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さよならプリズナー / yonige

2017年4月のアーティスト

Artist

さよならプリズナー / yonige

Profile

ガールズバンドでありながらも勢いのある演奏やパフォーマンスと力強い歌声が魅力的なyonige。

4月19日に5曲入りEP盤「Neyagawa City Pop」をリリースする。

オフィシャルサイト

Power Push! Interview


ポップだけどセンチメンタル、今風のおしゃれな女の子だけどどこか影がある、牛丸ありさ(Vo&Gt)とごっきん(Ba)によるガールズバンド・yonige。切ない感情を繊細に、クールに歌い上げる女が惚れる女たち。バンドの結成秘話や、新作E.P、彼女たちの地元である大阪府寝屋川についてなど、たっぷり聞かせてもらいました。

Text_加藤蛍 Photo_依田純子

―yonigeの『さよならプリズナー』が4月期のPOWER PUSH!に選出されたことを聞いたときの感想を教えてください。

牛丸ありさ:POWER PUSH!の存在は知っていたし、よく見ていたので、うちらもジャケット写真のケーキが食べれるんだー!って。
ごっきん:テンション上がりましたね。だって自分たちの関わるものがそのままケーキになることってないじゃないですか。すごくうれしくて最高ですね。

―そんなに喜んでいただけると制作する甲斐があります…! ちなみにケーキ以外の感想があれば(笑)、ぜひ聞かせてください。

牛丸:スペシャを観ている人ならきっと何度も目にしてくれる機会がありそうなので、うちらのことを知らなかった人にも曲を聴いてもらえるだろうし。
ごっきん:リピートで何度も流れるので、たとえ一度見逃したとしても、POWER PUSH!されている最中であれば何度もチャンスがあるわけですからね。否が応にも目に入る、耳に入る状態ということで。ありがたいことです。

―『さよならプリズナー』のミュージックビデオについても聞かせてください。牛丸さん、ごっきんさんのホームタウンである寝屋川を舞台に撮影されたそうですが、それはお二人のリクエストだったんですか?

牛丸:監督にお任せした結果です。これまでも『かたつむりになりたい』のMVなどでは私が色々と提案させてもらったりしていたのですが、今回は監督がユニークな感性を持っている方だったのであえて丸投げでお願いしてみたんです。そもそもは私がこのE.Pに『Neyagawa City Pop』というタイトルを付けてしまったからだと思うんですけど、いつの間にか寝屋川で撮影することになっていて。
ごっきん:順番的には、まず最初に『Neyagawa City Pop』のジャケットを寝屋川で撮ることになったんです。で、そのあとにアーティスト写真、で、最後がミュージックビデオの順番で、回を追うごとに東京にいるプロフェッショナルな大人たちがどんどん寝屋川に舞い降りてきていて。すごく不思議な感覚でした。

―ミュージックビデオに映っている場所は、どこもお二人にとって思い入れがあるとお伺いしました。

牛丸:監督に私とごっきんの思い出の場所やよく行っていたところを聞かれて、ごっつい機材を持った監督と一緒にお世辞にも華やかとは言えない寝屋川の街を歩き回って撮影しました。
ごっきん:それぞれ色んな出来事があった場所ばかりですけど、私が特に思い入れがあるのは演奏シーンを撮った寝屋川VINTAGEというライブハウス。あそこは私が人生で初めて足を踏み入れたライブハウスで、何度もステージに立っていて。
牛丸:私は、部屋のシーンかな。あれ、実家の私の部屋なんですよ。しかも母が仕事に行っている間に撮影して内緒にしていたから、完成したMVを観て『これ、うちじゃない?』って。
ごっきん:まさか言ってないとは思ってなかったわー! 怒られなかった?
牛丸:全然。わろた、みたいな感じだった。
ごっきん:寛容な母やな。あれ、監督から部屋のシーンを撮りたいっていうリクエストがあって、私と牛丸の実家の部屋をそれぞれ写真で送ったんですよ。で、その結果うちの部屋は落選したという。

―水面下でオーディションがあったんですね。他にも色んなシーンがありましたね。

ごっきん:よく使っていた駅が映っていたのはグッときましたね。昔はもっとさびれていて、あまり美味しくない寿司屋があったり、そういうちょっとした思い出があったんですけど、今はもう全部なくなってきれいになっていて。ジャケットもその駅で撮ったんです。

―あのイイ雰囲気のコインランドリーも?

ごっきん:唯一あそこだけはたまたま入った場所です。撮影しながら歩いていたら急に見つけて、やばい場所があったーって。それ以外は全部何かしらのエピソードがあります。
牛丸:そういう場所で男物のスニーカーを蹴ったり、バットで殴ったりな。
ごっきん:そうそう(笑)。撮影プロットに『男物の靴をバットで殴る』という一文を発見したときは、まじかーと思いましたけど。

―すごくインパクトのある絵ですよね(笑)。ところで、寝屋川ってどんな街なんですか?

ごっきん:老人とヤンキーが多くて、ギラギラしている感じはないですね。当時は音楽やっている同年代もいなかったですし。あとはFUJIWARAのフジモンさんが小中高と同じ学校の先輩だったり、他にもPUFFYの由美さんとかも寝屋川出身で。
牛丸:ピースの又吉さんとかね。
ごっきん:あと、絢香さんも寝屋川VINTAGEに出ていたみたいです。そう考えると、芸能界で寝屋川出身の人けっこうおるなあ。

―他にもDREAMS COME TRUEの中村正人さんや、俳優の杉浦太陽さんなども寝屋川出身だそうですね。お二人は、どんな風に出会ったんですか?

牛丸:私は中学1年のときにギターを買ったんですけど、部活には入らず、違う学校の子と集まって、安いスタジオに入ってチャットモンチーのコピーバンドをしたりしていました。親戚にギターを弾けるおじさんがいたのでちょっとだけ教えてもらったけど、あとは独学で覚えて。高校に入ってからは学校内で一つと、それとは別に先輩たちと一緒にバンドを組んでいて。卒業したらバイトをしながらそのバンド一本で行こうって決めた矢先に、私の遅刻癖が原因でクビを言い渡されまして。そこから、それまで一切してこなかった作詞作曲もするようになったという感じで。
ごっきん:私は高校の軽音部で先輩や同級生4人でガールズバンドを組んでいて。寝屋川VINTAGEにもたくさん出て、チャットモンチー、GO!GO!7188、ONE OK ROCKとか、そのときに先輩が持ってきた曲をジャンルレスでやっていました。牛丸に出会ったのも高校のときで、学校は別だったんですけど、同い年でバンドをやっているハーフの女がいる、と。しかもかわいいって聞いていていて、どないやねんって思っていたら、実際会って『うわー、足ながっ!』って。

―そんなに大きくない街でバンド人口も低かったら、お互いの情報が入ってきそうですもんね。牛丸さんもごっきんさんのことは知っていたりしたんですか?

牛丸:共通の知り合いがいて、その人がごっきんのことをすごい褒めるんですよ。やべー女がいる、手がクリームパンみたいなんだぞって。
ごっきん:もっとあったやろ。
牛丸:そんなやばいヤツそうそうおらんやろって思ってたんですけど、会って話してみたら、想像の上を行っていて。こういう女の人おるんやーって。
ごっきん:何か大きいきっかけがあったわけじゃなくて、ぬるっとした感じで関係が始まったよな。
牛丸:うん、覚えてないけど、当時はごっきんの家に集まって鍋ばかりしていて。定期的に集まるうちに仲良くなって言った感じです。
ごっきん:で、高校を卒業したタイミングで牛丸がバンドをクビになり、うちもやっていたバンドが解散したところだったから、なんとなく一緒にやろうかということになって。当時はもう1人メンバーがいたので3ピースで、『万引きシャンプー』という名前でチャットモンチーのコピーバンドをやってました。で、何度かそのコピーバンドでライブをした後に、牛丸が本格的に曲を作るようになったからバンド名を考えようってことで3人で目をつぶってiPhoneのキーボードを1人ずつ押して出たアルファベットがYとNとG。そこから単語を探して出てきたのがyonigeだったんです。最初はさすがにやばすぎるからってことで保留にしたんですけど、やっぱり最終的にはyonigeがいいなと。
牛丸:漢字でもいいかなって思ったんだけど、『夜逃げ』だと怖いから、かわいく見えるようにアルファベット小文字でyonigeに。
ごっきん:つけたばかりの頃はバンド名のイメージでゴリゴリのラウドロック好きのおじさんがやっているバンドだと思われて、若い女子なんだということに驚かれたりもしていました。

—たしかに、語感だけだとハードコアなイメージがありますね。バンドとしてはどんな音楽を表現していきたいなと思っていますか?

牛丸:歌詞や曲を書くときは、こういう曲をみんなに聴いてほしい、こんな風に届けたい、という気持ちではなく、自分に起きた出来事をただ日記みたいに書いて、それを歌にして、ライブで吐き出すことの繰り返しなんです。自己満足なのかなと思うこともあるけど、それでここまで活動してきていて。私の身の回りで起きたことだけど、意外と共感してくれる人が多いんだなということがだんだんわかってきました。

—どういうときに歌詞を書くことが多いんですか?

牛丸:ムカついたときに書きます。なので、明るい曲がほとんどないんです。でもそういう暗さや怒り、ムカつきなどの負の感情にも種類があって、1stの頃は私自身めちゃくちゃ必死に恋愛をしていたんです。好きすぎてどうしよう、みたいな気持ちをぶつけながら歌っていた。でも今の私はめっちゃ冷静なんです。客観性を持つようになったというか、必死になることがなくなって、落ち着いた感じ。でも良い意味で余裕が出来たとかではなく、虚しさに包まれていて。

—たしかに、今回のE.Pに収録されている中にも根っからハッピーみたいな楽曲はないかもしれません。

牛丸:うれしいとか、ハッピーな感情だけで曲を書いたことがないんです。うれしいことがあっても、どこかで不幸が起こることを待っている自分がいたりもします。どちらかといえば悲しいことや、負の感情がやる気を引き出してくれるタイプなので、幸せすぎても不安になっちゃうのかもしれないですし。マイナスの方に捉えていた方が、これから上がっていけばいいだけって考えられるから。

—幸せになったら創作意欲が湧かなくなってしまうかもしれない、という不安などはありませんか?

牛丸:結局のところ、ずっとムカつくことを探しながら生きていくんだと思うんです。だから、100%幸せになることはないのかな、と。

—ごっきんさんは、牛丸さんの作った楽曲を聴いて今のバンドの方向性や牛丸さんの思いを感じたりすることが多いですか?

ごっきん:レコーディングへ行って、牛丸が歌詞とメロを入れて初めて楽曲の全体図が見えてくるんですけど、それで初めて、これはあんときのあの話やな、みたいに思ったり。あとはこういうインタビューで牛丸が話しているのを聞いて、そういうことやったんやな、って感じたりですね。

—そこで初めて答え合わせをする感じなんですね。yonigeは今年に入ってスペシャ列伝ツアーを回ったり、今後も大きな会場でライブをしたりすることも増えてくると思いますが、ライブに対する思いに変化はありますか?

牛丸:最近よく考えるんです。自分が高校生の頃に観たライブを思い出しても、わーっと盛り上がったライブよりも、観ていて圧倒されたときのことの方が心に残っているから。yonigeもそうありたいんです。
ごっきん:列伝ツアーに参加させてもらったことで、根っこの部分は変わらないけど、良い意味で刺激を受けたところは大いにあって。自分はここに絶対におらなあかんし、一番かっこいいと思うものも変わらないけど、考え方や捉え方が少し柔軟になった気がします。変に盲信していた部分が柔らかくなったような。
牛丸:4バンドで9箇所を回ったんですけど、お互いがライバルという感覚はなくて、まさに自分との勝負という感じでした。前はただがむしゃらにオラーッって気持ちでライブをしていて、それがかっこいと信じていたけど、自分たちの良さや見せ方をちゃんと理解して、どうすれば一番かっこよく見えるのか考えるようになりましたね。

—やっぱり、かわいいよりも、かっこいいって思われたいですか?

牛丸:女の子から、かっこいいって思われたいです。
ごっきん:女の子が歌ってる、女の子の歌なので、やっぱり女の子からの評価はうれしいですよね。同性に好きだと言ってもらえる女でありたいとはずっと思っています。

—これからのyonigeが目指すところは?

牛丸:明確な夢はないけど、ヨボヨボになるまで続けたいなとは思います。若いうちだから通用するのではなく、30代、40代と歳を重ねてもやっていけるガールズバンドでありたいです。

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【yonigeのルーツミュージック】

牛丸ありさ
チャットモンチー『耳鳴り』

小6のときに、音楽に詳しい友達に勧めてもらって聴いてみたのがきっかけ。そのあとにライブ映像を観たら、女の人だけでこんなことが出来るんだ!と衝撃を受けて、ガールズバンドのすごさを知りました。それで、中1のときにギターを始めたんです。当時の私がチャットのライブを観て大きく影響を受けたように、いつか私もそんな風な存在になれたら。

大島知起
GO!GO!7188『竜舌蘭』

私はそもそもギター志望で高校の軽音部に入ったけど、定員がいっぱいでベースをすることになったので、ギターに対しての怨念があったんです。でもGO!GO!を聴いたらベースでもかっこいいことができる、女子でもこんな風に音を鳴らせるんだということを教えてもらいました。かっこいい女子でありたいという気持ちは、GO!GO!から学んで今も持ち続けている思いです。

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