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World is Mine / Yogee New Waves

2017年5月のアーティスト

Artist

World is Mine / Yogee New Waves

Profile

東京を中心に活動する音楽集団 Yogee New Waves。

都会におけるPOPの進化をテーマに活動中の彼らが、5月17日に2ND FULL ALBUM「WAVES」をリリースする。

オフィシャルサイト

Power Push! Interview


待望の2ndフルアルバムをリリースしたYogee New Waves。5月期POWER PUSH!である「World is Mine」について、そして今のYogeeを取り巻く空気感、時代の空気、彼らの考える今の音楽シーンのこと。角舘健悟、粕谷哲司、上野恒星(Gtの竹村郁哉は欠席)にインタビュー。

Text_加藤蛍 Photo_依田純子

ーNEWアルバム『WAVES』に収録されている「World is Mine」が5月期のPOWER PUSH!に選出され、現在スペースシャワーTVで大量オンエア中ですが、実際ご覧になる機会はありました?

粕谷哲司(Dr):それが、未だ遭遇できていないんですよ。スペシャが流れている飲み屋へ行ったときに来るかな来るかな、と待っていたんですけど、残念ながら観られずで。
角舘健悟(Vo/Gt):映像と一緒に流れることによって伝わることって多いんだろうなと思いますし、色々な人に観てもらえる機会が増えるのでうれしいです。あとは、俺らもケーキがもらえるのかなって今からワクワクしてます。

ーそれはあとでのお楽しみということで(笑)。ミュージックビデオは廃ボウリング場を舞台に撮影されていますよね。

粕谷:相模湖の近くにある、かつてボウリング場だった場所だったんですけど入口から草がボウボウで、ガラスも所々割れたりしていてまさに廃屋っていう雰囲気でしたね。
角舘:撮影中は管理人のおばちゃんがずっと立ち会ってくれていて、和やかな雰囲気で進んでいました。
上野恒星(Ba):そうそう。でも締めるときはしっかり締める、みたいな。

ー監督はSuchmosや宇多田ヒカルfeat.KOHHのMVを手がける気鋭の映像ディレクターであり、自身もyahyelのVJとしても活動しているdutch_tokyoさんこと山田健人さんがつとめているんですよね。

角舘:dutchとは古くからの友達で、MVを一緒に作りたいねとずっと言っていたんです。彼はこだわったものしか作らないから、こちらも油断せずにコンセプトの擦り合わせはしっかりやりました。俺はこう思っているよ、ということをあらかじめ伝えて、dutchがそれを膨らませてうまく作品に落とし込んでくれて。
粕谷:楽曲のイメージも退廃都市からの脱出、のようなイメージがあったので、廃れた場所で撮りたいという思いがあって。そしたらdutchがイイ感じのボウリング場を探してきてくれたんです。

ー「World is Mine」はどんなタイミングで生まれた楽曲なんでしょうか?

角舘:これはYogeeを始める前に作った曲なので、4年越しくらいで息を吹き返したんですよ。オールディーで、ジャズやパンク、ロックンロールがごちゃ混ぜに鳴っていて。ツイストしているからダンスミュージックみたいにも聴けるし、シームレスで気持ちいいからドライブにも合いそう。

ーミュージックビデオの中でも華麗なステップを披露されてますもんね。

角舘:4人でダンスバトルしよーぜ、みたいな展開になって。ギターのボンちゃん(竹村郁哉)が一番上手で、ツイストを踊ってました。

ー2年半ぶりとなったフルアルバム『WAVES』が発売されたばかりですが、待望の、という言葉がこれほどぴったりの作品もなかなかないのではと思います。

粕谷:どっちとも言えるんですよね。ここまで頑張らなきゃ出せなかったというのもあるし、考えてみたら2年半って意外と早かったなと思うこともあって。
角舘:2年半も経ったんだーっていう感覚もあるけど、俺らには俺らのペースがあったから。1年前にも出すことはできたけど、それじゃあバンドとして未熟だった気がするんですよ。アルバムって一生残るものだから、上野くん、ボンちゃんという最高の新しい仲間とバンドの体制が整った状態でリリースできた今がベストなタイミングだったと思います。

ータイトルも『WAVES』で、Yogeeらしいナチュラルさを体現した言葉選びがナイスだと思いました。

角舘:これはバンドとしてというよりは個人的な思いなのですが、世の中的に熱いもの、ピュアなものに対して恥ずかしいという感情を抱く人が多い気がするんです。冷笑的なムードがあるというか。でも俺はちょっとそれが納得いかなくて。だからこそ聴いてくれた人の友達になれるような作品を世に出したかった。側に寄り添ったり、背中を押したり、肩を組んだり、涙を拭いてあげられるようなものを作りたいんです。日常をサヴァイヴしている人たちに俺らも“WAVES”だし、みんなも“WAVES”だよって大きな声で言いたいな、と。
粕谷:そうだね。このアルバムを聴いてくれた人、買ってくれた人、映像を観てくれた人、みんなが“WAVES”なんだよって一方的に言い張りたい気分。

ーYogeeと同世代、またそれより下の世代にもより目線が向いているような印象を受けました。

角舘:俺と粕ちゃんが26歳で、上野くんは28歳で、ボンちゃんが27歳なんですけど、ちょうどこれからの日本、自分たちの育ってきたレペゼンできる国を回していく世代だと思うんですよ。そのことについてはなんとなく意識していて、今の世代である俺らがちゃんと日本の音楽業界を面白くしていかなきゃっていう思いはここ最近ずっと持っていますね。音楽を始めた当初はもっと独りよがりな考えだったけど、大きなきっかけは半年前にベース担当だった直紀が抜けたことかな。小中高と一緒にやってきた親友だからこそ、彼の人生や将来に対して背中を押した形になったんですけど、じゃあ俺も腹を括らなきゃな、と。もしこれから先、俺らが腐ってしまったら、直紀にも恥をかかせてしまう。俺らにとって彼が最高の仲間であるように、直紀にもそう思ってもらえるような存在であり続けなくちゃいけないな、と。それは直紀だけでなく、これまでYogeeに関わってくれた人たち、そして上野くん、ボンちゃんに対しても誇ってもらえる仲間でいたいんです。

ーそもそも上野さんは前からの友達だったりしたんですか?

上野:いえ、Yogeeのやっている音楽は知っていたし、自分もバンドをしていたからなんとなくどういう人なのかはわかっていたけど、ちゃんと話したのはバンドに入るか、入らないかという話し合いでの席が初めてです。

ー実際に会ってみて、いかがでしたか?

上野:素直で、ちゃんと話ができる人たちだなって思いました。こっちの話にも耳を傾けてくれるし、自分たちのことも伝えようとしてくれる。バンドを通して楽しいことも辛いことも経験して、葛藤を経た上で今の彼らがあるんだな、というのが伝わってきました。俺もずっと音楽をやってきたし、やっぱり音楽しかできないなと思う中で、健悟と粕ちゃんの生き方や考え方、人との関わり方に共感できたと言いますか。

ー音楽性の合う合わないはもとより、人間性は何よりも大切ですもんね。

粕谷:そうですね。音楽性も大事だけど、どういう人なのか、っていうことは大きな判断材料にさせてもらっていて。
角舘:バンドメンバーとはこれから先、50年、60年、死ぬまで一緒にいるつもりなので、中途半端な気持ちでは決められないから。
粕谷:その上で、今のYogeeはバンドとしてすごく健康的で毎日楽しくやれてます。ずっと一緒にいるからいきなり真面目な話になるときもあるし、ふざけているだけの日もあるし。
角舘:俺ら、かなりキッズなんですよ

ー仲が良いのはすごく伝わってきます(笑)。どっちが良い悪いではないですけど、プライベートとバンドを分けて活動している人もいる一方で、皆さんのように地元でつるんでた音楽好きキッズがそのまま大きくなったようなバンドも一種のシーンを作り上げていますね。

角舘:仲の良いネバヤン(never young beach)もSuchmosもそういうスタイルだったから、それが当たり前だと思ってたんですけど、色々なメディアの人から『仲良いね』って言われるから。
上野:俺も『この人たち仲良いな』って思いますよ。今日も取材の空き時間に喫茶店へ行ったんですけど、3人で1つのDSをやっていて。俺にもやらせて、俺にも〜って。冷静に考えるとすごいな、って。
粕谷:『5分経ったら交代ね!』とか言ってね。
角舘:そう聞くと恥ずかしいね。

ーそれは確かにかなりの仲良しっぷりですね。ネバヤン、Suchmos、それに先述の山田健人さんしかり、もともと仲良い人たちがそれぞれの場所で花を咲かせていて、一緒に何かをできる環境って何事にも得難い喜びがありません?

粕谷:こんなに理想的なことってないな、と思います。僕の同級生がスタッフで入ってくれることもあったり、広告系の道に進んだ友達が声をかけてくれたり、一緒に何かやれたらいいねって話していたことが少しずつ実現できてきているから。音楽シーンでも同い年で頑張っている人たちが多いから、すごく楽しいですね。
角舘:みんなかっこいいし、自分にないものを持っているから憧れる面も多々あって。無い物ねだりしちゃうときもあるけど、シンプルに友達がかっこいい音楽をやっているって最高に誇らしいですよ。YONCEや安部ちゃんとお互いアルバムができたら農作物のおすそ分けじゃないけど、『出来たよ〜』みたいな感じで渡したり、もらったりして。帰りの車ですぐ聴いて『かっこいいわー』って感想送ったりして。

ーそうやって少しずつ周りも、Yogee自身も、取り巻く環境が変わっていくことに対してはどう感じていますか?

角舘:時代の変化や、自分たちがどんな風に変化させられていくのか、そういったことには常に敏感でいようとは思っていますね。
粕谷:ライブのキャパも大きくなって、映る景色も変わってきて、この先のことも少し見えるようになってきたけど、今は楽しみでしかないです。
角舘:これから先、疲れたり摩耗してしまう瞬間があるかもしれないけど、仲間を思いやる気持ちだけは忘れたくない。大事なものだけは掴んで離さないようにしながらずっと歩んで行きたいんです。関わってくれる人も増えてきたけど、なるべくその人の名前や年齢、好きなこととか、ちゃんと知りたいし、一緒にメシ食べたりしたい。そうやって肩組んでものを作っていくのがきっと俺らには合っているのかなって。

ー皆さんにそういう考えを口に出すのが恥ずかしい、みたいな感覚があまりないのは世代的なものだと思います?

粕谷:そういうものの見方や考え方に飽き飽きしている人も多いんじゃないですか。もちろん否定をするつもりは全くないけど、僕らは違うなと思っているだけで。
角舘:そう、単に合わないっていうだけ。音楽ってその人の精神性や環境が助けて見えるって言うから、そこがしっくり来ないと聴かないじゃないですか。馬鹿騒ぎは簡単だけど、人を思いやりながらの方が絶対に楽しいなって俺らは思っているだけ、なのかな。

ーYogeeって仲よさそうだし楽しそうだなって言う空気感に惹かれて音楽に興味を持つ人も多そうですもんね。

角舘:伝わるといいなって思うし、間違いなく『WAVES』からはめちゃめちゃそういう空気が出ていると思います。

ー夏前という最高のタイミングですし!

角舘:僕自身、夏の初めと終わりにしか曲が作れないんですけど、最近改めて『WAVES』聴いてると、こんなアルバム早々ないなーって。ちょっと回転している変化球出てきた、みたいな感覚。
上野:僕も天気の良い日に電車の中で聴いてたら最高に気持ちよくて。まさに今の季節にぴったりなので、ぜひ色々な人に聴いてもらえたら。
粕谷:まずは『World is Mine』、『Ride on Wave』あたりから入ってもらって『HOW DO YOU FEEL?』で好きか嫌いか判断してもらうのがいいのかな。
角舘:まさに、“HOW DO YOU FEEL?”どう感じる?ってね。

POWERPUSH!恒例企画 お祝いケーキSHOT

【Yogee New Wavesのルーツミュージック】

角舘健悟
Hi-STANDARD「ANGRY FIST」

中学1〜2年のときに、過去に僕をいじめていた相手から謝罪を受けて和解して、ちゃんと話してみたらお互いHi-STANDARDが好きということが判明したんですよ。その流れでソイツと人生初のバンドを組むことになるんですけど、そのバンドで出ていたライブハウスでYONCEと出会ったりして。音楽やバンドの楽しさを知ったのがこのアルバムです。

粕谷哲司
佐藤奈々子「Funny Walkin’」

YouTubeをディグっているときにたまたま出会ったんですけど、日本語の歌詞って素晴らしいなと改めて気づかされたというか。特に1曲目の「サブレタニアン二人ぼっち」を聴くと日本語の奥行きの深さや、具体的な表現を使わなくても気持ちって伝わるし、勝手にイメージが膨らんでいくんだなって。歌詞を見ながら聴いていて思わずウルッと来てしまいました。

上野恒星
ザ・ビートルズ「Past Masters」

ビートルズの音楽には人生を狂わせる力があると思っているんですけど、もちろん僕もその1人。ただ音が鳴っているだけなのに、聴いているだけで心が自由になる。音楽ってマジカルだなってつくづく思うし、音楽を聴くことの喜びがビートルズの中に詰まっているんです。僕の中に音楽座標があるとしたら、中心にあるのはずっとビートルズです。

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