'S THE TRUTH)"、ACE OF BASE "DON'T TURN AROUND"といったところです。


第8位はPRINCE AND THE NEW POWER GENERATIONによる"7"。
好き者情報としては、本作には1967年にリリースされたOTIS REDDINGとCARLA THOMAS によるデュエット "Tramp"がサンプリングされているなんてネタがありますが、やはりなんと言っても注目はビデオに登場する女性MAYTEでしょう。
PRINCEの前妻であり、かつては史上最年少ベリー・ダンサーとして注目を集めた女性です。 もちろん、ここでもベリー・ダンスを披露しています。


超大物つながりでは、MADONNA "DEEPER AND DEEPER"が第9位。アルム"EROTICA"より。本作に関して何より驚きなのは、楽曲がちっとも色褪せていないこと。DJという立場から言えば「普通に新譜と混ぜてイケる」プロダクションです。
制作したのはMADONNAとSHEP PETTIBONEら。SHEP PETTIBONEはニューヨーク発のダンス・ミュージック、つまりディスコ〜ハウスの歴史において最も重要な役割を果たした人物のひとり。
とくに、アンダーグラウンドな最新音楽と、メインストリームのポップとの橋渡しをした功績は今でも高く評価されています。


さて、チャートに戻ります。第10位はARRESTED DEVELOPMENT "MR. WENDEL"。
ジョージア州アトランタ出身のヒップホップ・グループによる代表曲のひとつです。
本作を含むデビュー・アルバムは、本国アメリカでも大ヒットし、グループは1993年のGRAMMY AWARDSにおいて、新人賞とベスト・ラップ・グループ賞を獲得しました。つづくアルバムは、なぜか日本のみでヒットしたものの、1996年に解散。
メンバーのSPEECHはソロ活動をスタートし、コレがまた日本で大ブレイク。
2000年の再結成後も、ひきつづき同様の状況が続いています。ヒップホップ周りでは第6位のWRECKX-N-EFFECT "RUMP SHAKER"も忘れてはいけません。
いまだに世界中のクラブでプレイされては、大合唱となるパーティに欠かせないトラックです。


第7位はDURAN DURANによる"ORDINARY WORLD"。1980年代に一世を風靡したニュー・ ロマンティック系の代表的なバンドですが(だって80年代だけで1億枚もレコード売ってるってサ・・・!)、さすがにこの頃になるとやや静かなチャート・アクションになってきた模様。とはいえ、本作だってアメリカだけで50万枚の売り上げを記録してるってんだから、大したもんですよね。卑しくも数字の話ばかりで失礼いたしました!ちなみに、現在も精力的に活動中です。おっっ!ひとつ大切な曲を忘れてました!第3位のPEABO BRYSONとREGINA BELLEのデュエットによる"A WHOLE NEW WORLD"です。言わずもがな、ディズニー映画「アラジン」の主題歌ですね。本作でGRAMMY AWARDS受賞。実は2年連続の受賞で、前年度はCELINE DIONとの共演による"BEAUTY AND THE BEAST"にて。それにしても「チョビ髭のオッサンよく出てくるなぁ」という印象ですが、確かに1976年の活動開始以来、デュエット仕事が妙に多いんです。共演相手のリストを見ていると、なかには倖田來未なんて名前も・・・ん!本田美奈子とも「美女と野獣」やってたんだ・・・!!!今後もオッサンの人生は安泰ナリ。



TEXT BY ROGER YAMAHA (TURNTABLE LAB TOKYO / MOONWALK RECORDS)